夢か現か 江の島灯籠
8月31日まで点灯
タウンニュース
ライトアップされた江島神社奥津宮の参道
大小さまざまな灯籠1千基が、夕暮れから夜の島内
をライトアップする人気イベント「江の島灯籠」が
8月31日(月)まで開かれている。
江ノ島電鉄や藤沢市観光協会、地元商店会等からな
る実行委員会の主催で2008年にスタート。18年
には、(社)夜景観光コンベンション・ビューローの
「日本夜景遺産」ライトアップ部門に選ばれている。
灯籠は、江の島に伝わる「天女と五頭龍」や湘南の
風景など、江の島にちなんだ和風のデザインが施さ
れている。江島神社では、辺津宮から奥津宮まで、
参道が幻想的にライトアップ。連日、家族連れや浴衣
姿のカップルらでにぎわい、女性グループは「どこを
撮っても写真映えする。SNSに投稿したい」と話した。
一部有料施設を除き、観覧無料。点灯時間は各日
午後6時から8時30分頃。荒天中止。
問い合わせは藤沢市観光センター
【電話】0466・22・4141へ。
戦後75年
平和願う鐘の音 重ねて
日米同時のプロジェクト
タウンニュース
平和への思いを込めて鐘を鳴らした
広島・長崎へ原爆が投下されてから今年で75年。
大磯町国際交流協会(春田奈緒美会長)は8月6日
と9日、姉妹都市の米国オハイオ州デイトン市の
国際姉妹都市協会と、原爆が投下された同日・同時
刻に日米で鐘を鳴らして平和を願うイベントを初め
て行った。
原爆が使用されるような悲惨な戦争を繰り返さな
いよう、人々が心を合わせて平和を願う「日米姉
妹都市『平和のベル』プロジェクト」。大磯では
毎年、姉妹都市と高校生の交換留学などの交流事
業を実施してきたが、今年は新型コロナウイルス
の影響で中止に。そんな中、デイトン市側から、
全米国際姉妹都市協会が企画するこのプロジェクト
に参加しようと提案があったという。
9日には会場の澤田美喜記念館に「さざれ石学生
英語ガイドボランティア」の小学生から大学生ま
で10人が集まった。同館が所蔵する、長崎の爆心
地から2Km離れた場所で発見されたマリア像の前
で春田会長がプロジェクトの趣旨や、戦争と原爆、
マリア像について語り「今でも多くの被爆者が後
遺症や差別で苦しんでいる。いま自分に何ができ
るかを一人ひとりが考え、戦争の被害にあった人
たちのために祈りながら鐘を鳴らしましょう」と
呼びかけた。長崎に原爆が落とされた午前11時2分
を迎えると、参加者は祈りを捧げながら順番に鐘を
鳴らした。一連の様子を撮影した動画はデイトン市
に送られ、フェイスブックに掲載された。また感染
予防で会場を分けたため、同時刻に大磯町の延台寺
でも国際交流協会のメンバーらが平和を願い鐘を鳴
らしている。
「歴史の授業だけでは学べないことを、身を持って
知る良い機会になった」と話す安江理彩子さん(18)
は2年前、交換留学生として姉妹都市にホームステ
イした経験がある。「ホストファミリーとは今でも
連絡を取り合っている。こうした事業を通じて、も
っと日米の交流が深まれば」と思いを語った。終わ
りに同館の西田恵子館長が「私たち一人ひとりが諍
いのない生活を送るように努め、それが大きくなれ
ば平和につながる。今日の経験と気持ちを忘れずに
過ごし、引き継いでいきましょう」と参加者に呼び
かけた。
キャッシュバック9月開始
飲食費など1人4千円以上で
タウンニュース
登録店舗が掲示するキャンペーンのポスター
秦野市内の登録店舗での飲食費等が、最大5万人に
キャッシュバックされる「顔晴(がんば)ろうはだ
のキャッシュバックキャンペーン」が9月1日(火)
から開始される。新型コロナウイルス感染症の感染
予防に配慮し、実施時期や参加条件を変更しての
実施となる。
同キャンペーンは、秦野市内の飲食サービスを提供
する登録店舗で1人あたり4000円以上の飲食等
を楽しむと、その場で1人につき1000円がキャッ
シュバックされるという事業。秦野市や秦野商工会
議所などが組織する「顔晴ろうはだのキャッシュバ
ックキャンペーン実行委員会」(佐野友保会長)は
8月7日に行われた実行委員会の中で、「新型コロ
ナウイルス感染症への感染予防に最大限配慮したう
えで、市内の消費者を応援すると共に、消費喚起を
支援していく必要がある」とし、同キャンペーンの
実施を決定した。
当初の予定では8月20日からのスタートを見込んで
いたほか、キャッシュバックの条件に人数制限を設
けていたが、社会情勢にあわせて条件などを見直し。
感染拡大防止に配慮した事業内容にしたほか、キャン
ペーンの登録店舗には神奈川県が行う「LINE
コロナお知らせシステム」への登録を義務付け、
感染症対策を徹底するように指導を行っている。
感染対策店舗で少人数から利用可
キャッシュバックキャンペーンには、市内外問わず
1人から参加が可能で、登録店舗で1人あたり税込
4000円以上の飲食等をした場合に適用される。
キャッシュバックは会計時に行われ、店舗から発行
される「領収証・申請書兼受領書」に署名することで、
対象者1人につき1000円のキャッシュバックが
受けられる。
例えば、家族3人で税込1万2000円の食事等を
した場合は、3人が還元対象となり3000円が
キャッシュバックされる。同実行委員会によると
「大人数ではなく3〜4人程度の少人数で、お店も
感染防止対策を万全にした状況で利用できるように
しました」と話す。
キャンペーンの事業費は5000万円で、5万人に
達し次第、終了となる。スタートは9月1日からで、
終了時期は11月頃を見込んでいるという。
キャンペーンの登録店舗は、店頭に掲示される
ポスターが目印。また、キャンペーンの詳細や
登録店舗の一覧は、地域情報サイト「レアリア」
内の特設ページhttps://rarea.events/summary/
hadano-nigiwai/cashbackで紹介されているほか、
タウンニュース秦野版8月28日号で掲載される予定。
問い合わせは同実行委員会(秦野商工会議所内)
【電話】0463・81・1355(平日午前9時〜
午後5時)。
特設ページはここからアクセス
弘法山の麓を憩いの場に
有志ら10人が除草作業
タウンニュース
10人の有志が3日間かけて除草作業を行った
弘法山を市民やハイカーなど観光客の憩いの場に
しようと、8月6日から8日までの3日間、土地
の管理を行う鈴木俊司さんとNPO法人秦野にぎ
わい創造まちづくり(久保寺邦夫理事長)、名古木・
近隣住民有志10人が除草作業を行った。
場所は弘法山の麓にある「めん羊の里」。これまで
オーナーの鈴木さんが約8000平方メートルの
土地で羊の放牧を行っていたが、昨年に放牧を終了。
しかし秦野市内が一望でき、丹沢山麓や富士山を望
むロケーションを今後もいかしていきたいと、鈴木
さんが所属する同NPO法人に相談したところ「一緒
にまちの活性化につながる使い方を考えよう」と、
まずは有志で土地の整備を行うことになった。
この3日間は、弘法山公園第1駐車場から見える範囲
にある斜面の除草作業を中心に実施。炎天下のなか、
草刈り機で手分けして夏場で生長の勢いを増した雑草
を刈っていった。鈴木さんは「『秦野遺産・弘法山』
として、この景色をいかして、秦野の良さを市内外の
人に知ってもらいたい。将来的には一般開放して、
自由に使ってもらえる広場にできれば」と話す。同
NPO法人や有志と共に、今後も整備を進め、新た
な観光スポットをめざすという。
5万点の「鳥グッズ」が集合 京急百貨店で
アートフェスタ
8/24(月) カナロコ
約5万点の鳥グッズを集めたイベント「小鳥の
アートフェスタin横浜」
京急百貨店(横浜市港南区)は26日から9月1日
まで、「小鳥のアートフェスタin横浜」を開催する。
【写真・動画】インスタ映え?ピンクに染まる
フラミンゴ 野毛山動物園
「鳥好き用ラーメン」(全3種、各275円)や
アイスなどの食品や、在宅時間を楽しめる「ショー
トエプロン(セキセイ)」(2420円)やアート
作家の作品など約5万点の鳥グッズを集めたという。
また8回目となる今回は「鳥飼育グッズ物販コーナー」
を設け、飼育用品や健康フード、ペットのための防災
用品も販売する。
問い合わせは、同店電話045(848)1111。
米軍基地関係県市連絡協 横須賀市が退会
地位協定巡り温度差
8/24(月) カナロコ
県市協の対応について話す
上地克明横須賀市長
米軍基地に関係する神奈川県内9市と県で構成し
ていた「県基地関係県市連絡協議会」(県市協、
会長・黒岩祐治知事)を巡り、横須賀市が日米
地位協定に対する姿勢の違いなどを理由に退会し
ていたことが24日、明らかになった。基地返還
以外の理由で自治体が退会した例はないという。
自治体間で連携して基地問題の解決に取り組んで
きただけに、原子力空母を配備する米海軍横須賀
基地を抱える同市の退会は県内基地行政に大きな
影響を及ぼしそうだ。
県などによると、同市は7月31日付で退会を県
に伝えた。県市協の議決や承認は必要ないため、
既に退会扱いとなり、近く県市協が国に提出する
要望書にも横須賀市の署名はないという。
退会の大きな理由は、日米地位協定を巡る県の姿勢
との違い。県市協では例年、改定を要望しているが、
同市は改定までは求めず、運用改善で十分との立場だ。
「地位協定の枠組みの中で、現場は現実的な対応を
しなければならない。例えば今、現場が新型コロナ
ウイルスの対応に懸命に取り組んでいる状況で、地位
協定の改定を要望するのはその枠組みを否定するもの」
と主張している。
黒岩祐治知事は24日、同市内で取材に応じ、「(退会
は)とても残念。われわれは日米地位協定の改定が必要
だとずっと思っている。地位協定の問題だけで全て別の
道を歩むということではなく、今後も横須賀市と連携し
ていきたい」と語った。
県市協は、米軍基地に関係する自治体が密接に連携し
相互に協力して問題解決を図ることを目的に、19
64年に結成した。横須賀市が退会したことで現在は
県と横浜、相模原、藤沢、逗子、大和、海老名、座間、
綾瀬の8市が加盟。国に対する要望活動のほか、担当
者による研修など基地対策推進のための調査研究も行
っている。
東京パラ開幕1年前 都内各所がパラリンピック
カラーにライトアップ
8/24(月) スポニチアネックス
<東京パラリンピック1年前>
3色にライトアップされたスカイツリー
東京パラリンピック開幕1年前を迎えた24日、東京都
内では開催に向けて気運を高めるイベントが各所で行
われた。東京スカイツリーでは午後8時から、パラリン
ピックのシンボルカラーである赤、青、緑で特別に
ライトアップを実施。レーザーマッピングには「東京
2020パラリンピックまで、あと1年!」の文字が躍った。
他にも、東京体育館、有明アリーナ、東京アクアティ
クスセンターなど都内6施設が3色に彩られた。
東京都庁では、パラスポーツの魅力を伝えるパネル展
が開催されている。競技中の様子を人気漫画家が描き
下ろした等身大パネルや、写真家の蜷川実花さんらが
撮影した写真パネルなどが設置された。写真は9月7日
まで、漫画パネルは来年3月まで展示される。
同日、日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長(77)
と河合純一委員長(45)がアスリートに向けてエール
を送った。新型コロナにより活動を制限された選手た
ちに寄り添い、鳥原会長は「コロナ禍をプラスに転じ
る強い意志を持って、日本代表選手団の総合力の向上
やパラ・スポーツファンの広がりなどに努め、1年延期
の価値を示せるような素晴らしい大会を目指したいと
思います」とコメント。河合委員長は「1年後希望の
炎は国立競技場にともされ、共生社会の象徴であり、
人間の可能性の祭典である東京パラリンピックが世界
的な困難を克服した証として開催できることを信じ、
一歩ずつ進んでいきましょう」と呼びかけた。