以前にも書いたが、よねは一浪している。その原因は英語。
何しろセンター試験で「全国平均点」を下回ったのだから酷いものだ。
よねは「予備校」に通ったが、センター試験全体点数が良かったので、
(594点 / 800満点、75%。ちなみに英語は123点 / 200点満点)
「特待生」として13万円で、全日コースに通えた。
予備校の授業は一日7コマだが、週4コマだけとることにした。
そのうちの一つが「英語長文精講」である。
理由は「よねの高校の元教師」が講師だから。
彼に現役時に教わってなかったが、評判の高い先生だった。
この授業だが週一回、1コマに600字クラスの長文を一つ行う。
A4サイズ、1ページ分である。
よねは大学ノートを用意した。
テキストを66%コピーして、ノート見開き2ページの左ページ上に張る。
予習は、「辞書だけを用いて全訳を書く。」
そして、授業。
先生は全訳してくれるので、
自分の訳文のどこが間違っていたか添削した。
間違っていたのは、単語?熟語?構文?文法?と思いながら。
そして解説を「一言一句もらさず」右ページに書き込んでいく。
左ページの本文には「脚注」だけをつける。
まあ、最初はつらかった。予習は2時間以上かかるし、
訳文は「何もかもが」間違っているし。
そんなことは分かっていた。
メインは復習においていた。
翌日から朝一でこのノートを見直す。
本文をみると、脚注があるので、右ページを見ずに思い出せるか?
思い出せない。また次の日も、次の日も。
3週間の間、週5日。一つの長文あたり朝15分、ノートを読んだ。
翌週からは、文は2個、3週めは3個。
よねが何を意図していたか。お分かりだろう。
【読書百辺、意、自ずから通ず。】
よねの思考回路。
中学の英語はどう覚えたのだろうか?
「単語」-「熟語」-「文法」-「構文」-「読解」の順番と思っていたが、
「教科書の文」から入っていなかっただろうか?
「教科書の文を読みながら、単語、文法を覚えて」いなかった?
予習時になぜ、文法書を開かなかったか?
自分の「馬鹿さ加減」を授業の場で再認識したかったのだろう。
その方が授業を受けるとき、「緊張感」が出ると思った。
さて、最初2時間かかっていた予習だが、
7週目の一学期が終わる時は、30分以下となった。
これで偏差値が現役時より20も上がって、よねには自信となった。
大学に入ってから、受験評論家、和田秀樹氏の著書で、
自分の「読解から入る英語は正しかった」と確認できたときは、
本当に嬉しかった。
なぜ最初のころ予習に2時間もかかっていたのだろうか?
その答えは【レベル】にあった。
この7個のうちの1個が、【早稲田】に出題された事を知ったときは、
本当に驚いた。あれは「2次試験レベル」だったのだ。
どうりで難しいと思った。
和田氏は「段階を踏んで」行うことを薦めている。
当然である。
さて、ここまで読んだ人は「何か」が足りないと思ったでしょう。
答えは2,3日後に。
単語や文法など「受験英語」に出てくる用語ではありません。
最新の画像[もっと見る]
- 早慶高入試がブルーオーシャン 2 その1 2年前
- スマイルゼミを用いた 「下剋上受験」 2年前
- 在宅死亡者の統計をとっていなかった韓国 2年前
- ジョンズ・ホプキンス大は「ネトウヨ」ニダ! 2年前
- パクサンヨン!? 3年前
- ついに、ワクチン枯渇か? 3年前
- 早慶付属高受験が、「ブルーオーシャン」 3年前
- 新型コロナ 外国籍が増えている?? 4年前
- 何の冗談ですか? 8年前
- オールスター出場記念 8年前
また何か見落としているかな。
・教師の「質」を選ぶ
・間違いを洗い出す
・復習で間違ったところを反復する
・中学にまで戻った勉強法(正しい勉強法の再認識)
が含まれているので、過去エントリを見直してみると残っているのはアレとアレでないかと(^^;)
中学みたいに無理しないで淡々とという話では
ありません。「脳に汗をかく」状況です。