全国学力テストの結果は、
国語A 算数・数学A 70%
国語B 算数・数学B 50% が大まかな数字です。
A問題-90%
B問題-70% これがよねの考える合格ラインです。
秋田が全国一とか、大阪が2年続けて悪いとか、
県内の市町村と比べてどうか、とか
そんな競争はどうでもよろしい。
一体、何と戦っているのでしょうか?
全国的に基礎力が低下しているのが問題で、
どう基礎力をあげるか、が問題なんです。
調査結果についてはウェブ上で公表されています。
この中から、3.調査概況【中学校】のページ
4.教科に関する調査の各問題の分析結果と課題
これが大事なのです。
学習指導要領の各事項をもとに問題は作られています。
例えばですね。
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中学数学 A □2文字式の計算とその利用
設問5
下のア~エの中に、3a+4bという式で表されるものがあります。
それをひとつ選びなさい。
ア 1辺a cmの正三角形と1辺 b cmの正方形を、それぞれ針金で
1個づつ作った時の針金全体の長さ (cm)
イ 3人がa円づつ出しあったお金で、b円のりんご4個を買ったときの
残った金額 (円)
ウ 3gの袋にagのものを入れ、4gの袋にbgのものを入れたときの
全体の重さ(g)
エ 3分間にaℓの割合で水が出る蛇口と、4分間にbℓの割合で水が出る
蛇口から、水を同時に1分間出したときの水の量(ℓ)
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この問題について、
・趣旨-文字式の意味を具体的な事象と関連付け、よみとることができる。
・学習指導要領における領域・内容
(略)
・回答類型
ア 32.7% (正答)
イ 13.7%
ウ 36.4%
エ 16.3%
・分析結果と課題(略)
・学習指導に当たって(略)
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各問題について、分析と指導の方針まで、示してくれています。
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なぜ、これを利用しないのでしょうか?
1.中学1年、2年の授業への取り入れ。
2.中学2年の最後に、学力テストの前年度や過去問を行って、
過去の穴の確認と、各自で復習。
この2つを行うことで、成績は伸びますよ。
大阪が秋田を逆転するのは簡単だ、といったのは、このためです。
テストをやって、課題を分析してもらって、弱点を示してもらったの
だから、その弱点を埋めるのが、普通じゃないかい?
やれ競争は正しいとかダメだというマスコミ。
せっかくの分析結果を日常の学習指導にいかしていない教師。
どちらもダメダメですね。
国語はお母ちゃんに任せるとして、父ちゃんは算数に注力するかな?(^^;)
国語は「お母さんの教える国語」+出口の国語
算数は、近くに紹介します。
やらせれば、中2の半ばまで、「苦手」は
ありえません。