2017-0920-yts1876
短歌写真1876 浮世にも
浮世にもあらず魔界かいつの間に
魑魅魍魎の騒がしきかな 悠山人
○短歌写真、詠む。
○開店一番客。清潔な店内。まもなく満席の人びとの顔を想像し、国内外の大小悪魔の急増を憂う。
□短写1876 うきよにも あらずまかいか いつのまに
ちみまうりゃうの さわがしきかな
【写真】きのう、ＫｔＫ。
memo-WSM:(Gy) 「THE CORRUPTOR」。1999、米、１時間５０分。日語（字幕も）題「NYPD15分署」。ＮＹＣの中華街を担当する市警１５分署（日語題）。地区のマフィアと馴合いながら、中国系米警官が担当していた。しかし配置換えで、若い新人の白人刑事が、正義感を発揮させようとして・・・。中華街と警官のリアルな雰囲気が勉強になる。
2017-0919-yim2430
image2430 富士山-台風一過
title: MtFuji-nochnichtSchnee
note: 超大型台風が過ぎて、富士山を遠望に行く。山頂付近に降雪の気配なし。きのう、赤坂公園。
memo-WSM:(Gy) 「COP OUT」。2010、米、１時間５０分弱。日語（吹替も）「コップ・アウト 【吹替版】」。ＮＹ市警の刑事コンビ（主役１、２）。主役１の愛娘の結婚式の費用を出そうと、大事な野球カードを手放すことに。しかし盗まれて、取り戻すために主役２の力を借りるのだが・・・。主役１がＢ・ウィリスというので見たけれど、全くの期待外れで、最低コンビ。阿保演技過剰で気分が悪くなる。
2017-0918-yts1875
短歌写真1875 降れるのは
降れるのは雨雪星の世ありしを
ただ懐しく思はるるなり
○短歌写真、詠む。
○異様な天候が続く。このごろは、空を見上げるのも怖い。降ってくるものは雨や雪や星だけだった時代は、遠い過去へ行ってしまった。（文法注意）
□短写1875 ふれるのは あめゆきほしの よありしを
ただなつかしく おもはるるなり
【写真】きのう、ヨナＫｋ。２枚手動合成。
memo-WSM:(Gy) 「THIRD PERSON」。2013、英・米ほか（英語ほか）、２時間１０分。日語（字幕も）題「サード・パーソン」。紐育・巴里・羅馬を舞台に、３組男女を中心に展開する、いわば三都物語。擬オムニバス映画は、暇のある人向き。
2017-0917-yhs1581
俳句写真1581 薮蘭の
薮蘭の花さびしかり秋迎ふ 悠山人
○俳句写真、詠む。
○毎年、猫額庭を賑わわせてくれる薮蘭。ことしは寂しい限り。リリオペ、サマー・ムスカリ、リリオペ・ムスカリ。
□俳写1581 やぶらんの はなさびしかり あきむかふ
【写真】先日、自宅。
2017-0916-yhs1580
俳句写真1580 紫に
紫にひとつふたつと沙参咲き 悠山人
○俳句写真、詠む。
○長月も半ばだというのに、沙参（しゃじん）がちらほら咲いている。
□俳写1580 むらさきに ひとつふたつと しゃじんさく
【写真】きのう、自宅。
2017-0915-yim2429
image2429 文学館の風景
title: scenaryofamuseum
note: 書店の減衰など活字離れに歯止めがかからない。若年層はスマホ＆漫画、紙媒体は中高年。先日、山梨県立文学館。
memo-WSM:(Gy) 「HUNT TO KILL」。2010、加、１時間４０分弱。日語（字幕も）「スティーヴ・オースティン ザ・ハンティング」。国境警備隊の男（主役）、親友の相棒を４年前に殺されてから、すっかり頑なな性格になった。ある日、娘を保護しているとの保安官からの呼び出し電話。急いで駆けつけると、事務所は凶悪な強盗団に乗っ取られ・・・。深い森林を案内させられるが、ひとりずつ殺していく、という話。
2017-0914-yim2428
image2428 しばし静寂
title: calmnessinawhile
note: 美術館は、企画が勝負。観客の多寡が結果。先日、山梨県立美術館。
memo-WSM:(Gy) 「STEALTH」。2005、米、２時間。日語（吹替も）題「ステルス【吹替版】」。最新鋭の戦闘機は、操縦士なしの全自動。時期尚早の声を押し切って、試験飛行。・・・のつもりが、コンピュータ・プログラムの設定が、自己学習になっていて、しだいに人間の命令を聞かなくなって・・・。近未来の危険性を示唆してくれる作品。
2017-0913-yim2427
image2427 太鼓でユネスコへ
title: Relions_l'esprit_de_paix
note: 消費者まつりという催しへ出かけたら、入口の左側で和太鼓演奏をしていた。幟に「つなごう平和の心 民間ユネスコ運動の日 7/19」と書いてあった。この若者たち、話を聞いていたら、かなり前から海外各地で活動をしているらしい。先日、赤沼会館。
memo-WSM:(Gy) 「REMEMBER ME」。2010、米、１時間５０分。日語（字幕も）題「リメンバ－・ミ－」。私としては偶然にではあるけれど、９月１１日にもうひとつ観たのは、またもこの”9/11”の話であった。大好きな兄の自殺で心を閉ざしてしまった青年（主役）。大会社を経営する父とは衝突ばかり。わずかに歳の離れた妹の優しさに救われる。主役をめぐるさまざまな人間関係は、やがて悲劇的な大事件へ収斂していく。やりきれなさ。
2017-0912-yts1874
短歌写真1874 さながらに
さながらに生けるがごとく佇立せる
造花のすがた此もし美し 悠山人
○短歌写真、詠む。
○少し離れた席から見ていたが、生花とばかり思って撮影したら、造花であった。
¶此（こ）もし＝これもまた。
¶美（うつく）し＝このばあい、「うるはし」訓を採らない。
□短写1874 さながらに いけるがごとく ちょりつせる
ざうくゎのすがた こもしうつくし
【写真】先日、江戸屋。
memo-WSM:(Gy) 「EXTREMELY LOUD & INCREDIBLY CLOSE」。2011、米、２時間強。日語（吹替も）題「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い【吹替版】」。9/11 事件の日、少年（主役）は父を亡くした。２年後、９歳になって、父が残した謎の”鍵”の相手探しの旅に出る。父の死を受け入れられず、母も自分を理解してくれない、と思い込んだ少年の目が、やがて少しずつ真相へ迫る。父役はＴ・ハンクス、母役はサンドラ・Ｂ。9月11日に鑑賞。
先日の「和歌刻書土器」記事の補遺。
01 「土器」の公表は、2017年08月25日、和歌一首仮名刻書としては日本初と。
02 古代史しんぽじうむ「和歌刻書土器の発見」は、09月03日、甲州市で開かれた（出席）。
03 写真上は、９月３日、展示実物を私が撮影したもの。下は甲州市文化財調査報告書第２５集（発行日なし）所収のもの。
04 刻書和歌（写真上）は、変体仮名（草仮名）５行書きで、「われにより おもひくるらむ しけいとの あはすやみなは ふくるはかりそ」（一案）と解読された。
05 さらに原形漢字（写真下）は、「和礼尓与利 於毛比久留良無 之計以止能 安波数也見奈波 不久留波可利所」（一案）と比定された。
06 これらから、漢字仮名混交体では、「我により 思ひ暮るらむ 絓糸の 逢はず止みなば 更くるばかりぞ」（一案）とされる。
07 推定和歌一首は、従来のどの文書・歌集にも見当たらない。
08 課題としては、中央・地方の和歌文化の関係、墨書・刻書の関係、欠損１字・未定１字の解明、甲斐国府の所在地、発掘地（ケカチ遺跡）の位置づけ、などがある。
09 なお当日説明されなかった「ケカチ」は、電網調べでは、「飢渇」が対応漢字として現存する。
memo-WSM:(mru) 「Жмурки」。2005、露、１時間４０分強。大学での講義、女教授がソ連の成立と混乱を思い出せ、そこからロシアが学び取るのは社会経済の確立ではないか、と。場面転換、死体満室のモルグで注射器を持つ男が、猿轡の男から情報を得ようとしている。そのとき覆面３人男が乱入してきて・・・猿轡男と注射器男を殺して覆面を取ったら、警官。という（ことらしい）ブラック・コメディ。原題直訳は「盲人のバフ」。
