万葉擬歌1411かぎりなき
【歌】かぎりなき幸ひびとは黒髪の 白くなりても偕老の妻 悠山人 万葉擬歌一四一一
【訓】かぎりなき さきはひびとは くろかみの しろくなりても かいらうのつま
【釈】どんなに幸せな人だろうか、黒髪が白髪になるまで妻と一緒とは。
【注】早世した妻を悲しみ、偕老同穴の友を羨む、という挽歌。前記連作の最後。
万葉短歌1411 幸はひの1280
幸はひのいかなる人か黒髪の 白くなるまで妹が声を聞く 作者未詳 万葉短歌一四一一
さきはひのいかなるひとかくろかみの しろくなるまでいもがこゑをきく
[別ブログ「万葉短歌-悠山人編」2014年06月29日条参照。http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20140630]