餃子を食べ終えて、私たちは福山から参加されたSさんの車で、いよいよ「しまなみ海道」に入りました。
今治から瀬戸内海のいくつもの島をつないだ橋を渡って行くことになります。
大山祇(おおやまずみ)神社は今治市大三島町にある神社で、全国にある山祇神社の総本山です。創建は推古天皇(594年)と言われています。国宝や重要文化財の指定を受けた日本の甲冑の約4割が、この神社に集まっているそうです。
「一生に一度の願いは三年続けてお参りすれば、どんな願いもかなえてくれる野沢の山の神様」として古くから信仰の対象となっていました。私もお参りしたのですが、三年は続けられそうにありません・・・
こんもりとした木々に囲まれた静かな場所でしたが、その中に根回り120㎝もの楠の巨木がありました。樹齢3000年という「おちのみこと御手植え」の楠の木で、天然記念物に指定されていました。かなり腐朽が進んでいるようです。
山の神、海の神、戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた神社で、日本の有名なお酒の樽が並んでいました。
神社内の紫陽殿と国宝館に入ってみました。入館料が1000円と高いのですが、それだけの価値はありました。源氏、平氏などの多くの武将の武具が奉納されており、源頼朝や義経の鎧もありました。国宝8件、重要文化財76件が公開されているとのことでした。