知床からニセコに戻ると、我が家の周辺は急に紅葉が目立ち始めて、今一番美しい時期に入っています。
イタヤカエデ゛もナナカマド、カエデもとてもきれいです。
数日前。私が受けている押し花の先生から「ニセコは今紅葉がきれいでしょう？山葡萄や漆などのきれいな葉があったら押し花にして欲しい」と、頼まれましたので、まずは山葡萄がある場所に車で出かけてみました。
山葡萄の葉はなかなか綺麗な形のものがありませんでしたが、なんとか集めることができました。
ところが木に山葡萄がぶらさがっているとどうしてもそちらへも目が向き、「山葡萄目」になって採ってしまいます。おかげで山葡萄ジュースくらいはできそうです。
さらに別の場所に移って今度は「きのこ目」になって「ラクヨウ茸」を見つけました。少し足を延ばしただけで山の幸に出会うことができます(#^.^#)。
サロマ湖を後にして、「大雪の旭岳」ロープウエイ」を目指して出発しました。
３時間以上かかって、到着したのが1時過ぎ。旭岳ロープウエイは往復2900円と高いのですが、それだけの見事な見晴らしが待っていました。残念ながら紅葉はすでに終わっていて、木々は白骨化していましたが、9分で標高1400ｍの姿見駅に到着しました。
姿見駅からの散策コースが幾つかある中で、私達は姿見池まで行きたくて1時間のコースを選んで登り始めました。寒いと思ってたくさん着こんでいましたが、風も無くて太陽も照っていたためか、途中で防寒服を脱いでしまいました。25分ほどで姿見池に到着。目の前に北海道最高峰の旭岳（2291ｍ）が雪を被った冬の装いで見えていました。
ここにも10年ほど前に来たことがありますが、噴煙は4個以上の噴気孔から勢いよく吹き出して、池の中にくっきりと映り込んでいました。
ぐるっと展望台に向かって廻り込んで歩くと、森林限界のハイマツの向こうに旭岳が見えていました。
第3展望台あたりから、鏡池、夫婦池、満月沼などが点在しており、これは鏡池に映り込んだ旭岳です。紅葉シーズンには遅れてしまいましたが、天気にも恵まれて良い景色を見ることができました。
3時半頃、明るいうちに紅葉を前景に旭岳を撮りたいと先を急ぎ、途中のダムが見える場所で最後の撮影をして旭川へ向かいました。夕方、大雪連山の上に上った白い月を見ながら、帰りを急ぎます。
途中、珍しい光景が・・・「彩雲」です。何か良いことがありそうな・・・・
旭川から高速に乗り、途中のサービスエリアでやっと食事にありつけて、家に着いたのが9時10分。長いドライブ旅行が無事に終了しました。道中ずっと夫が一人で運転していましたので、さすがに疲れたようです。御苦労さまでした！
