今日が終わる前に、このブログを書き終えられるだろうか?
さて、時期遅れで母がお土産でポインセチアを先日買って
帰ってくれました^^
クリスマスになると欲しくなる、クリスマスローズもGETし、
ここのところは、植物を手に入れる事が多かったので、新年早々
2日から事務所の植物植え替えに励んだのでした。
さて、そんなポインセチア。
この赤を見ていると鮮やかって美しいものだと改めて思います。
最近こんな鮮やかな色を目にするのは、こうした植物でしか見る事
ができないような気がします。
身の回りのものの殆どが、最近は無難な色が好まれているように
感じませんか?
はっきりとした色って、気付かなかったけど、すごくパワーがあります。
つい目につき、その度に元気になれる気がします。
こうした赤は使われていませんでしたが、建築にもこんなハッとする
ような色を使った建築家がいました。
有名すぎて、あえて言うのも憚られる気がしますが。
”ルイス・バラガン”
そのバラガン氏のイメージを深く印象づけるのはやはり「バラガン自邸」
です。
(私も本でしか見たことないので以下勝手な解釈ですが)
と言いつつ、バラガン氏のすごさはカラーセンスだけではありません。
あれだけ見る度に圧倒される色を使用しながら、静寂を表現できる人は
いないのではないかと思います。
彼は信仰心が篤く、自邸のそこかしこに「祈り」の空気を漂わせ、
光を神々しく、水を源として感じる感性がそのまま建築に生かされてい
ます。
豪邸でありながら、一つ一つの部屋を居心地の良さ、まさに「HOME」
として利用する事に重点をおく力のある建築家であるとも思います。
又その頃多くの建築家が熱中したであろうガラスというアイテムを
これでもかと使うという方向とは全く逆で、影の中から光を仰ぐ美しさを
完璧に表現しています。
・・・
熱くなってしまいました。
見た事のない方は、ぜひご覧下さい。本でもインターネットでもいくらでも
見つかると思います。
初めて見た時と、二度目三度目にプランと共に見た時と、私もどんどん
感じる事が変わってきています。
初めて見たのは18歳の時でした。色のイメージが印象的すぎました。
「こんな家には住めない。」が私の率直な感想でした。
「家」としては受け入れられる人はあまりいないかもしれません。
それでも、期間をおきつつ、歳を重ねる事と関係するのか、見る度に
「HOME」というもののありかたを考えさせられます。