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ブロック・レスナーについて 3

2005年10月13日 | スポーツ
~転機~
レスナーの転機・飛翔のきっかけとなったのは、あのストーンコールド電撃退団である。
ベテランでトップレスラーだったストーンコールドが、待遇の悪さに憤り、突如としてすべてをなげうち退団。WWEは屋台骨を失った。

そこで白羽の矢が立ったのがレスナーである。
当初、出場の予定がなかったトーナメント戦「キングオブザリング」にエントリーされ優勝。さらに特典として8月にWWE王座に挑戦することが決まった。

王座戦の相手は、映画俳優と二足のわらじをはくWWE最高の王者の一人ロック。しばらく団体を離れていたが、ストーンコールドの退団から急きょ6月に復帰し、7月にベルトを奪取。いわば8月にレスナーにベルトを奪われるために戻ってきたのである。

そして8月の王座戦。
観客も空気を察し、ヒール(悪役)であるレスナーに歓声を、ベビー(善玉)であるロックに罵声を送る逆転現象で戴冠を後押しし、レスナーは当時の最年少記録となる26歳、しかも無敗でWWEの頂点に立った。