
一年に一度、門下生発表会というものがあります。
家の事情などで参加が叶わない年もありますが、今年は幸せなことに参加できました。

休憩を挟んで、オペラ「蝶々夫人」から三曲というプログラム。
私は休憩明けの「ある晴れた日に」を歌いました。
①ピンカートンとの幸せな時を歌う重唱「変わらぬ愛を」
②「ある晴れた日に」はアメリカに去ってしまったピンカートンが帰るのを信じて待つ、ちょうちょうさんの切ない歌。
③ピンカートンとの子どもをアメリカ人の妻が引き取るといい、絶望して死を選ぶ最後のアリア「私の可愛い坊や」
三者三様の持ち味を生かした歌唱だったと思います。
私自身も自分の声質とは違う種類の歌でしたが、挑戦してみたい曲だったので、とても研究しました。低い声をどうやって出すか、曲の解釈はどこから入るか、身体はどう使うのかなど、ずっとずっとずーっと考えていました。良い勉強になりました。
ちょうちょうさんの身の周りの世話をする「スズキ」という女性を、同門の方に頼み込みました。ちょうちょうさんの気持ちを考える時、傍らに人(役の人)にいてもらうとすっと入れるのです。とても助けていただきました。
何度か二人で稽古し、ステージリハーサルからは先生に指導いただきました。こういうのは、発表会だから学べることです。
同門の他の人たちの歌唱も、とても良かった。
久しぶりに会う人もあり、再会を喜び合いました。
自分で好きにやる演奏とはまた違い、発表会はやはり学びの場でした。頑張って良かった!

助けてもらった「スズキ」のチエコさんと一緒に(^^)
ありがとうございました!!!