
新しい年号「令和」が、昼前に発表されました。今日は家にいたのですが、どのTV局もその話題ばかりでびっくりしました。「この字かー!」「この響きなのかー!」と新鮮な思いもしました。
「令」の字を書く時、一番下を片仮名の「マ」みたいについ書き崩してしまうのですが、ちゃんとこの活字のように正しく書かないといけないな、よし、これからはそうしよう、と今日は清々しく決意しました(^^)キリッ。
また、読み方というか、アルファベットは「R」になるそうですが、「れいわ」を単純に日本人が発音した時は、多分上顎に舌の先をつけてから発音する「L」ではないかと、やや違和感を覚えました。
英語だけでなく、ドイツ語でもイタリア語でもフランス語でも、「R」は舌を巻いてから発音します。(前の方で巻くか、後ろで巻くか。強く巻くか、弱く巻くか。言語によって巻き方は違うけど)
でも日本語の「らりるれろ」は舌を巻かずに、上顎に軽くつけてから発音するので、むしろ「L」の方が近いのです。
しかし「ローマ字」(という日本語)で表記する場合「らりるれろ」は「R」で始めるので、仕方ないのかもしれません。きっと、「M、T、S、H」と丸をつけていたところは「R」になるのですね。まー、仕方ないか。
さて、「令和」が万葉集より取られたという報道を見ていて思い出したのが、上の楽譜です。
「あれー。万葉集の梅の花の曲、演奏したことがある気がするー」と思って書架を探したら、楽譜もちゃんとありました。とても美しい曲でした。

組曲「梅花の宴」というのですが、一曲目は「正月(むつき)立ち」。当時の正月は、二月のことなのだそうです。これも美しい曲でした。

作曲者、吉田千鶴子の作品全集もいただいていました。


「補遺」の冊をめくってみると、「序文」についても詳しく書いてありました。


あった!
「初春の令月にして、気は淑(よ)く、風和ぐ」
「折しも、初春のよき正月、空気は澄んで快く、風は穏やかにそよいでいる」
5月から始まる新しい時代「令和」。
穏やかな日々となりますように、と祈ります。