天皇陛下が運動負荷がかかると「心虚血状態」になるということで、東大病院に入院されるという。美智子皇后もこの前、「せきぜんそく」とかの病気をされたが、お二人ともに忙しい日程をこなされているのだろう。是非、養生をしていただきたい。
ところで、同じような皇室を持つ国として有名なのはイギリスだが、我が国とイギリスでは皇室に対する国民の感覚が随分違うように感じる。もっともイギリスで生活をした経験もないから想像にすぎないが・・・・
とりあえず、皇室に対する映画の取り上げ方が全く違う。というのは、2月末に日本でも公開されるが、「英国王のスピーチ」という映画がある。今年のアカデミー賞を例のソーシャル・ネットワークと競っている映画だが、テーマは吃音で苦労した英国王ジョージ6世の物語だ。ジョージ6世は今のエリザベス女王の父上である。
400年も500年も前の出来事ならいざ知らず、そんな生々しい時代の決して栄光ある出来事でもない隠されていたと思われる事象を取り上げた映画だ。おそらく日本ではありえない映画だろう。
さらに言えば、ダイアナ元皇太子妃の事故死を巡って窮地に陥るエリザベス女王を題材にした「クイーン」という映画もあった。主役のヘレン・ミレンがアカデミー賞主演女優賞を獲得した映画だ。これも日本ならどんな反応が出てくるのだろう。
表現の自由とか言論の自由とか、日本は確かに一定の担保・保障があるが、こと皇室の問題に関しては、右翼的にも・左翼的にも大らかさがないように思う。もっと身近な皇室を実現するための仕掛けを是非お願いしたいものだ。
「英国王のスピーチ」観たいと思っています。
イギリスとわが国の皇室へのあり方
本当に違いますねぇ。