五台山カヌークラブ通信

自然豊かな高知で、カヌーに親しむ!

指導者とは?

2013-01-16 20:09:14 | 日記
気付いてみると、カヌーという競技に携わって今年で21年目を迎えます。最初の4年はカヌースラロームの競技者として、その後の5年間はカヌースラロームの競技者兼カヌースプリントの指導者として過ごしました。その後、11年間はカヌースプリントの指導者として、そして本年、12年目を迎えます。もともとスラローム競技から始まった競技生活ですが、今では自分が乗ったこともなかったスプリント競技の指導者としてのキャリアの方が長くなりました。どちらかというと、自由な雰囲気が漂ったスラローム競技界から、厳格なスプリント競技に接した際には、大きなギャップを感じたの覚えています。
私自身、中学校、高校とは団体競技のスポーツをやっていましたが、今でもその時の指導は鮮明に覚えています。「根性をつける」ために、「水」が飲めなかったのです。「○○ができれば」、水分をとることができ、マネージャーがコップ一杯注いでくれる水がたまらなくありがたかったことを覚えています。今では、スポーツ科学的に全く受け入れられるものではないですが。もちろん、当時指導してくださった先生方の指導法を否定するものでもありませんが、今となっては良くも悪くもいい思い出です。このような事例は他の競技にも多くあったと思います。例えば、プロ野球の投手は「ボールよりも重いものは持ってはいけない」や「肩を冷やしてはいけないので水泳は禁止」など。事例はたくさんあると思います。そこで、指導者も常に新しいトレーニング方法や指導法を勉強していくことが重要と考えます。「俺の時代は○○だった」という指導者の経験論に基づくやり方は、時代や子どもが変わった今、もはや通用しなくなっています。
そんな中、最近読んだ本で指導者としてのあり方をさらに気付かされるものと出会えました。

『一流の指導力』~日米プロ野球で実践した「潜在力」の引き出し方~ 立花龍司 著 
著者はコンディショニングコーチとして千葉ロッテマリーンズや日本人初、メジャーリーグコーチとして、ニューヨーク・メッツで活躍された方です。指導的立場にあたる方や、子育てをしている人にとっても、いろいろ参考になることが多く書かれおり、お勧めできるものです。
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