診療所だより

開業医gobokuの日記

こんなこと考えながら、
こんな生活しています。

んな一日

2017年04月08日 | 診療
桜の便りも聞こえてきた4月。卯月。

今頃になると、インフルエンザの患者さんはほとんどいなくなり、
花粉症の症状も落ち着いてきたようで、

外来はめっきり静かになりました。

農家のひとたちも、忙しくなってきたようで、
いつもなら15分ぐらいはお話していく、小貫さんも、
「忙しい、忙しい。」と言って、
あわてて帰って行きました。

そんな日だまりの中にいるような午後、
近くの老人施設から電話。

「入所者さんが、いつも便が出てしょうがないっていってるんですけど、
診てもらえますか?」

患者さんがみえるまで、
なんだろう?、いつも便がでる?

まったく予測ができないので、出たとこ勝負です。

しばらく待つこと30分。
患者さんは車椅子でやってきました。
早速、診察台の上に横になって頂き
拝見すると、

脱肛でした。

これならたしかに、
便が少しづつ出るのかもしれません。

直腸の粘膜がおしりの外へでて、中に戻らない状態です

なんとか戻さないといけませんが、
これは比較的簡単に整復できてなによりです。

今日はそんな一日でした。