診療所だより

開業医gobokuの日記

こんなこと考えながら、
こんな生活しています。

浮き草

2012年09月21日 | 日常
先週の週末は、友人たちとの再会でした。

遠方は山口県から、
土曜日に、ちょっと会って、
日曜日、ゴルフ。
その夜、ゴルフ場のロッジで宿泊、
夜更けまで、お話をしていました。

翌日はそのままチェックアウト。
そんなスケジュールでした。

しかし、楽しいかったなあ。

一人っ子で、小さいときから友人はあまりいなくて、
1人でいることに慣れているので、人とあまり話をせず、
それが当たり前だと思っていたのですが、

ここ数年というか、10年ぐらい前からでしょうか、

中学校の同級会に出るようになってから、
同じ時を過ごして来た友人たちとの、
なんでもない会話が、
すごくうれしくて、楽しくて、

話をするって、こんなに楽しいものなんだって、
思うようになりました。

今回も、もう大学時代に戻ったようで、
その頃の話から、今の暮らしぶり、
ほかの友人のこと、
もう話題は、百花繚乱。

タイムマシーンに乗ったみたいです。

しかし、いけません。
みんなと別れてからも、
タイムスリップが治りません。
気持がうまく切り変わってくれないのです。

なんとか気持ちを切り替えるべく、
街をさまよってみても、
どうも足が地に着いていないみたいで、
フワフワしています。

いつもの街に人は大勢いるのですが、
不思議とリアルに感じられません。

どうしたんだろな、なんて考えてみても、
すぐ答えが出てくるものでもありません。

でも、
食堂に入って、ビールなんて飲んでいるときに、
ふと、
友人たちは、今、故郷に住んでいて、
僕は、親戚も、同級生もいない、
つながりのない街に住んでいるからなのかな、
なんて考えると、妙に納得できちゃいました。

根無し草なんだね。