現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

クリリン地球人最強説を考える

2006年08月03日 | ドラゴンボール
随分前に、ドラゴンボールキャラクター占いをしたとき、クリリンは最終的に天津飯を抜いて地球人で最強になったのではなく、天津飯はそもそも三つ目星人だから地球人ではないという話を書きました。

実際、この話の認知度ってどんなもんだろ?と思ったので調べてみました。
すると、「天津飯が三つ目星人というのは、『クリリンが地球人では最強』というヤムチャのセリフを裏付けるための後付け設定だ」としていたり、そんなことはお構いなく、「天津飯も地球人とした上で、クリリンが天津飯を抜いた」という考察をしていたりと様々な意見を見つけられました。

せっかくなので、私も軽く考察しておきます。

天津飯が三つ目星人というのが後付け設定であるというのは真実でしょう。確かに、ドラゴンボールの世界観として、犬型の人が王様だったり、当たり前のように動物型の人が生活をしているので、たかが三つ目ってだけで地球人ではないということはないはず。ただ、その世界観自体が、尻尾の生えた悟空に違和感をなくすための設定と考えられます。その証拠に、ピラフ城で大猿化した悟空の尻尾を切って元に戻し、落ち着いた頃、ウーロンが「ひょっとして宇宙人じゃないの?」っていう一言を放っています。

つまり、この時点では、尻尾が生えていようが、豚だろうが、熊だろうが、地球に住んでれば地球人で、しかも宇宙人という存在を彼方に見据えた世界であるという設定が窺えるわけです。

ところが、悟空はサイヤ人という宇宙人だという設定が持ち上がり、さらにはピッコロも宇宙人で、神様なんてそもそも地球人じゃないのに地球の神になっちゃったわけで。

ここまで来ると、当初の設定だった「地球に住んでるから地球人」っていう設定は完全に崩壊し、地球は元を辿れば宇宙人じゃないのか?っていう人種が大勢住んでいる星って設定に摩り替わったと思うべきでは。そうすると、「それっぽい人は皆宇宙人」説が浮上するわけですな。

で、天津飯は確かに「ただ三つ、目があるだけ」に思えるんですが、例えば四妖拳なんていう、肩甲骨のあたりから腕を生やす技を持っていて、とてもじゃないけど修行でどうにかなるような技じゃないから、宇宙人って思うべきかなと。

そうなると、鼻のないクリリンも怪しいと言えば怪しいわけだけど、まあ、なんとなくギリギリセーフでしょう。筋斗雲にも乗れなかったし、ちゃんと子供も作ったし、亀仙人と仲良いし。

というわけで、私は断然、「天津飯は宇宙人だった」説を推します。まあ、グダグダと考察を書いてみたけど、実はその説を推す一番の理由はもっと単純。

「例え後付けだろうと公式本にそう書いてあるんだからそれが真実」

いわゆる「謎本」を書いてしまいそうなほど、好き過ぎていろいろ考察してしまった人にとっては、「公式データ」の一言で片付けられたら堪らないんでしょうけど。

ただ、この件に関して私は「あー、鳥山明、すっかり天津飯を忘れてるなぁ。」と思っていたので、あまり害はない公式データでした。むしろ、そう来たか!って思ったくらい。

じゃあ、何でヤムチャは天津飯が宇宙人だって知ってたんだろう?きっとクリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子の4人でカリン塔を目指していたときに、こんな会話があったのでしょう。

----仮説:聖地カリンを目指して----
天:「武道会では足を折ってしまってホントにすまなかったな。」
ヤ:「よせよ。何度も謝るなって。試合中のことだから仕方ないさ。」
天:「いや、そうは言っても…。」
ヤ:「そ、それより、聞いたぞ。お前、背中から腕を生やしたって?四妖拳?すげーよな。どんな修行したら出来るようになるんだ?教えろよ。」
天:「いや、その…。」
ヤ:「どうした?俺、変なこといっちゃったかな。ハハハ。」
天:「実は…。実は俺、宇宙人なんだ!!」
ヤ・ク・餃:「なんだってーーー!?」
天:「チ、餃子起きてたのか!クリリンも…。」
餃:「天さん、宇宙人だったの?」
天:「あ、ああ。遠い先祖が三つ目星人なんだ。」
ク:「そういや、目が三つあるって普通じゃないよな。」
ヤ:「そういや、そうだな。ハハ。」
餃:「天さん…。」
天:「今まで黙っててすまなかった。」
(夜はまだ続くのであった。)
--------------------------------

ま、まあ、ほんの余興なので、軽く流してください
こんな会話があったら良かったなぁ。なんて。

最後に、クリリンが天津飯を抜いてホントに一番になったという説ですが、私は反対ですね。これに関しては。

ブウ編に入ったとき、悟飯の体がなまっているとベジータが指摘しているシーンがあるように、ドラゴンボールの世界では、常に体を鍛えている者もいれば、元々闘いが好きではなく、平和であれば平和に生きる者もいます。

特にクリリンに関しては、性格的に悟飯よりだし、何より髪を伸ばしていることが第一線から退いたことを意味しています。逆に天津飯は、常に第一線に身を置きたいと考えている節があります。それはブウとの戦いの中で修行中と思われる描かれ方をしていることでも窺えると思います。

鍛錬を続ける者と、家庭を持って平和に生きている者では差は歴然でしょう。元々クリリンより天津飯の方が上だったことを考慮すれば尚更です。

鳥山先生もそれは頭にあったからこそ、最終的に公式設定でカバーという形になったのではないでしょうか。

長くなってしまいましたが、私の考察はこんな感じになりました。
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やばいなぁ

2006年08月03日 | かこのひび
これまで築いてきたものが崩れていく気がする

自ら崩している。
今までの自分を否定するようで嫌だ

今までも決して正しいと思っていたわけではないけど、それでも考え抜いた上での自分だったのだ。それを崩すのはやっぱり怖い

はて、私はどっちを向くべきなのだろうか
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