現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

亀は意外と速く泳ぐ(テレビ)

2008年02月26日 | 映画(テレビ/DVD)
年始にBS-Jで放送したのを録画していたけど、まだ見てなかったのに気付いた。(実は他にも何本か…)

上野樹里主演、その他の出演者に蒼井優や要潤がいたりと、珍しく出演者に惹かれた。それに、上野樹里が主婦役というのも興味があった。

何となく過ぎていく日常に飽き飽きしていた主婦がスパイ募集の広告を見つけて応募すると、その平凡なルックスがスパイ向きだという理由で即採用。だが、実際にやることと言えば、目立たないように日常生活を送りながら、上からの指令を待つだけ。

普段から目立たない生活をしていたため、それはいつもと変わらない生活。それでも、スパイをしていると思うだけで、どこか楽しいと思える日常に変化していた。

全体を通して、日常の生活のほんの少しの喜びだったり楽しみだったり、驚きだったりというのを描いているため、それほどビックリするような話ではなかった。

自分と同じように目立たない生活をしながら、実はスパイをしている人がたくさんいるという設定はそれなりにオモシロかった。最後までスパイたちが何をしているのかも分からず、潜伏しているスパイを追う公安もただ出てきただけっぽくていまいちだった。

それほど印象に残らなかった中で、唯一印象に残ったのは、エンディングで流れたレミオロメンの「南風」。さっそく着うたフルをDL。レミオロメンは特に意識して聴いたことがないので、この歌に出会えただけでも、映画を見た価値があったかなぁと思う。
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テラビシアにかける橋

2008年02月24日 | 映画
4人の姉・妹に囲まれ、決して裕福ではない家庭で育ち、すっかり負け犬根性がついてしまったジェス。得意なかけっこでも、隣の家に引っ越してきた転校生の女の子、レスリーに負けてしまう。

気が強く活発なレスリーとジェス。正反対に思える二人は、想像力という共通点があった。ジェスは絵、レスリーは文章という想像力。二人は家の近くの森の中に“テラビシア”という王国を想像力だけで創り上げていく。

ファンタジーにありがちな、冒険の旅に出るとか、強大な敵に立ち向かうという勇気あふれる物語ではない。誰でも子供の頃に憧れるような夢の世界を自分たちで創り、それが映像化して迫ってくる。

日常にとても近い環境に現れたファンタジックな世界にワクワクさせられた。ライラの冒険やナルニア国物語、ハリーポッターのような異世界ではないから、ワクワク感をよりリアルな楽しみに感じられたのだと思う。

余計な予備知識を全く持たずに見たから、クライマックスの展開は全くの予想外で、まるでジェスになった気分に陥ってしまった。

壮大なストーリーではないため、上映時間も比較的短く、ストーリーも簡潔にまとめられている。悲しい話ではあるけど、観終わってとても気持ち良く映画館を出ることが出来た気がした。
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ライラの冒険~黄金の羅針盤~(先行上映)

2008年02月23日 | 映画
先行上映のレイトショーで観た。

全3部からなる物語の序章にあたる今作。現実の世界に近いが、確実に違うパラレルワールド。人々はダイモンと呼ばれる動物の姿をした守護精霊と共に生活をしている。第2部では現実の世界が、第3部ではそれぞれの世界を行き来するらしい。(冒頭でそういうナレーションが入るって結構珍しいと思う。)

主人公のライラを始め、登場するキャラクターがそれぞれとても魅力的なので、観ていて凄く楽しい。特によろいグマのイオレクがカッコイイ。一度は人間の言いなりになって落ちぶれても、ライラと出会ってプライドを取り戻すと、ライラのために勇敢に戦う。そして戦いのないときは、ライラを暖かく包み込んでいる。売店に売ってたぬいぐるみを思わず買ってしまいそうだった。

序章という位置付けだけあって、物語は完全には完結せず、いろいろな謎を残している。正直、そういう終わり方をされると、続きを必ず観なきゃいけない強迫観念にかられて嫌になったりするものだが、今回はそんな風に感じなかった。現実の世界が舞台となる第2部で、ライラたちがどう活躍していくのかとても楽しみ。
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潜水服は蝶の夢を見る

2008年02月23日 | 映画
ELLE編集者のジャン・ドーは脳梗塞で倒れ、目覚めたときには唯一左目の瞼だけが動くという状態。目の前にいる医師、看護師、見舞いに訪れた妻や子供たちの言葉ははっきりと理解出来るのに、自分の思いを言葉で伝えることは出来ない。

意思を伝える方法は、言語療法士の編み出したもののみ。瞬き一回が「はい」、二回が「いいえ」。一文字ずつ読み上げられるアルファベットを瞬きで止める。単語が完成したら瞬き二回。

一度は死にたいと思ったジャン・ドーだったが、左目の瞬きと記憶と想像力があれば、この潜水服を着たような閉塞感の中から蝶のように羽ばたけると思い直す。そして、倒れるまでの半生を綴った自叙伝を書き上げた。

それがまさにこの映画の原作「潜水服は蝶の夢をみる」だ。

ジャンの左目の視点から描かれているシーンがとても多く、彼がどれだけの閉塞感の中にいるのかを物語っている。

自分がもし同じような状況になったら、きっとジャンのように死にたいと思うだろう。しかし、ジャンのように思い直すことができるだろうか。瞬きのみでしか意思を伝えられないコミュニケーション方法に挫けることなく何かを周りに伝えることが出来るだろうか。

気が遠くなるほど果てしない作業。
それをほんの一瞬でも感じ、考えることがこの映画を観る意味なんだと思う。

単純に面白さや感動を伝えてくれる映画ではない。ただ、映画を観る尺度がそれだけではないということを再確認させられた。
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季節の変わり目にはまだ早いのに…

2008年02月21日 | かこのひび
凍るような寒さが去って?やや暖かくなった。やや。

ややなのに、もう不調気味。

体、弱っ!

やれやれだ。さっさと寝よ
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アメリカン・ギャングスター

2008年02月17日 | 映画
1960年代から70年代にかけて、麻薬ルートを牛耳るギャングのボスとそれを追う警官の実際にあった話を元にしたストーリー。

主役がギャングだし、麻薬や警官の汚職などが絡んでいるため、全体的な描写は暗い。ギャングの優雅な部分はほとんどなく、警官に尻尾をつかませないため、派手派手しい華やかさを嫌い、裏の顔は一切出さないというのが話の重要なポイントだった。

時代背景にも疎ければ、細かな描写を見過ごしてしまったため、前半の展開に全くついて行けなかった。おまけに、いつになく登場人物の名前も俳優さんの顔も頭に入っていかなくて、後半になっても「これって誰だっけ?」とか思ってしまう始末。大まかな流れはさすがに理解していたけど、物凄く不完全燃焼なまま観終えてしまった。

デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの2大スター競演を楽しむためには、まず簡単なストーリーを予習すべきだったと反省。もう一回観たいところだけど、長いので却下かな。
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チーム・バチスタの栄光

2008年02月17日 | 映画
漫画かドラマのどちらかでも「医龍」を見たことがあれば、「バチスタ」という単語に反応してしまうはず。私が最初に興味を持ったのも、原作が誰とか、監督や主演が誰というところではなく、「バチスタ」という単語そのものだった。

それだけだったがゆえに、話の展開はいまいちという感じが否めない。途中で犯人が分かってしまってつまらなくなったというわけではないし、話の理解度が低かったわけでもない。単純にストーリー展開が呆気なかったというか、淡白だったというべきか。
結末をここで書こうとは思わないけど、最後まで観て、「なるほど原作が医師なわけだ。」と思えた。

結末を知った上で、改めて見たらまた違った見方が出来るのかも知れないけど、特にそこまでの執着心はないというのが正直なところ。
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結婚しようよ

2008年02月17日 | 映画
吉田拓郎のヒット曲に乗せて、家族の暖かさが伝わってくる。

出だしの、駅前で出会った青年が“我が青春のフォークソング”を知っていたというだけで気に入り、一家団欒の夕食を信じないというだけで家に連れて帰るのはやや行き過ぎな感じがした。しかし、そんな気前の良さと、一家の主たる父親像をしっかりと持っている父親だからこその行動なんだなぁとすぐに思い直した。

全編通して流れる往年のヒット曲がとても心地よくて、三宅裕司演じるお父さんと一緒になって口ずさみたくなってしまった。
また、それらの音楽がただの挿入歌やBGMではなく、劇中歌として流れるあたりが私の好きなパターンだったというのも大きい。

父親としての威厳ばかりではなく、家族の温もりを何より大事にしているお父さん。こんなお父さんが実際にどれだけ存在しているだろうと思いながらも、自然と涙が溢れてきた。

テレビでこの映画の宣伝を見たとき、R45指定なんていう冗談を耳にしたし、パンフレットの裏表紙にも「R45?」って書かれてるけど、どんな世代が観ても家族の暖かさを感じることは出来ると思う。劇中で使われる吉田拓郎の曲を知っていれば尚良しかな。
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L change the WorLd

2008年02月17日 | 映画
デス・ノートから生まれたスピンオフ。Lを主役に据え、映画デス・ノートのラストに繋がるLの知られざる23日間の事件。

原作では月を相手にテニスしたり、殴り合いをしたりというシーンがあったけど、映画版のデス・ノートでは、動きのあるLがほとんどなかった。ある意味、この作品は、出し切れなかった“Lらしさ”のためにあったように思える。

“デス・ノート”も月も出てこないため、話の題材は緊迫した知能戦とは程遠い。世界観という意味では、天才であるがゆえに狂ってしまった人間や、欲に溺れた人間が相手というのは合っていたと思う。ただ、その狂った人間がLと(ワタリを通して)連絡を取り合える関係にいたというのは、Lを中心としたネットワークとそのセキュリティの完璧さを揺るがすもので、設定として残念だった。

ただ、残念だったと思うのは、あくまで「デス・ノート」を元に考えているからで、Lを主人公とした話としては、見応え充分だった。Lが苦手な子守をしながら、他人に心を通わせていく。映画版でこそ出来た話だと思った。
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ラスト、コーション 色|戒

2008年02月17日 | 映画
第二次世界大戦下の中国を舞台に、政府軍のスパイであるイーと、抗日運動をするレジスタンスの女スパイとしてイーに接近し、次第にイーに惹かれていくワンの愛憎劇。

パンフレットを読んで、「そうか、イーは政府軍のスパイだったのか」と、改めて知った。単に政府軍の重要な役人って感じで観ていたので。
正直、字幕を追うのが辛かったし、舞台となっている上海や香港の時代背景に疎かったのは否めない。

出だしのラストに繋がるシーンは良いとして、主人公のワンがレジスタンスに参加していくまでの展開が結構速くて、追い切れなかった。クライマックスまで来て、とても話を浅く感じてしまったのは、きっと前半の人物像を描いている部分の理解度が浅かったせいだと思う。それだけに、前半で展開を追い切れなかったのが残念でならない。
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