アスリート 未来にむかって走る

「日常のすべてが被写体だ。必要なことは好奇心と想像力」をテーマに綴っていきます。

歌のチカラ、音楽のチカラ(^_^)

2011年04月27日 | Weblog

私のドラムの師匠とでもいうべき演奏家はエド・シグペンです。教則DVDを何回も見て真似て練習しました。
エド・シグペンはオスカー・ピーターソントリオで長くコンビを組んでいました。
そのトリオ演奏で気に入っているのは、オスカー・ピーターソンが作曲した「HYMN TO FREEDOM」という曲です。まずその演奏からお聞きください。

Oscar Peterson - Hymn To Freedom

ピータソンの演奏は素晴らしい。そしてエド・シグペンのドラミングは確実にテンポを取り、技巧に走ることなく、しかしキラリと光る技も入れながら演奏します。
素晴らしい!このように演奏できたらな~~といつも思います。

ところでこの曲は現在ではコーラスとして歌われることが多いということで、

「邦題『自由への讃歌』。1962年オスカー・ピーターソンが発表した曲。黒人たちの人権を訴える公民権運動の最中、その応援歌として作られた。ヴァーヴ・レコード社長ノーマン・グランツもこれを気に入り、編曲家マルコム・ドッズに歌詞を依頼したところ、黒人霊歌を手掛けてきたヘリエット・ハミルトンが紹介され、彼女が作詞。ジャズよりはコーラス曲としてよく歌われている」

と紹介されていました。

歌を聴いてみました。

Hymn to Freedom- SF Girls Chorus and Boys Chorus at SF City Hall Send-Off Concert



みんなの心がみんなの心と繋がって

くびきから解かれることを望むなら

そのとき僕たちは自由になれるんだ

みんなの手がみんなの手と繋がって

運命を自分たちで形にしていくなら

そのとき僕たちは自由になれるんだ

どんな時でも、どんな日であっても

自分の尊厳を失わず生きていくなら

そのときはすぐにでもやってくるさ

みんなの歌が僕たちの歌で繋がって

声を合わせ一緒に歌ってくれるなら

そのとき僕たちは自由になれるんだ


公民権の歌ではありますが、大震災を経験した今、その精神は復興というところとどこかでつながっているような気がして、ウルウルしてしまいました