ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

Precious: based on the novel “Push”by Sapphire

2010-05-12 | 映画
原題、長いね。
今日「プレシャス」見てきました。



力強い映画でした。
太い筆に墨をたっぷりつけて一気に文字を書くような力強さ。

それは、
これ以上の逆境はないというくらいの不幸の中で、
たった16歳の少女が、
静かに戦い、静かに成長していく強さ。
大きな体躯とは一見そぐわないような静かな強さ。
それはなんだろうと考えて、それは「知性」かなと思いました。

きっと彼女の中には、
神様から授かった生まれ持っての「知性」があって、
素晴らしい教師に出会うことでそれが一気に花開いたのだと思います。

知性は人間としての品性ともなって、
貧困・無知の中で自暴自棄になっていく人たちと、
一線を画す彼女の輝きとなり、
観客の私たちまでも勇気づけるのです。
主役のガボちゃん始め女優陣の押さえた演技、見応えありました。

そういう奇跡に近いようなことができる教師という仕事は
素晴らしいなとあらためて思いました。
教師役のポーラ・パットン。
うっとりするくらい美しかった!


プレシャスという言葉をきくと、ゴラムの指輪思い出します。


話は変わりますが、
今朝起きてカーテンをあけたらこんな美人が「おはよう!」と
あいさつしてくれました。
ぽっと嬉しくなりました。