リベルタ・ヴォイスアカデミー

声楽講師:冨岡由理弥(×富岡由里弥)の日々。
対面レッスン(東京・神奈川)&オンラインレッスン(全国・海外も可)

バッハについて

2018年12月24日 | Weblog
昨日のメサイアの感動も冷めぬまま
今日は大好きなバッハの講義へ行って参りました

今日は申込がギリギリだったのもあり
多分わたしが最後の一人だったのかも・・・

狭い教室はもう満席でいっぱいでした。


今日の講師は加藤先生で
バッハの宗教曲の中でというよりも
全ての音楽の中で一番好きかも知れないと仰っていた
(私も大好きです!!)
ロ短調ミサについての解読でありました。

私も楽譜を持って挑んだのですが
配られたレジュメもかなり沢山で
情報力は盛り沢山

「ルター派であったBachが何故ミサ曲を作ったのか」
という謎を、今まで様々な先生方に
質問を重ねてきましたが
なかなか明確な答えを聞く事が出来なかったのです。

けれども、今日は
何故彼が実際に使う予定の無いミサ曲を作ったのか
ようやく腑に落ちた気がします。

勿論、Bach本人のその理由などはどこにもありませんので
あくまでもどの仮設も「こうであろう」
という事に過ぎないのですが
自分の中で納得できる理由は見つかりました。

ロ短調ミサ曲においても、
なぜこの曲はこの楽器を使っているのか、
何故このアリアが生まれたのか
そういったコアな背景も知る事が出来
とにかく楽しく、充実した内容でありました。



最後に、ブロムシュテッド氏の指揮で
トーマス教会(バッハが長年音楽監督を務めた教会でもあり、
彼が眠る場所)にて
ロ短調ミサの最後のDona nobis pacem(ドナ・ノビス・パーチェム)
を演奏している映像が流れました。

こんなにも神々しく
素晴らしい音楽に心が打たれ
あ~、全て冒頭から見たい!
と思うほどに感動しました。

講義だったにも関わらず
拍手をしたい気持ちでいっぱいでしたが
コンサートじゃないので我慢(笑

どんな曲か聴いてみたい方は
dona nobis pacem bach でYoutube検索をしてみて下さい。


もう・・一体どれほどに美しい事か。

溜息しか出ません・・・・


素敵なクリスマスイブを