随時更新していきます
(内容はあくまでも私の主観です^^;あまり長文に出来ないので、
微妙なところもありますがお許しを・・・)
あ行
★愛妙→オペラ:愛の妙薬(L'Elisir d'Amore)の略。
★赤ペン→舞台上で指揮者の棒が見えない時の為に、副指揮が
客席の一番後ろから赤いペンライトで舞台に向かって指揮を振る。
★アクート→acuto(鋭い・尖った)。声楽で言うところの「高音」の意。どこからがアクートかは人によって微妙に違う。
★アジリタ→Agilita。細かい音符の速いパッセージ。軽い声質の人には
必須のテクニック。
★アッポジャトゥーラ→文章にするのが非常に難しいのですが。
簡単に言うと楽譜に書かれてる音の前にちょこっとつく
装飾音符みたいなもの。ざっくりまとめすぎたかも・・・。
★荒立ち→立ち稽古においての、大まかなデハケや移動、おおさっぱな輪郭を演出家がつけること。
★アンダー→アンダースタディ。オペラのとある役を、本番に演じる人と
同様に、同じ勉強をする事。
★暗転→舞台上の照明が全て真っ暗になること。
★板付き→幕が上がる前に既に舞台上にいる状態。
★1ベル→本番の数分前に会場に対して鳴らされるベル。予ベルともいう。
★入り(いり)→本番会場に入る事。入り時間などと使う。
★ウムラウト→ドイツ語の母音の1つで、日本語のアイウエオには該当しない、曖昧な母音で「a」などの上に「・・」という点が2つ着く母音。
★運力(うんりき)→オペラ:運命の力(La Forza del Destino)の略。
★演助→演出助手。(助演ではありません)
★オケ→名の通りオーケストラの略ですが、オペラの現場ではピアノやエレクトーン伴奏の事もオケと表現することも。
★オッブリガート→メロディに対して母音のみでハモる事。歌詞は無く
長い音符でゆったり動く事が多い。
★音楽稽古→立ち(稽古)がつく前の歌のみの稽古。歌稽古とは言わない。
か行
★楽劇(がくげき)→ワーグナーが独自に作ったオペラの形式。ワーグナーの全てが楽劇ではなく、歌劇もあるが、音楽が永遠に途切れないまま進んで行くものを楽劇と言う。
★陰歌→ソリストや合唱が、舞台上ではなく舞台袖から舞台に向かって歌うこと。
遠くから聞こえてくるようなシーンで使われる。
★カットを開く→演奏を一部分短くカットしてあるものを、やはり演奏する事にする場合。
「やはりカットをしない」という意味で「カットを開く」と言う。
★陰アナ→客席から見えない部分からのアナウンス。
★カプモン→オペラ:カプレーティ家とモンテッキ家(I Capuleti e I Montecchi)の略。カプセルモンスターではありません。
★カヴァー→本来の役が万一の事があった時の為に、控えとして
待機している人。新国のような大きな公演には必ずカヴァーがいる。
★カヴァ・パリ→オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「パリアッチ」という2つの
オペラは2演目同日に上演される事が多く、それを略して「カヴァ・パリ」と呼ぶ。
★カストラート→近代以前のヨーロッパで流行った男性の歌い手。
去勢をする事により声変わりをせずとも高音を歌う事が出来た。
勿論、現在は人道的理由により存在しない。
★上手(かみて)→客席から舞台に向かって右側。対義語:下手(しもて)
★完徹→完全撤収。ホールの借りている時間のリミットには、舞台から楽屋から全て空っぽにして
撤収しなければならない。完璧な状態での撤収。一晩中起きてる徹夜とは違います。
★戯曲(ぎきょく)→演劇の上演の為の脚本や台本。ト書きによって物語を表現。
★客だし→本番後、ロビーなどでお客様にご挨拶をする事。出演者目線での表現。
★キャパ→キャパシティ。会場の座席数。
★キュー出し→Q出しとも書く。照明・字幕スタッフさんに対して、どのタイミングでスイッチングをするのかを
楽譜を見ながら合図をする事。
音符が読めても、オペラは音や言葉も複雑なので、その作品をある程度知っている人がする仕事。
照明キュー・字幕キューとも言う。
★ゲーペー(GP)→Generalprobe(ゲネラールプローベ)の略。
本番通りの舞台で、本番同様に衣装とメイクをし、オーケストラ伴奏で
全てを通す最終リハーサル。
★ゲネプロ(ゲネ)→上記に同じ。
★弦カル→弦楽カルテットの略。弦楽四重唱。
★コジ→オペラ:コジ・ファン・トゥッテの略。
★小屋→劇場、ホール等。大きさに関わらず。
★小屋入り→稽古場での練習を終え、本番の劇場入りすること、これ以降は稽古場には戻りません。
★コレペ(コレペティ)→コレペティトゥア(仏) 又は コレペティトール(独)。
オペラの伴奏ピアニストだけでなく、歌い手に対してその発音や
表現、又は声に至るまで指揮者の代わりとなって指導する人。
かなり耳が良く、複数の言語に精通している必要があるとされる。
★コロ(コロラトゥーラ)→最も軽く、技巧的な歌唱が出来る声。または
その技の事。レッジェーロと同じような使われ方もする事もあったり無かったり?
★コントラルト(Contralto)→アルトの正式名称。メゾより低い。
さ行
★仕込み→音響・照明・大道具・小道具さん達のセッティング。
スタッフさんの戦争の時間。
★下振り(したぶり)→副指揮者。
★下手(しもて)→客席から舞台に向かって左側。対義語:上手(かみて)
★ジラーレ→girare(回す)。発声の響き。頭の中で声を回すという事から。
★スコア→オペラの総譜。私達歌い手はピアノ伴奏だけのヴォーカルスコアを使っている。
★スピント(リリコ・スピント)→リリコよりも太く強靭な声。
★ズボン役→本来は男性の設定の役を女性が演じる事。主にメゾソプラノ
が多い。オペラ以外での代表例で言えばオスカル。
★セッコ→recitativo secco(レチタティーヴォ・セッコ)の略。
recitativo (レチタティーヴォ)の中でも通奏低音といった
チェンバロやチェロだけでの薄い伴奏だけのもので、よりセリフに
近くなる。
★ソルフェージュ→クラシックを演奏する人は、楽器や専攻に関わらず全ての人が必要な音楽の基礎能力をつける訓練。
★ソワレ→夜公演の事。
た行
★立ち→立ち稽古の略。歌いながらどう動いてどう表現するかの稽古。演出家が行うのが基本。
★ダーメ(Dame)→オペラ「魔笛」の中の登場人物。3人の侍女。
★聴音(ちょうおん)→ピアノで弾いた和音やメロディを、耳で聴いて楽譜におこす訓練。
★転換→場面転換。幕間やシーンの間で舞台上のセットを入れ替える事。
★トイトイトイ(Toi Toi Toi)→ドイツ語で「エイエイオー」とか「頑張れ!」のような意味。本番前に円陣を組んで言う時も多し。
★頭声(とうせい)→胸声(きょうせい)に対して頭声。胸に落とした声ではなく、頭に響かせる声。
語弊を承知ですごく単純に言ってしまうと地声と裏声の違い。実際にはそんな簡単なものじゃないですが・・・
★ト書き(とがき)→スコア楽譜などに書かれている、動きの指定などの注釈。
オペラのスコアには音符以外に沢山の注意書きが記されている。
★ドラ→オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の中に出てくるメッゾ(又は
低めのソプラノ)が歌う役、ドラベッラ役の略。
★ドラマティコ→スピントよりも更に重く・太くて強い声。
劇的な表現に向いている。日本人にはかなり少数派。実際はいないとも
言われています・・・。
★トリ→稽古が急遽無くなること。又は無くなる人。
★緞帳→舞台上の大きな上下動する幕。
な行
★ナザーレ→フランス語の発音で、鼻にややかかったような母音。
実際は完全に鼻に入れてしまうと声楽的な声は出せないので、歌唱では入れるというより響かせるような感覚。
★2ベル→本番の寸前に会場に対して鳴らされるベル。本ベルともいう。
は行
★場当たり→実際の舞台にて、立ち位置やデハケの確認作業。歌唱は行わない。
★ハイバリ→ハイ・バリトンの略。バリトンだけど、かなり高めで
テノールとバリトンの間くらいの人。
★ハーペー(HP)→ハウプトプローベ(Haupt probe)重要な通し稽古。総練習。
オペラの場合においては衣装をつけて、オケではなくピアノ伴奏
で本番通りに通すものが多い。
★ハケ→舞台上から退場すること。
★バスバリ→バス・バリトンの略。バリトンだけど、かなり低めで
バスとバリトンの間くらいの人。
★場転→場面転換。幕間やシーンの間で舞台上のセットを入れ替える事。
★パミーナ(Pmina)→オペラ「魔笛」の中の登場人物。お姫様。
★バミり→舞台上において、人の立ち位置や大道具・小道具の場所を定める為に舞台上につける印のこと。
テープなどを貼っておこなうのだが、その作業そのものを「バミる」と言う。
★バラし→本番が終わった後の大道具・小道具の片付け及び現場の撤収。
この時間に歌い手たちはロビーでご挨拶やメイク落としなど、いわば現場が一番忙しい時。
★ピース→その1曲だけが入った楽譜。割高w
★フィオ→オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の中に出てくるソプラノが歌う役、フィオルディリージ役の略。
★舞監さん→舞台監督の略。
★プロンプ→プロンプター。歌い手が本番中に歌詞を忘れたりしないよう、
客席から見えない位置の舞台に隠れており、歌いだしより一瞬早く
歌い手に歌詞やセリフを言う人。プロンプターBOXに隠れてる。
★ブラーヴォ→出演者が素晴らしかった場合にかける掛け声。
ブラボーという人が多いですが、正確にはイタリア語ではブラーヴォ。
そして本来はBravo・Brava・Bravi・Braveと4種類ある。
男性一人に対してはBravo。 男性複数にはBravi。
女性一人に対してはBrava。 女性複数にはBrave。
男女混ざった複数の場合、割合に関係無く男性が一人でも
いればBraviになります。
★ペータース→ドイツのライプツィヒ発祥の楽譜出版社。Peters。実は非常に見にくいので
歌い手の中ではあまり評判は良くない・・・。
★ベーレン→ドイツのカルッセルにある楽譜出版社。Bärenreiter(ベーレンライター)
見やすい・高い・重い。
ま行
★マエストロ→直訳は意味が多くやや異なるが、この世界では指揮者の事。
★マチネ→昼間公演のこと。
★マスク(マスケラ:伊)→声の響きを当てる所。仮面の場所に
響かせるという意味で「マスケラに当てろ」とか言う。
★見切れ→客席から舞台袖が見えてしまう事。普通は見切れ線が引かれ目印になる。
★メゾ又はメッツォ(Mezzo)→ソプラノより低い女声。
★黙役→歌唱も台詞も無い役。芝居のみでの出演をする人。
や行
ら行
★リコルディ→イタリア・ミラノの楽譜出版社。Rocordi。イタリアもののオペラの場合は
この版を使うのが一般的。
★リブレット→オペラで言うところの台本のようなもの。
国内の出版社が出しているものは原語の歌詞と日本語訳が載っている。対訳とも言う。
★リリコ(リリック)→軽くは無い叙情的な声。かといって特別重くも無い。
★リリコ・レッジェーロ→リリコよりもやや軽めの声。リリコとレッジェーロの間。
★レチ→recitativo(レチタチーヴォ)の略。オペラの中でのそれは
少し音程のあるセリフ部分のようなもの。歌というより喋りに近い。
伴奏がしっかりあるrecitativo accompagniato(レチタティーヴォ・アッコンパニャート)と
伴奏が殆ど無いrecitativo secco(レチタティーヴォ・セッコ)に分かれる。
★レッジェーロ→とても軽い声。娘役などの若々しい役に向いている。
わ行
(内容はあくまでも私の主観です^^;あまり長文に出来ないので、
微妙なところもありますがお許しを・・・)
あ行
★愛妙→オペラ:愛の妙薬(L'Elisir d'Amore)の略。
★赤ペン→舞台上で指揮者の棒が見えない時の為に、副指揮が
客席の一番後ろから赤いペンライトで舞台に向かって指揮を振る。
★アクート→acuto(鋭い・尖った)。声楽で言うところの「高音」の意。どこからがアクートかは人によって微妙に違う。
★アジリタ→Agilita。細かい音符の速いパッセージ。軽い声質の人には
必須のテクニック。
★アッポジャトゥーラ→文章にするのが非常に難しいのですが。
簡単に言うと楽譜に書かれてる音の前にちょこっとつく
装飾音符みたいなもの。ざっくりまとめすぎたかも・・・。
★荒立ち→立ち稽古においての、大まかなデハケや移動、おおさっぱな輪郭を演出家がつけること。
★アンダー→アンダースタディ。オペラのとある役を、本番に演じる人と
同様に、同じ勉強をする事。
★暗転→舞台上の照明が全て真っ暗になること。
★板付き→幕が上がる前に既に舞台上にいる状態。
★1ベル→本番の数分前に会場に対して鳴らされるベル。予ベルともいう。
★入り(いり)→本番会場に入る事。入り時間などと使う。
★ウムラウト→ドイツ語の母音の1つで、日本語のアイウエオには該当しない、曖昧な母音で「a」などの上に「・・」という点が2つ着く母音。
★運力(うんりき)→オペラ:運命の力(La Forza del Destino)の略。
★演助→演出助手。(助演ではありません)
★オケ→名の通りオーケストラの略ですが、オペラの現場ではピアノやエレクトーン伴奏の事もオケと表現することも。
★オッブリガート→メロディに対して母音のみでハモる事。歌詞は無く
長い音符でゆったり動く事が多い。
★音楽稽古→立ち(稽古)がつく前の歌のみの稽古。歌稽古とは言わない。
か行
★楽劇(がくげき)→ワーグナーが独自に作ったオペラの形式。ワーグナーの全てが楽劇ではなく、歌劇もあるが、音楽が永遠に途切れないまま進んで行くものを楽劇と言う。
★陰歌→ソリストや合唱が、舞台上ではなく舞台袖から舞台に向かって歌うこと。
遠くから聞こえてくるようなシーンで使われる。
★カットを開く→演奏を一部分短くカットしてあるものを、やはり演奏する事にする場合。
「やはりカットをしない」という意味で「カットを開く」と言う。
★陰アナ→客席から見えない部分からのアナウンス。
★カプモン→オペラ:カプレーティ家とモンテッキ家(I Capuleti e I Montecchi)の略。カプセルモンスターではありません。
★カヴァー→本来の役が万一の事があった時の為に、控えとして
待機している人。新国のような大きな公演には必ずカヴァーがいる。
★カヴァ・パリ→オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「パリアッチ」という2つの
オペラは2演目同日に上演される事が多く、それを略して「カヴァ・パリ」と呼ぶ。
★カストラート→近代以前のヨーロッパで流行った男性の歌い手。
去勢をする事により声変わりをせずとも高音を歌う事が出来た。
勿論、現在は人道的理由により存在しない。
★上手(かみて)→客席から舞台に向かって右側。対義語:下手(しもて)
★完徹→完全撤収。ホールの借りている時間のリミットには、舞台から楽屋から全て空っぽにして
撤収しなければならない。完璧な状態での撤収。一晩中起きてる徹夜とは違います。
★戯曲(ぎきょく)→演劇の上演の為の脚本や台本。ト書きによって物語を表現。
★客だし→本番後、ロビーなどでお客様にご挨拶をする事。出演者目線での表現。
★キャパ→キャパシティ。会場の座席数。
★キュー出し→Q出しとも書く。照明・字幕スタッフさんに対して、どのタイミングでスイッチングをするのかを
楽譜を見ながら合図をする事。
音符が読めても、オペラは音や言葉も複雑なので、その作品をある程度知っている人がする仕事。
照明キュー・字幕キューとも言う。
★ゲーペー(GP)→Generalprobe(ゲネラールプローベ)の略。
本番通りの舞台で、本番同様に衣装とメイクをし、オーケストラ伴奏で
全てを通す最終リハーサル。
★ゲネプロ(ゲネ)→上記に同じ。
★弦カル→弦楽カルテットの略。弦楽四重唱。
★コジ→オペラ:コジ・ファン・トゥッテの略。
★小屋→劇場、ホール等。大きさに関わらず。
★小屋入り→稽古場での練習を終え、本番の劇場入りすること、これ以降は稽古場には戻りません。
★コレペ(コレペティ)→コレペティトゥア(仏) 又は コレペティトール(独)。
オペラの伴奏ピアニストだけでなく、歌い手に対してその発音や
表現、又は声に至るまで指揮者の代わりとなって指導する人。
かなり耳が良く、複数の言語に精通している必要があるとされる。
★コロ(コロラトゥーラ)→最も軽く、技巧的な歌唱が出来る声。または
その技の事。レッジェーロと同じような使われ方もする事もあったり無かったり?
★コントラルト(Contralto)→アルトの正式名称。メゾより低い。
さ行
★仕込み→音響・照明・大道具・小道具さん達のセッティング。
スタッフさんの戦争の時間。
★下振り(したぶり)→副指揮者。
★下手(しもて)→客席から舞台に向かって左側。対義語:上手(かみて)
★ジラーレ→girare(回す)。発声の響き。頭の中で声を回すという事から。
★スコア→オペラの総譜。私達歌い手はピアノ伴奏だけのヴォーカルスコアを使っている。
★スピント(リリコ・スピント)→リリコよりも太く強靭な声。
★ズボン役→本来は男性の設定の役を女性が演じる事。主にメゾソプラノ
が多い。オペラ以外での代表例で言えばオスカル。
★セッコ→recitativo secco(レチタティーヴォ・セッコ)の略。
recitativo (レチタティーヴォ)の中でも通奏低音といった
チェンバロやチェロだけでの薄い伴奏だけのもので、よりセリフに
近くなる。
★ソルフェージュ→クラシックを演奏する人は、楽器や専攻に関わらず全ての人が必要な音楽の基礎能力をつける訓練。
★ソワレ→夜公演の事。
た行
★立ち→立ち稽古の略。歌いながらどう動いてどう表現するかの稽古。演出家が行うのが基本。
★ダーメ(Dame)→オペラ「魔笛」の中の登場人物。3人の侍女。
★聴音(ちょうおん)→ピアノで弾いた和音やメロディを、耳で聴いて楽譜におこす訓練。
★転換→場面転換。幕間やシーンの間で舞台上のセットを入れ替える事。
★トイトイトイ(Toi Toi Toi)→ドイツ語で「エイエイオー」とか「頑張れ!」のような意味。本番前に円陣を組んで言う時も多し。
★頭声(とうせい)→胸声(きょうせい)に対して頭声。胸に落とした声ではなく、頭に響かせる声。
語弊を承知ですごく単純に言ってしまうと地声と裏声の違い。実際にはそんな簡単なものじゃないですが・・・
★ト書き(とがき)→スコア楽譜などに書かれている、動きの指定などの注釈。
オペラのスコアには音符以外に沢山の注意書きが記されている。
★ドラ→オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の中に出てくるメッゾ(又は
低めのソプラノ)が歌う役、ドラベッラ役の略。
★ドラマティコ→スピントよりも更に重く・太くて強い声。
劇的な表現に向いている。日本人にはかなり少数派。実際はいないとも
言われています・・・。
★トリ→稽古が急遽無くなること。又は無くなる人。
★緞帳→舞台上の大きな上下動する幕。
な行
★ナザーレ→フランス語の発音で、鼻にややかかったような母音。
実際は完全に鼻に入れてしまうと声楽的な声は出せないので、歌唱では入れるというより響かせるような感覚。
★2ベル→本番の寸前に会場に対して鳴らされるベル。本ベルともいう。
は行
★場当たり→実際の舞台にて、立ち位置やデハケの確認作業。歌唱は行わない。
★ハイバリ→ハイ・バリトンの略。バリトンだけど、かなり高めで
テノールとバリトンの間くらいの人。
★ハーペー(HP)→ハウプトプローベ(Haupt probe)重要な通し稽古。総練習。
オペラの場合においては衣装をつけて、オケではなくピアノ伴奏
で本番通りに通すものが多い。
★ハケ→舞台上から退場すること。
★バスバリ→バス・バリトンの略。バリトンだけど、かなり低めで
バスとバリトンの間くらいの人。
★場転→場面転換。幕間やシーンの間で舞台上のセットを入れ替える事。
★パミーナ(Pmina)→オペラ「魔笛」の中の登場人物。お姫様。
★バミり→舞台上において、人の立ち位置や大道具・小道具の場所を定める為に舞台上につける印のこと。
テープなどを貼っておこなうのだが、その作業そのものを「バミる」と言う。
★バラし→本番が終わった後の大道具・小道具の片付け及び現場の撤収。
この時間に歌い手たちはロビーでご挨拶やメイク落としなど、いわば現場が一番忙しい時。
★ピース→その1曲だけが入った楽譜。割高w
★フィオ→オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の中に出てくるソプラノが歌う役、フィオルディリージ役の略。
★舞監さん→舞台監督の略。
★プロンプ→プロンプター。歌い手が本番中に歌詞を忘れたりしないよう、
客席から見えない位置の舞台に隠れており、歌いだしより一瞬早く
歌い手に歌詞やセリフを言う人。プロンプターBOXに隠れてる。
★ブラーヴォ→出演者が素晴らしかった場合にかける掛け声。
ブラボーという人が多いですが、正確にはイタリア語ではブラーヴォ。
そして本来はBravo・Brava・Bravi・Braveと4種類ある。
男性一人に対してはBravo。 男性複数にはBravi。
女性一人に対してはBrava。 女性複数にはBrave。
男女混ざった複数の場合、割合に関係無く男性が一人でも
いればBraviになります。
★ペータース→ドイツのライプツィヒ発祥の楽譜出版社。Peters。実は非常に見にくいので
歌い手の中ではあまり評判は良くない・・・。
★ベーレン→ドイツのカルッセルにある楽譜出版社。Bärenreiter(ベーレンライター)
見やすい・高い・重い。
ま行
★マエストロ→直訳は意味が多くやや異なるが、この世界では指揮者の事。
★マチネ→昼間公演のこと。
★マスク(マスケラ:伊)→声の響きを当てる所。仮面の場所に
響かせるという意味で「マスケラに当てろ」とか言う。
★見切れ→客席から舞台袖が見えてしまう事。普通は見切れ線が引かれ目印になる。
★メゾ又はメッツォ(Mezzo)→ソプラノより低い女声。
★黙役→歌唱も台詞も無い役。芝居のみでの出演をする人。
や行
ら行
★リコルディ→イタリア・ミラノの楽譜出版社。Rocordi。イタリアもののオペラの場合は
この版を使うのが一般的。
★リブレット→オペラで言うところの台本のようなもの。
国内の出版社が出しているものは原語の歌詞と日本語訳が載っている。対訳とも言う。
★リリコ(リリック)→軽くは無い叙情的な声。かといって特別重くも無い。
★リリコ・レッジェーロ→リリコよりもやや軽めの声。リリコとレッジェーロの間。
★レチ→recitativo(レチタチーヴォ)の略。オペラの中でのそれは
少し音程のあるセリフ部分のようなもの。歌というより喋りに近い。
伴奏がしっかりあるrecitativo accompagniato(レチタティーヴォ・アッコンパニャート)と
伴奏が殆ど無いrecitativo secco(レチタティーヴォ・セッコ)に分かれる。
★レッジェーロ→とても軽い声。娘役などの若々しい役に向いている。
わ行