リベルタ・ヴォイスアカデミー

声楽講師:冨岡由理弥(×富岡由里弥)の日々。
対面レッスン(東京・神奈川)&オンラインレッスン(全国・海外も可)

宗教曲とレオ・ヌッチ

2011年07月31日 | Weblog
昨日(土曜日)は鈴木茂明先生の指揮する
高田三郎の典礼聖歌とドイツ・レクイエムを
聴きに行きました@紀尾井ホール

典礼聖歌のほうは初めて聴きましたが、
全ての讃歌に合唱団員の方のソロが長く入っており
それを合唱団の方々と交互に歌うというもの。
団員さんは皆アマチュアなので、
ソロの担当になる方々は皆様とても緊張されて
いましたが、かなり長い歌(というかセリフに近い)
を言葉の発音や運び方も美しく
勉強の成果が伝わってきました。

独レクのほうは全て原語という事と
人数もさらに多く必要でとの事で
各パートに数人ずつ助演さんが加わっていました。
その中に、偶然にも以前共演したテノールのOさんを発見。
相変わらず目立つ風貌なのですぐに目につきました。

そして今日(日曜日)はクリスマスに一緒にお仕事をする
バリトンのIさんと打ち合わせ。
ご飯を食べながら仕事の話できっちり打ち合わせて
楽譜の説明も済ませました。
そしてIさんの持ってたカバンにサインが。
誰の?と聞くと「ヌッチです」と。
なんと
イタリア滞在中にコンコルソで出会って
貰ったそうです。


写真撮っちゃうのも相変わらずミーハーな私(笑

伊独

2011年07月29日 | Weblog
昨日はイタリア語のレッスンでした。
前日に急いでやった宿題も何とか間にあいセーフ。

最近は道中、ず~っとドイツ語の曲を繰り返し聞いており
ブツブツ言いながら先生宅の呼び鈴を押す寸前まで
その状態なので、先生がドアを開けて開口一番に
「Come stai(どう元気)?」
と言われても、とっさに言葉が出ずにウッ!と
なります^^;
こんな基本的な最初の挨拶でさえ出てこなく
なっちゃうのはダメだなと反省し
先生宅に着くせめて5分前にはイヤホンを外して
頭をリセットしないとなと思いました


そして今日は歌のレッスン。
山咲先生はドイツに長くいて、独の大学を首席卒業というのもあり
当然ペラペラだし発音にとてもうるさい(良い意味で^^)です。
ですが、ドイツ語とフランス語ほど
先生によって発音の解釈が違うものも無いな~と
思うほど、みんながみんな違う事を仰います。
辞書の発音が全てじゃないことは、
日本語を思い返せば明らかですし。
(鼻濁音とか、その前後の単語によって変わる等)
それぞれの先生方はそれぞれ持論もお持ち。
現在現役でドイツ人としょちゅう仕事を一緒にしているとか
以前ドイツに長い事住んでいたとか・・・

どちらも私にとっては充分過ぎるほどの知識であります。
だけど先生方の間で意見が違う場合は、
どの先生の仰る事を受け入れるか?というのも
非常に重要になってきます。
ドイツ語はどんどん時代によって変化してきており
(Rを巻くか巻かないかという基本的な事は除外して)
歌唱用の発音と日常会話でも違うし
10年経ったらガラっと変わっていると思っても
過言ではないと思うのです。
なので私の一番のポイントは、私が言うのも本当に失礼
で「何様だ」って感じなのですが、他に表現が無くて
本当に申し訳ないのですが・・・

一番は【現在進行形で勉強し続けている先生】
の仰る事を選択します。
なんだかすごい偉そうな言い方になっちゃいますが^^;

上手く表現出来ないのですが、何というか・・・
過去の留学経験なども勿論素晴らしい知識ではあるのですが
今現在、ドイツでは(はたまた世の中では)どうなっているか
という事を、書籍などの知識としてだけでなく
五感で情報を仕入れて来てくれてる先生に
全面的に従おうと思います。

山咲先生は、ドイツ歌唱法の本を大量に読んでいるだけではなく
独歌唱法の大家がドイツからたまたま来日していると聞いて
あらゆるルートを駆使して、わざわざ滞在場所の広島まで
その先生に個人的に会いに行ったらしく。
そして実際に会って色々とお話を聞いて
今現在は本国ではこうだ、誤解している人が多いけれど
殆どのドイツ人歌手はこう発音するというのを
事細かに勉強されているのです。

なので私は発音については、この先生の仰る事を
良い意味で鵜呑みにしていいんだという安心感があります。
時代は数年というサイクルでどんどん代わって行くので
数年前、現在、そしてまた数年後をリアルタイムで
追って行ける先生を信じようと思っています。

そんなこんなで、発音はなかなかマルが貰えず
同じ箇所を10回近く歌い直される事もしばしば
本当に細かくて厳しいですが
私自身、信念を持つ事が出来るので安心感はあります。



でも、やはりイタリア語レッスンの寸前は聞くのやめよう

麻酔と宿題

2011年07月27日 | Weblog
今日はミニチュアダックスの“ねね”を病院に。
歯石が固まってしまい健康を害するという事で
全身麻酔をして処置することに。
たかだか歯石を取るだけで、麻酔かけなきゃならないとは
なかなか負担になるものだなあと。
オモチャやガムを与えても、すぐに飽きちゃうので
なかなか歯の健康を維持するのは大変かも。

朝一番で預けに行きました。
直後に生徒さんが来るので、開院前にお願いして
預けさせていただきました。
昨日、待合室で一緒だったワンコちゃん親子に偶然ばったり。
そのワンコはすごく良い子で賢くて大人しくて
人懐こいのですが、何と今のお父さんに育てられるまで
4軒もタライ回しにあったのだとか・・・。
まだ3歳なのに・・・・
それぞれ事情が出来て飼えなくなったとの事ですが
本当に無責任だなあと思う反面、
良い子過ぎて、どこに預けても育てて貰えるという
飼い主の甘えが出ちゃったのでしょうか。
今のお父さんは本当に愛情持って育ててていらして
良いおうちに引き取られて幸せだなあと思いました。

夕方にお迎えに行き、麻酔が切れてすっかり元気に
目が覚めて(というか充電されて元気が有り余ってる位)
安心しました。
歯もピカピカになっていて、ホワイトニングしたみたい

そして明日の午前中はイタリア語のレッスンなのに
宿題が全然出来ていなかったので
急いで1夜漬けを

私は性格的に、夏休みの宿題も初日に一気に終わらせるタイプで
後伸ばしにするのが嫌いなほうなのですが
なのに今回ばかりはうっかりしており焦りました。
譜読みもしないとならないものがあって
すっかり忘れていたというのが正直な所

頭の中がドイツ語モードなので
なかなかイタリア語モードに切り替えが難しい。

語学って本当に苦手です

ドレスとレッスン

2011年07月25日 | Weblog
今日はレッスンですが、
その前にドレスのお直しが出来上がって
受け取りに行きました。

生徒さんのHさんが洋裁で独立しているので
いつもお直しはHさんにお願いしています。
普通のサイズ直しの店では引き受けてくれないような
細かいデザイン変更や、我侭なども聞いていただけるので
今まで本当に沢山のドレスをお願いしました。
Aラインのものをマーメイドラインにしたり
襟ぐりを広くしたり、胸の周りに装飾をつけたり。
今回は丈の調整だったのですが、出来上がりの連絡を
いただいたので、取りに行きました。

その後、レッスンへ。
約2時間以上、びっちり絞られました
喉の疲労はそんなに無いのですが
ずっと立ってると足が疲れちゃいまして^^;
だいぶ形にはなってきたのですが
まだまだ細かい部分は調整の余地は充分にあります。

一日のうちにどれだけ歌って(練習して)良いか・・・
という考えも、本当に先生によってまちまちで。
合計1時間以上歌うなという先生もいれば
もっと歌って大丈夫だという先生も。
他の楽器と違い、直接声帯を酷使するので
長時間の練習は喉を壊し兼ねない。
それは声楽と楽器の大きな違いですが
それをどこまでやるかというのは人によって様々です。

私の場合は、結構歌うほう。
というか、歌わないと不安になるほう(笑

先生によっては、それをあまり良くは思わないみたいですが
でも私はそれしか出来ないし、それを貫きたい。

歌手生命云々という話もありますが、
そもそも同期のみんなよりだいぶ年が違うので
歌手生命も既に短いのでね^^;


Going my Way

独唱発表会

2011年07月24日 | Weblog
今日は国分寺教室&用賀教室の合同発表会でした@絵本塾ホール

合同とはいえ私が主催で、今までのホテルと違い
何から何まで自分でやらなければならないので
ちょっと大変でもありました^^;

当日まで打ち合わせを重ねて、色々と会場にも
我侭を聞いていただいたりして助かりました。


国分寺教室からは、約半数の方がエントリー。
でも、寸前になって出演出来なくなってしまった方が
2人いらっしゃったので、更に少なくなってしまいました。

当日はリラックスしてる方と、ガチガチに緊張されてる方
様々でしたが、楽しい緊張感でありました。
開場後まもなくこれだけ沢山の方々がご来場下さり
この後、開演後も次々と追加の椅子を出すほどに。

本当にありがたいことです

お一人ずつ、紹介を兼ねてMCをしました。
曲の紹介とかは面白身が無いので殆どせずに
なるべく生徒さんのキャラが浮き出るような
会場が和むような事を織り交ぜながら。
カンペの通りに話すのは得意では無いので
自分の主催という事もありすごく気楽に話せました。

普段のレッスンの通りに力を発揮出来たどころか
皆さん、本当に練習よりもずっと良くって
苦手だった部分も克服出来ていて
素晴らしかった
なんだか感動してしまいました

Hさんのお母様は岐阜から応援に駆けつけてくださり
お土産まで戴いてしまって恐縮です。


賛助出演をして下さった女声アンサンブルの皆様。
とても綺麗にハモれて揃っていました


最後に出演者全員で記念撮影。


私は今回は歌わずに裏方に徹しましたが
初めてのホールだったにも関わらず
生徒さん達もみんな手伝って下さって
問題無く大成功でした。

ありがとうございます。
そして皆様本当に素晴らしかったです

また次回も頑張りましょう

新国試演会

2011年07月23日 | Weblog
今日はよう子が出演する試演会@新国でした。

さすが新国の研修生というだけあって
本当にレベルが高くて、そして演出も面白くて
終始楽しめてあっという間に時間が過ぎ去って行きました。

よう子は私と声についての悩みは同じことで悩んでおり、
彼女の苦労は手に取るように解ります。
でも彼女の武器は、何といっても
抜けるような美しいアクートと
そして、何といっても歌唱力。

歌唱力の概念が難しいですが
一言で言うならば【歌が上手い】という事なんです。
良い声で音程が正確でビブラートがついて
早いパッセージが歌えれば歌が上手いという事かというと
それも微妙に違うのです。
軽い声ならば飛んだ音が歌えたり
早いパッセージも動けたりするのですが
彼女は軽い声では無いので、そういった技巧は
難しい声質なのです。それはあくまでも
「テクニック」であって「歌唱力」とは違うんです。

スケートで言えば3回転4回転ジャンプが飛べる事と
美しく優雅に滑って芸術点を取れることとは違うみたいな。
例えば一本調子で、同じ事ばかり繰り返しており
どうやって歌っても退屈になっちゃうような
機械的な曲を、不思議と音楽的に歌えちゃうのです。
感心を通り越して不思議に思うほど。

それが彼女の一番の武器だと私は思います
どこのマネージャーかってくらい売り込んじゃいましたがw

これからもうちの林をよろしくお願いしますm(__)m


終演後、左から綾子よう子・私




引き篭もりとカルピス

2011年07月21日 | Weblog
今日は生徒さんと自分の練習を交互にしていたら
あっという間に夜になってしまいました。
朝のゴミを出すのに駐車場までと
宅配便で門まで。
それ以外はずっと家から出ませんでした。
まるで引き篭もりの一日でした

かなり歌ったので夜には声が枯れてしまいましたが
これにも慣れていかないと
喉が強くならない気がします(あくまでも私の場合ですが

ちなみに今はお中元の時期なので、
色々と贈ってくださいます。
私の好みを知って下さってる方は
いつもの好きなものを下さったり
本当に有難いことです

今回ちょっと驚いたのがカルピスの瓶。
カルピスの原液は、最近は牛乳パックのようなもので
売っているのは知っていました。
でも昔ながらの瓶で届いたのですが

紙が巻いてないのに驚き
ゴミの問題からなんでしょうか。

カルピスといえば、厚手の紙が
ねじるように巻いてあって・・・というイメージ。
子供の頃からそうだった気がします。
今はスッキリと随分スマートになったんですね^^

久しぶりに懐かしい味を楽しもうと思います

電化製品祭り?

2011年07月20日 | Weblog
浄水器とデジタル複合機が同時に壊れました

なので早速注文。
連休明けに、両方同じ日に届きました。

エプソンの複合機。

前回のもエプソンでしたが、紙を何枚も一度に吸い上げてしまい
毎回非常に不便だったのが、これで解決!
一度に50枚印刷しましたが、一度も失敗無く
完璧な仕上がり。
そして前よりもコンパクトになった感じがあります。

生徒さんの発表会も近いし
色々プリントしなきゃならない事も多い時期だったので
壊れた時はあせりましたが、良かった~。

冷蔵庫も早く新しいのが欲しいです。
かれこれ14年くらい使っているので
そろそろ寿命ですよね・・・^^;
でもまだ壊れていないので、ずっと使っていますが
買う前に先に壊れちゃうとショックな家電1位
が冷蔵庫なので、この夏に必ず買う
と決めています。
冷凍のスペースが大きいものが昔から好きで
使い勝手の良いものが見つかるといいなと思っています。

しかし台風ですごい雨が一気に降りましたね。
ベランダの排水溝がすぐに詰まって
ひどい時には10センチの深さのプールになってしまいますので
台風の時は掃除が大変です。
枯れ葉もそうですが、犬のカットやトリミングを
ベランダでする時があるので
それで毛が排水溝に集まってきちゃうみたい。
その都度捨てないといけないのですが
犬を抱っこして足拭いて・・・とかしてると
すっかり忘れてしまうんですよね^^;
そして大雨が降って思い出すという・・・

早く晴れてほしいです





初☆Wagner

2011年07月18日 | Weblog
今日はレッスンの後に、ワーグナーを聞きに行きました。
すみだトリフォニーホール

私は元々、ワーグナーだけはどうも苦手・・・
というか食わず嫌いというのが正直な所。
なので避けてきてしまいました
DVDでは見ていたのですが、生で楽劇を見るのは
生まれて初めてであります。
数年前に新国で子供向けのワーグナーは見ましたが
本格的なのは初めて。

S様の会社が新日フィルの協賛をされていらっしゃるので
招待して下さいました。
本当に有難い事です

イゾルデは本当に強くて芯のある
強靭な声で、どこからあんなパワーが出るの?
と不思議な位に立派でした。
ワーグナー歌いとして活躍されているので
当然といえば当然だと思いますが。

今回、驚いたのがブランゲーネの藤村実穂子さん。
体格が倍くらいある外国のワーグナー歌手と
並んでも引けを取らない、むしろそれ以上の
素晴らしく立派な声で
日本人離れとはこういう事だと本当に驚き
感動しました
そもそも、日本人ではあるけれど
世界中でワーグナー歌手として活躍されており
認められている超一流の歌い手さんなので
日本人枠としてはカウント出来ないんですが。

初めての経験を、それも1階のとても良いお席で
尚且つご招待いただけるなんて。
素晴らしく良い経験をさせていただきました。

本当にありがとうございました


オーディションと師匠

2011年07月17日 | Weblog
今日は某オーディションでした。

そもそも役がズボン役であり
私にとってすごく遠いキャラなので
誰に聞いても合わないって言われており
可能性はかなり低いものなのですが
これも経験なので受けてみようと
チャレンジしました。
マイナーな曲だというのと
かなり難解な歌なので
色んな先生にレッスンに行きました。
どうせ落ちるなら、やれる事は全部しよう。
出来る事は1ミリでも多くやろうと
充分に練習してきました。

会場のドアを開ける直前まで、すごく落ち着いていて
逆に緊張感が無いってほどに平常心だったのですが
実際に始まってみると、ちょっと予想外なトラブルが
いくつか重なってしまい
びっくりするほど上手くいきませんでした^^;
本番があんなにダメだったのって
数年振りくらいかな?って程に。

この世界、上手く行く事ばかりではないので
というより上手く行かなかった事のほうが断然多いので
それは仕方が無いなと思って頭を切り替えられます。

次の日にすぐ師匠のレッスンがあり
色々と前向きになれるアドバイスを貰えました。
自分がどのスタンスでいるべきか
どうやって越えて行くかが少し道が見えた気がします。
とってもスッキリさっぱり。
大きな失敗も糧だし、そういった意味では
すごく良い経験ができた!

来月にはチャレンジする事が3つと
それとは別にコンサートも控えており
いつまでも引っ張ってる余裕も無いので
逆に良かったと思います。

また1歩成長した日でした~