もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

内閣支持率について

2018年03月19日 | 与党

 安倍内閣の支持率が急落したことが報じられている。

 各調査(報道)機関別の支持率(増減)/不支持率(増減)を列挙すると、共同通信38.7(-9.4)/48.2(+9.2)、朝日新聞31.0(-11.0)/48.0(+11.0)、毎日新聞33.0(-12.0)/47.0(+15.0)となっており、いずれも支持率は急落し不支持率が支持率を上回っているが、数値には調査機関の社是と社風が投影しているようで面白い。常日頃から、朝日新聞と毎日新聞の世論調査においては、調査対象者をシンパであろう定期購読者のデータベースから選んだのではなかろうかと邪推しているので、今回も同様な結果がを示されているのは興味深いことである。調査結果はさておき、安倍内閣を不支持とした方々の不支持の理由を知りたいところである。報道各社の解説では、森友文書の書き換え問題が影響しているとされているが、自分としては森友文書の書き換え・厚労省のデータ改竄ともに、トップダウンの急激な改革指示に対して旧弊の官僚が対応できなかった結果であると考えているので、即内閣不支持には直結しない。安倍昭恵夫人の行動についても脇の甘さは際立つものの、国政を停滞させるほどの行為ではなく、野党の言動は暗黒時代の魔女狩りにも等しいと考えている。内閣の支持・不支持を考えるときは、外交・安全保障・経済・憲法に重点を置く自分としては、安倍内閣はよくやっていると思う。残念な点は、内閣府が握る高級官僚の人事権の運用を誤ったことであり、夫人に優しすぎたことであると考える。

 世論調査の結果に対して当事者は一様に「一喜一憂することなく・・・」と口にする。そのことは、報道各社の世論調査は世論に阿る便法であり、必ずしも現状を映し出す鏡ではなく移ろい易い浮気心に過ぎないと云うことを実感しているからではないだろうか。選挙が世論調査と相反する結果に終わったことは過去にも度々あったことを忘れてはならないと思う。

 昨日の記述中"愚者は経験からも学ばない"とすべきところを"現実から"と誤記してしまいました。