岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
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都議選について

2009年07月13日 00時47分47秒 | Weblog
「衆院選の行方を占う」東京都議会議員選挙は民主党が第一党となる躍進となった。
確定した議席は次の通り。
民主34→54、自民48→38、公明22→23、共産13→8、東京・生活者ネットワーク5→2、社民0→0、諸派1→1、無所属3→2。
友党である東京・生活者ネットワークの後退が残念だが、石原与党の自公は過半数を割った。
既に報道で論じられているように、衆院選を睨んだ政局の行方に大きな影響がある。麻生首相からの遠心力はさらに強くなるが、この選挙を巡って頭角を現した自民党議員も見当たらない状況では麻生降ろしも現実にならないようなジレンマに追い込まれるのではないか。大きな流れとしては解散は精一杯遠のき、いま鳩山代表が被っているような「あらさがし」が続くのではないかと見ている。政権が新たにならないことは、政治のリーダーシップの欠如を意味し、大事な来年度予算編成開始を前に混迷して国民は更に不利益を被らなければならない。いまの麻生自民党政権は国益を損なっているのだ。
一方で、石原与党が後退をしたことは、東京に更に富を集中させる東京オリンピックをはじめ一極集中政策の後退につながるのではという期待もある。都民は石原知事の傍若無人振りに実は閉口しているのではなかろうか。
そう考えると、今回の都議選は国政の行方でも、都政の行方でも大きな岐路を通過したと言える。私たち民主党はこの結果に奢ることなく、謙虚に声を聞き続け衆院選につなげてゆくべきだ。思い返して欲しい、四年前の都議選も確か「躍進」だった。その二ヶ月後、辛酸を舐めることになったのだから。