岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
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視覚に障害のある子の親と意見交換

2007年05月17日 01時17分42秒 | Weblog
視覚障害の子のお母さんたちと意見交換をして、悩みや課題の深刻さを改めて考えさせられました。
特に小学校入学を控えた子どもの場合、盲学校に入れるか、それとも地元の学校に入れるか非常に悩むそうです。一般の小学校に入学した場合、多くの困難が予想される。とは言っても、地元の学校に通った方が地域に入ってゆきやすい。
実は私も知らなかったのですが、様々な障害のある子どもたちの中で、視覚を持たない所謂全盲、あるいは残存視力のある弱視の子どもの割合は非常に低いのだそうです。県立盲学校の場合、小学部には一学年2~3人しかいません。また特に弱視の場合、見え方はまちまち。視覚障害の子に対する指導はケースバイケースで、経験と知識を求められるそうです。従って一般の学校では、視覚障害の子のサポーターとなる教員を確保することは非常に難しいそうです。
私自身、網膜はく離を経験していることもあって、何とか視覚障害を持つ方々、とりわけ幼い子どもの生活の質を高めることが出来ないか考えています。視覚障害の子ども一人一人にとっては緊急の課題であるだけに、行政の手厚いバックアップが出来るよう、関係者とともに考え、努力をしてゆきます。