ダイオキシンの毒性、リサイクルの必要性、急速に進む地球温暖化、どれも今まで当たり前のように受け入れてきた環境問題である。しかし著者はこれらが必ずしも正しくないことを読者に説く。そこに隠された真意とは何なのか。誰が仕掛け、誰が騙されているのか。我々はメディアから流れてくる情報をそのまま信じてしまう傾向にある。しかしそれらは果たして真実なのだろうか。一旦社会通念とみなされたことを翻すのは容易ではない。誰が天動説の時代に地動説を支持しただろう。今なら一笑に付されるような話だが、我々は本当にそれを笑っていられるのだろうか。本書では「ダイオキシンは無害に等しい」、「リサイクルを進めるほうが環境破壊だ」、「地球温暖化はウソである」といったショッキングな持論が展開されている。読み進めるにつれ何が真実なのか、それすらわからなくなってくる恐怖を感じた。大切なのは何事も鵜呑みにせず自分なりの判断基準を持つことであるが、それを痛感させてくれる一冊でもあった。決してトンデモ本の類ではないのでお間違えなきよう。ちなみに本書はシリーズ化され、現在第三弾まで刊行されている。
ダイオキシンの毒性、リサイクルの必要性、急速に進む地球温暖化、どれも今まで当たり前のように受け入れてきた環境問題である。しかし著者はこれらが必ずしも正しくないことを読者に説く。そこに隠された真意とは何なのか。誰が仕掛け、誰が騙されているのか。我々はメディアから流れてくる情報をそのまま信じてしまう傾向にある。しかしそれらは果たして真実なのだろうか。一旦社会通念とみなされたことを翻すのは容易ではない。誰が天動説の時代に地動説を支持しただろう。今なら一笑に付されるような話だが、我々は本当にそれを笑っていられるのだろうか。本書では「ダイオキシンは無害に等しい」、「リサイクルを進めるほうが環境破壊だ」、「地球温暖化はウソである」といったショッキングな持論が展開されている。読み進めるにつれ何が真実なのか、それすらわからなくなってくる恐怖を感じた。大切なのは何事も鵜呑みにせず自分なりの判断基準を持つことであるが、それを痛感させてくれる一冊でもあった。決してトンデモ本の類ではないのでお間違えなきよう。ちなみに本書はシリーズ化され、現在第三弾まで刊行されている。