Cliffs Of Dover が消える日・・・ (1)

2005-10-23 12:19:41 | Music > EJ
 
やはりでした・・・。本家のフォーラムで「今回のショウは 50% の力しか発揮できなかった」と Eric が語ってくれたことを日本の有志の方が明かしています。私もギタリストな視点から見れば、今回のパフォーマンスに満足し切れたわけではありません。過去の来日公演でのプレイ、リリースされているライヴ音源や映像、それらと比べれば明らかに平均点を下回る出来だったと思います。テクニックだけを取り上げれば酷評されてしまうのも頷けますし、私とて初日のライヴは、ある意味、観ている自分も辛く感じました。今のようにネットからの情報も無く、私自身、EJ をギタリストとして神格化していた時代にこのライヴ体験していたら、正直立ち直れないくらいの衝撃だったかも知れません・・・。

・・・と、まあ、レヴュー風に書こうかと思ったんですけど、止めました(笑)。小奇麗な文章よりも、ぐでんぐでんになった書きなぐりの方が自分も言いたいことがいいやすいし、わかってもらえるような気もするし・・・。一人称もぐちゃぐちゃかも知れません。スゴく読みにくかも知れません。その辺、許してくださいね(笑)。多分ね、僕のブログに遊びに来てくれる皆さんとはそんなに変わったことは感じていないんですよ。あちこちにお邪魔して感想いっぱい読ませてもらいましたし、色々コメントもさせていただきました。つなぎ合わせれば、それなりに「ghostwind の EJ レヴュー!」になっているかもしれませんが、そこでは語れなかった部分をチロっと書きたいなって思います。

昔はギタリストの端くれで、"Ah Via Musicom" がリリースされた頃なんて、それこそ朝から晩まで Eric Johnson の奏法を研究していました。スコアなんていらないってくらい耳コピも頑張ってましたよ~。ポジション選びとかスコアよりもちょっと自信があったりね(笑)。一分のソロに一週間くらいかけることなんてザラだったし、まあ、それだけ学生時代は時間があったってことなんですけどね。あっ、この辺りの話はかなりマニアックになっていくのでこのくらいで・・・(笑)。結局何が言いたいのかというと、僕はこの時代 Eric Johnson を完全に神格化していたんですよね、ギタリストとして・・・。

今では自分の聴き方は大分変わってきたと思います。僕自身、一人のリスナーとして彼の音楽を聴くことが多くなりました。勿論、意識的にそう聴いているわけではないんですが、最近、自分が気に入っている EJ の曲を考えるとそう思えるんですよね。知らず知らずのうちに「ギタリスト Eric Johnson」という憧れに隠れて見えなかった「アーティスト Eric Johnson」としての魅力が見えてきたのかもしれません。ちなみに最近はこんなプレイリストで聴いていたりします(順不同)。

A Song For Life
I Promise I Will Try
Friends
Emerald Eyes
Trademark
Forty Mile Town
Venus Isle
The First Nowell
Lonely In The Night
When The Sun Meets The Sky
Song For Lynette
Forever Yours
Your Sweet Eyes

ねっ、"Cliffs Of Dover" も "Zap" も "Desert Rose" も "Righteous" も "High Landrons" も "S.R.V." も・・・書けばキリ無いですけど入ってないんです(笑)。勿論、このプレイリストしか聴かないわけではないので、普通にアルバムを聴いたり、「Eric Johnson まとめてランダム再生!」とかしながら聴いたりしますよ~。でも最近よく聴きたくなる曲を集めてみたらこんな感じになっていたんです。

さあ、すでにぐでんぐでんになってきました(笑)。えーと、ギタリストな人の中にはわかってくれる人がいると思いますが、僕の中には Eric Johnson を見る目が大きく分けて二つあるということなんです。先にも書いた「ギタリスト Eric Johnson」と「アーティスト Eric Johnson」ってやつです。この「ギタリストな」という目がやっかいで、Eric Johnson というアーティストに一つの理想像を描いて、それのみを求め続けてしまうんですね。常に憧れを満足させる存在じゃないといけないわけです。今回、そういう目で見れば落胆したファンが多かったのも事実だろうし、「こんな Eric は見たくなかった・・・」、「出来のいい Eric Johnson のコピー・バンドを見ているようだった・・・」、「悪夢だった・・・」、書いてる自分もちょっと辛いですが、こういう感想を持った方々の気持ちもとてもよくわかります。誰しもあの姿が本来の Eric だとは思わないはずでしょうけれど、その理由を知ろうとする余裕すらないほどのショックだったことは、ストレートに伝わってくるんですよね。あのぅ、これを読んで下さっている方の中には、反対に「素晴らしかった」という感想をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。僕自身、愛情を持って、笑顔で書いているつもりなので、どうか、ネガティヴな捉え方だけはなさらないでくださいね。まあ、本当にニヤニヤ笑いながら書いていたら怪しい人ですけどね~(笑)。心が笑顔ということで・・・(笑)。ホント、ギタリストな目はやっかいなんです。

さぁ、次、書きます。まだ前振り段階ですからね~。ついてきてくださいね~、私を一人にしないで~(笑)。今回、一番のネックは EJ の体調です。前日入りで即ライヴですから、本当に醜かったと聞きます。殺人的なハード・スケジュールだったと表現されている方もいました。すでに体調管理がどうこうといえるレベルではなかったのかも知れません。確かにプロであれば、一旦ステージに立ったら最高のパフォーマンスを見せるのは当たり前のことだとは思いますが、人間である以上、出し得る限界はあるわけで・・・。僕は正直、あれがその限界だったと思います。体力的にも精神的にもあれ以上を表現するのは無理だったのではないかと。ハンパなパフォーマンスを見せられるくらいならお金を返して欲しいと思う人がいるかまではわかりませんが、僕自身は、あれだけ過酷な条件の中、真摯に精一杯のパフォーマンスを見せてくれた EJ に感謝したいし、ある意味、特別な状況下でのライヴを体験できたことを思い出として持ち続けたいと思っています。「あのときはヒドかったねぇ」、「EJ 辛そうだったねぇ」なんて親しみを込めて回想できるライヴになってくれるんじゃないかなって。だから、僕が見た「アーティストな Eric Johnson」は何ら変わることなく感動を届けてくれたように思えるんです。そういう意味では「素晴らしい」と感じた部分も多々あったんですね。

ただ本人はとても苦悩していたんじゃないでしょうか。日本のファンのために最高のプレイを見せたかったはずなのに、身体的にも辛くて、それが精神的にも影響して、モチベーションだって維持するのが大変だったはず・・・。客がイマイチな反応であったことは本人も感じ取っていたと思います。一日目と二日目のパフォーマンスの微妙な差はそれを挽回しようと Eric が必死になっていた証拠だと思います。得意の片手を上げるアクションだって何となく控えめに見えたりしましたが、無理にでも自分を鼓舞しているのかなぁって思ったり・・・。いや、ホントかどうかはわかりませんよ、でもそう考えると何か伝わってくるんですよね~。

出来れば「ギタリストな目」にも「アーティストな目」にも 100% のパフォーマンスに映る完璧なライヴを体験したかったという気持ちに変わりはないですが、フィンガー・ボードと指だけではなく、それ以上に色んなものが見えてきたライヴだったからこそ、Eric Johnson というアーティストをもっと身近に感じられるようになりました。結果的にガッカリさせられたという印象はなかったですし、去年に続いて、今年も来てくれただけでホント嬉しいんです。日本のことを気にかけてくれているんだなぁって思えるから・・・。

タイトルが何を意味するかは次で書きたいと思います。ちょっと長くなったので一旦この辺で切ります。読んで下さって有難うございました。


続く・・・

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12 コメント

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胸がいっぱい(笑) (ジェイ)
2005-10-23 21:22:47
gwさん、今晩は、レポ読ませてもらいました。

完璧な演奏ではなかったこと、私みたいな人間の耳にも、分かる部分がありました。



でね、私ね、お客さんが、彼の手元や機械をじっと見てる横で少し引いた目線でEJを見てました。確かに私達が観たのはステージひとつ切りで、プロだからそのひとつひとつを完璧なものにしなきゃいけないのかも知れないけど、引いて見てると、上手くいえないんですけど、EJって人がステージに立ってる空間自体が感動的でしたよ。私達と何も隔たりもないんですもんね・・・



技術的な面とか、永年の思い入れとか、そういう視点で観れる方が羨ましく思いますけど、ライブって生の演奏を聴きに行くことではあるんだけど、生きてるミュージシャンに会いに行くことでもあるんだって思いました。

素晴らしいギタリストで、いい曲いっぱい作ってて、感動のライブを何本も見せてくれて、遠い異国のファンにも関心を持ってくれてこうやってそんなに儲からないと思うツアー(笑)に出てくれる・・・そんなこと考えながら聴いていたら胸がいっぱいになっちゃいましたよ・・・・笑



gwさんのレポ読んでたらまた胸が一杯になっちゃいました(笑)トンチンカンなコメントでほんとすみません(笑)
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Unknown (Axel)
2005-10-23 22:04:18
こんばんは!

gwさん、はじめまして、ジェイさんのところからきました。

ジェイさ~~ん、生きてますか?笑

名前は、、、ご存知ですね。

よろしくお願いいたします。

私もEJファンなので、、、、えへへ



東京は初日が50%で2日めは65%とありましたね。

(フォーラム読みました)

名古屋は何%とかわかりませんが、

初めてEJを目の前にして、疲れているのかと思ったのは確かです。

クリスも同様に、いえ、EJ以上に疲れている様に見えました。

ジェイさんと話した中でもそのことは出てきましたが、

私もジェイさんと同じ、残念な気持ちは全くありませんよ。

(私は、EJがお腹でも壊してるんじゃない?とか、クリスは寝不足なんだとか、ずいぶんアホなこと言ってましたが・・・)

あのLiveはベストではないことも、

あの会場にいた人はわかっていたでしょうね。

でも、すばらしかった。素敵でしたよ。

(プレイそのものの評価は別でしょうけど、一番残念なのは本人でしょうね。)



残念なのは、むしろ自分で、

もっと拍手しなきゃ、と思いながら、タイミングが上手くつかめず、

クリスのソロのあとも、拍手しそこねて、、、、

きっと私の想いは会場にいた人たちと同じだと思います。

トミーに対しても同様。

トミーもすばらしかった。この人は大好き~~

私は、EJがメンバーを何度も紹介するところも好きで、

EJをサポートする2人も素敵で、

あの日、名古屋でEJがギターを弾いてくれたこと、

私もそこに入れたこと、聴けたこと、

会場に来たみんなのために演ってくれたこと。

すばらしいじゃん! それだけで、満足です。

大切な1日でした。

モモも見つかったし。。。あは~~~

では~~~
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gwさんの愛を感じます。 (lynette)
2005-10-23 22:17:09
gwさんこんにちは、すっかりここの常連となりつつあります、新参者のlynetteです。GWさんは本当にEJ様を愛していらっしゃるのですね・・・

熱い思いが伝わります。

 私もこうやってEJの情報を探っているうちにこちらのブログに辿り着いた人間でして、ここは勿論他のEJに関するコメントや記事も沢山調べました。

 ざっと見た感じではLIVEに関する批評は辛辣なものが多くて、普通に良いLIVEだと感動した人間にとっては何となく悲しい気持ちになったのを覚えています。でも実際に過去の演奏や技術をよく知っているコアなファンが多いからこそ、率直な意見が述べられるのだろうと思います。

 ノリだけのロック・コンサートなんて、大抵の人はろくに音楽聴いちゃいないんだから(笑)。私にとっては あんなに観客がステージに見入っちゃってるLIVE自体初めてでしたからねぇ。

 以前ここにコメントを書いて、GWさんが「ギタリスト志向の人とはまた違った見方がある」とレスしてくださいましたよね。 勿論私も最初の知識は EJ=スーパーギタリスト(古い?)でしたけど、多分こんなにはまったのって今までのギタリストとはちょっと違うんですよね。



私の好きな他のギタリストは、皆ギターヒーローではあるけど、シンガーじゃないし、ソングライターってほどでもない。

 私ね、実は初めて聴いたEJの曲って song for lynetteなんですよ!(だからlynette大好き)彼の曲は多分早々普通のラジオなんかじゃかからないんですけど(せいぜいドーバー位ですか?)、インターネットラジオでPat Metheny かLarry Carltonあたりを聴いてたら(関連アーティストの曲がランダムに入るのです)、たまたまこの曲が出てきたんですよ。思いきりピアノの曲だし、ギタリスト関連なのに??ってその時はびっくりしたんですけど。それがEJだったんです。

それを機会にVENUS ISLE聴いて、すっかり虜なのです。で、ギター聴いたらそれも凄いと。

 彼が唯一無二のギタリストであることは間違いないですが、歌も唄って、ギターも弾いて、音楽も作って・・・トータル的なバランスの良さが、誰とも違う気がします。

 彼の作り出す音楽は、美しく、繊細で、ロックという域を越えて語られるものであると私は考えていますよ。

 ちなみに余談ですが、今度私の友人が結婚するので、私のセレクトでWedding song集を作ってプレゼントする予定です。洋楽自体さほど知らない彼女なので、ある程度は定番の曲を入れておりますが、EJの曲ねじこんじゃった(笑)your sweet eyesです、気に入ってもらいたいなー
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ファンゆえに (tallulah)
2005-10-24 00:35:19
gwさんはじめまして。ネットで今回のejのライブのことを調べててたどり着きました。

いきなりの書き込みをお許しください。



わたしは今回の大阪公演に行きました。去年のライブに行かなかったので今回は逃してはならぬ!と鼻息も荒く臨んだejのライブでした。最終日というのもあり、彼がお疲れなのは素人目にもわかりましたが、それよりも彼がそこにいて演奏してくれるのが嬉しく、個人的には充分以上楽しみました。時々彼自身がご自身にイラつくかのようなしぐさをしてたり(わたしの思い込みかもしれませんが)、余りに細い体つきのせいもあり、今にも倒れそうで「大丈夫なのかしら~」と心配もありましたが、やはり行ってよかった!ファンでよかった!の一夜でした。



ギタリストの方の目で見られた場合の複雑な思いというのはあると思います(素人のくせに生意気な言い方になってしまってごめんなさい)。でもgwさんが、ライブが終わって日にちがたってるにもかかわらず、お悩みなのも、ejに対するファンゆえの愛情と思います。ギタリストの視線で複雑に観ることができるというのは、わたしのようなミーハーなファンにはない、うらやましい視線です。ejももちろん、そういう視線は意識して「50パーセント」と自ら言ってると思います。

わたしは「100パーセント」は次回の来日に期待しています。次回でも無理だったらまたその次!(笑)

「エリック・ジョンソンその人」としては、彼はいつでも全身全霊のミュージシャンだと思います。
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>ジェイさん (gw)
2005-10-24 06:45:23
こんな書きなぐり、読んでいただいてありがとうございます(笑)。



一週間くらいチョコチョコと書きためていた文章はズバっと捨てて、一から書きなおしました。プレイリストの曲を聴きながら書いていたら、構成とか表現とかそんなのはどうでもいい気がして、僕は音楽評論家でもないし、そもそも EJ を評論できるような立場でもないですからね(笑)。ジェイさんのレビューとか読んで、一番心が伝わるのってこういう文章だよなぁって思ったのもあります。ホント、ありがとうございました。



>EJって人がステージに立ってる空間自体が感動的でしたよ

本当にそう思います。写真や映像の中だけでの存在と思っていた人が現実の世界に自分といるって思うだけで感動しちゃいますよね。ただ最初は現実感がなく夢見心地のふわふわ状態なんですが・・・(笑)。



>生きてるミュージシャンに会いに行くことでもあるんだって思いました

多すぎる情報って時には心の邪魔をするんですよね。ミュージシャンの中には即興演奏をするときには音楽理論は忘れるようにしていると言う人がいます。理論で自分の表現に枠を設けたくないということだそうです。これと似たようなことがリスナーにも言えるんじゃないかなって思うんですね。人は色んな理由があってライヴ会場に足を運ぶと思いますが、誰しも元を辿れば「会いたい」から始まっているんでしょうね。



>トンチンカンなコメントでほんとすみません

そんなことないですよ~。いつもストレートに伝わってくるんですから! み~んなそう感じていると思います。いや、もしかしたら二人だけがトンチンカンなのかも!(笑) だからわかるのかなぁ・・・なんて(爆)。

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>Axel さん (gw)
2005-10-24 06:48:08
はじめまして! いつか遊びに来てくれないかなぁって、ずっと思ってました! だったら自分から誘えよって話なんですが、僕って、ほら、EJ と同じでシャイだから・・・(笑)。冗談はさておき、嬉しいです、ホント。僕の勝手なイメージなんですが、ジェイさんが EJ だったら Axel さんは Tommy か Chris かなぁって思ったりしてます(笑)。いつも優しく見つめているような・・・。あっ、でも Axel さん的には逆の方がいいですかね。Axel さんが EJ でジェイさんが Tommy か Chris 。そんなことはどうでもいいですね(笑)。スミマセン。



>クリスも同様に、いえ、EJ以上に疲れている様に見えました

僕も Chris は疲れていたように思います。もともとおっとりした方だとは思うのですが、出来るだけ笑顔を絶やさないようにプレイしてくれたんじゃないかなぁって。リズムに合わせて首を振るくらいの EJ 並みの極小パフォーマンスですが、不思議と優しい感じが滲み出ていましたよね。ライヴで演奏された "Tomorrow" は彼のペンによる曲ですし、EJ とはウマがあうベーシストなんだと思います。



>私もそこに入れたこと、聴けたこと、

同じ時間を共有できるって一番素晴らしいですよね。音源でも映像でもなくまさに「ライヴ」な世界なんですものね。



モモ見つかってよかったですよね。事後報告にて知った僕ですが、ホントよかった・・・。Axel さんの優しさに乾杯~!

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>lynette さん (gw)
2005-10-24 06:49:44
いえいえ~、僕の中ではすでに常連さんです~(笑)。



辛辣な感想は期待や愛情の裏返しなんですよね、きっと・・・。だから悲しむことはないですよ~。僕自身そうだからわかる気がするんです。



>私ね、実は初めて聴いたEJの曲って song for lynetteなんですよ!

初めて lynette さんのお名前を拝見したときから、そうじゃないかなぁって思ってましたよ。だから僕にとって lynette さんのイメージはいつも "Song For Lynette" なんです(笑)。



>多分こんなにはまったのって今までのギタリストとはちょっと違うんですよね。

ホントそうですよね。素敵な音楽を作りたい、たまたま表現する楽器がギターだった。そんな感じがします(笑)。



>・トータル的なバランスの良さが、誰とも違う気がします

それこそが EJ が目指している音楽なのかも知れませんね。ギタリストとしてよりもコンポーザーとしてあるいは一人のアーティストとして認められたいって・・・。そういえば後世に残る名曲が書けたらいいなぁなんて冗談交じりにインタヴューで言っていたことを思い出しました。



>私のセレクトでWedding song集を作ってプレゼントする予定です。

こういうのっていいですね~。贈る人の愛情がこもっていますものね。"Your Sweet Eyes"、きっと気に入ってもらえますよ! あの曲にはそんな不思議な力が宿っている気がしますもの。



lynette さん、素敵な出会いのお話までして下さり、ありがとうございました。これからも一緒に EJ の音楽を聴いて、いっぱい幸せを分けてもらいましょう!
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>tallulah さん (gw)
2005-10-24 06:50:50
はじめまして、tallulah さん、



いきなり書き込んでいただけて嬉しいですよ~!



>時々彼自身がご自身にイラつくかのようなしぐさをしてたり

機材のトラブルが色々とあったみたいで、指示等を出していることはあったみたいですよ。イライラというよりは真剣だったのでしょうね。



>行ってよかった!ファンでよかった!の一夜でした。

本当ですよね。何があろうと僕の感想もこの一言に尽きます! 一緒っす!



>ギタリストの視線で複雑に観ることができるというのは、

そうなんですよね・・・。ある意味スゴく役に立ってくれるし、ある意味スゴく邪魔になるし・・・(笑)。なので僕は東京公演二日目はこの目は閉じました(笑)。彼の調子が悪いのは初日で明らかでしたし、でもライヴは楽しみたかった。だから後ろの方で EJ の顔、Chris の顔、Tommy の顔をいっぱい見ていました(笑)。自然と見えてきたものがいっぱいありましたよ。だからファン歴も知識も、EJ の音楽を楽しむ上では全く関係なく、それぞれの目で EJ を見つめていきたいですね~。



>そういう視線は意識して「50パーセント」と自ら言ってると思います。

そうですね、すべての人を満足させられるレベルで100%なのかもしれませんね。スゴイお人だ、EJ は!(笑)



>「100パーセント」は次回の来日に期待しています。次回でも無理だったらまたその次!

僕も全く同じこと考えていました。彼が音楽を創造し続けてくれる限り、来日し続けてくれる限り、精一杯のショウを見せようとしてくれる EJ なら、いつかそんなショウに出会えるという気がしますものね。



これからも一緒に EJ を応援していきましょう! よろしくお願いいたしま~す。あとで遊びに行かせていただきますね~!
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そうですね。 (桃猫)
2005-10-24 10:11:35
渾身の私評、読ませていただきました。エリックへの熱い想いが伝わってきました。EJ自身が完璧なパフォーマンスを求めすぎてると思うんですよね。みんなも、それに対してストイックすぎてるし、だから観客のノリ自体がそう言うものになってしまっている。

エリックも、いままでのような自分の音に自分自身で酔わされる時代から、はやく音を楽しむ、そういうふくよかな感性へと移行して欲しいです。たぶん、そういう彼の心境の迷いが一番出ていたライブですよ。だから新作は未完成、これからのエリックの頑張り次第でしょう。イットバイツのフランシス・ダナリーは、そういう意味で、自分を壊して、突き抜けたところにちゃんと行ってる気がします。エリックも頑張りどころです。
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>桃猫さん (gw)
2005-10-24 22:22:58
以前、桃猫さん、「完全燃焼ですか?」って訊かれたことがありましたよね。あのとき僕は「鋭いところを突かれたなぁ・・・」って思ったんです。自分が避けようとしていた部分を見透かされていたみたいで。ただ、まだツアー中でライヴを観ていない方もいましたし、何よりも自分の中で気持ちの整理がついていなかったこともあり、100% 本音は語れませんでした。あれからずーっとこの問いについて考えていました。いつかちゃんと答えようって。だから今回の記事は桃猫さんの問いに対する僕の答えでもあるんです。



実はこの記事に続いてもう一つだけどうしても書いておきたいことがあるんですが、今回、桃猫さんに頂いたコメントが僕の思いそのものでした。すでに同じようなことを感じられていたんですね。今までずーっと思っていたことを自分の心の整理として書きとめておこうって思ってます。何か全然ライヴ・レポじゃなくなってきましたよね~(笑)。
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