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ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

煌めきの街、アントワープ <第1回 聖母大聖堂>

2020年03月15日 | Weblog
ベルギー第2の都市、アントワープ。
15世紀には世界で最も美しい都として讃えられ、17世紀には文化的興隆を極め、現在はヨーロッパ第2の港湾都市として、また世界的ダイヤモンド原石の中継地点として、その繁栄は歴史的建造物に彩られた美しい街の随所に感じられます。

日本人にとっては、『フランダースの犬』の最後のシーン、ネロ少年がパトラッシュと共に最期を迎えるルーベンスの絵の印象が強いかもしれません(アントワープ市民の認知度は低いみたいですが)。

煌めき溢れるアントワープの魅力は語り尽くせませんが、ポイントごとにシリーズでご紹介いたします。

<第一部>
聖母大聖堂 Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen
ベルギー最大のゴシック様式の聖堂として1352年の着工からおよそ170年の歳月をかけて1521年に完成。1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されています。先述したルーベンスの祭壇画以外にも、聖堂内部は美術館レベルの絵画、ステンドグラス、彫刻で目を奪われっぱなし。壮麗な聖堂内部は神聖な空気に満たされ、キリスト教信者ならずとも敬虔な心持ちに導かれます。大聖堂のパトロンのみならず、アントワープそのものの繁栄を如実に感じられる、都市のイメージを集約、象徴する場所です。







美しいステンドグラスを通して内部を照らす光、神の言葉を翻訳するフィルター装置のようです。


ネロ少年が最期を迎えるルーベンスの絵、『キリストの降架』。三連祭壇画の中央部分です。


やはりルーベンスによる巨大な祭壇画、『聖母被昇天』。


アントワープ市民の祈りの場であり、世界的観光名所であり、優れた美術品を収蔵する美術館としての機能も果たす聖母大聖堂。アントワープで必ず訪れたい場所のひとつです。


オープン時間
10:00〜17:00(土〜15:00)、日曜日は13:00〜17:00
入場料
8ユーロ

ちなみに、私が訪れた2020年2月14日は修復工事中で、外観(鐘楼部分)は作業用の足場と布で覆われていました。残念!







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