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虫歯を取るときなどは、高速回転する器具で削って除去します

2019-05-07 10:58:44 | 日記
虫歯の治療が終わってやっと銀歯やセラミックの詰め物(インレー)を入れたのに、なぜか歯が痛い! こんな経験をすると、歯医者さんに不信感を持ってしまうかもしれません。
でも、決して「銀歯やセラミックを入れた歯が痛い=虫歯が治っていない」というわけではないのです。筆者は歯や口周りの情報を「ムシバラボ」というサイトで発信していますが、その中でも紹介していることのひとつが「詰め物を入れたあとに歯が痛くなる理由」です。
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詰め物を入れたあと歯が痛くなるのはなぜ?
詰め物を入れた歯が痛くなるのには、次のような理由が考えられます。

(1) 銀歯は熱を伝えやすいため
銀は非常に熱を伝えやすい材質です。銀歯を入れて日が浅いうちは、冷たいものの刺激で特にしみやすい状態にあります。
通常は日が経つにつれ、だんだんと落ち着きます。1週間くらいでいつの間にか何も感じなくなることが多いものです。

(2) 歯を削った後は神経が敏感になっているため
虫歯を取るときなどは、高速回転する器具で削って除去します。そのときに生じる振動や発生する熱の刺激により、内部の神経が多かれ少なかれダメージを受けてしまいます。これはどうしても避けられません。
このような神経のダメージも日が経つにつれて、だんだんと回復してくるのが通常です。しかし、神経のダメージは回復するのにある程度の期間を要することも多く、その間は神経が過敏になってしみやすい状態にあります。

(3) 神経がもともと弱っていたため
虫歯の被害が神経に届くまで深刻だと、冷たいものや熱いものなどでしみるようになります。その刺激を受けているうちに、神経は徐々に弱っていきます。
神経というのは歯の健康にとって非常に大切な存在です。歯医者さんはなるべく弱っている神経であっても、その後の回復を期待して神経を簡単には抜きません。結果、弱っている神経が銀歯を入れた後もしみることが多いわけです。
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(4) 詰め物の高さが高いため
銀歯やセラミックなどの詰め物を入れた後は、かみ合わせの調整をします。その際、患者さんの感覚にも頼りながら調整していきます。ただ、詰め物を入れてまだ間もないときは、ほんの少しかみ合わせが高くなってしまう場合があります。
そうなってしまうと、かんでいくうちに歯の周囲の歯根膜(歯とそれを支える骨の隙間にあるクッションの役割をする繊維)がダメージを受け、「かむと痛い」という症状が生じます。
(5) 歯根膜の炎症が落ち着いていないため
歯根の周囲が炎症を起こしてウミが溜まった場合、根の治療を行います。ウミが落ち着いて痛みがなくなったのを見計らって銀歯を入れるのが通常です。ですが、根の周囲の炎症が完全に落ち着いていないと、かむと痛みを起こすことがあります。

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