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歯医者さんで使う基本的なドリルは上にあげたようなものなのですが、実はまだ別にもあります

2019-09-29 11:30:59 | 日記
超音波を利用してタービンや5倍速に使う刃を超音波のハンドピースの先のつけたピエゾサージェリーというものもあり、これは抜歯やインプラント治療の際に慎重に歯や骨を切削するためなどに使われます。

ピエゾサージェリーの場合はタービンやマイクロモーターのように回転という力ではなく、振動を利用して切削する点も大きく違います。
他にも、小さなマイクロモーターではなく大きなモーターから紐を介して滑車のような構造をしたものです。この機械ですが、現在は歯医者さんの診療室では使われていません。
むき出しの紐(ベルト)がグルグル回転しながらドリルに力を加えていくのですが、イメージ的には自転車のチェーンのような感じです。

このむき出しの紐がグルグル回るドリルですが、大きなモーターを使うだけあって削る力自体は結構あり安定して力強く削れるという事で、歯の詰め物や被せ物などを作る技工士さんは今でも使われる方もいるそうです。そして、さらに時代をさかのぼると、この大きなモーターではなく足こぎのミシンのように足でこいで回転する力を得る物もあったようです。かなり昔の歯医者さんは足でこぎながら歯を削っていたのでしょうか?

エアーモーター
マイクロモーターを使ったドリルの場合はタービンのような高い音ではなく小さなエンジンを回してるような音がしますが、このタービンとマイクロモーターの中間のようなドリルも存在します。エアモーターと呼ばれるもので、これは圧縮空気でモーターを回してギヤーに力を伝えます。一見してタービンと同じように聞こえますが、エアモーターの場合はタービンのように刃が接続する部分を圧縮空気で回すのではなく、モーター部を圧縮空気で回してその動力をギアで刃に伝えます。

ギヤーを使う分タービンよりは重くなりますが、電気的なモーターの分の重さは省けます。ただ、マイクロモーターを使ったドリルよりは削る力がやや落ちると言われています。そして、このエアモーターはマイクロモーターのように回転数を細かく調整するのが難しいため最近ではあまり使われなくなっています。

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