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予防歯科の効果について、興味深いデータがあります

2018-06-08 11:05:07 | 日記
私は日本で歯科医師として20年間過ごしておりますが、スウェーデンでの歯周病治療を学ぶ機会を得ました。私は歯科における病気を国家として大きく防ぐことに成功したスウェーデンの実例から、治療方法や科学的な考え方、アプローチの方法について実践しているつもりです。口腔内の二大疾患である虫歯と歯周病は細菌感染による疾患であり、ほかの感染症と同様に治療はもちろん予防も十分可能であるということです。何より口内予防が大切なのです。病気にならないための予防。病気が治ったあとにも、そのよい状態が維持されるための予防。この両輪がうまく働いてくれなければなりません。それには、とりもなおさず皆さん方の口内環境への、よりいっそうの関心と知識が不可欠なのです。スウェーデンは教育、啓蒙によって歯科の疾患を激減させることに成功しました。スウェーデンで出来たことが、日本で出来ないはずがありません。このホームページでは、一般の皆様、患者の皆様が、健康な口内環境をつくるために必要な知識や本来あるべき歯科医療の姿を、スウェーデンの知識を生かし独自の視点でお伝えしていきたいと思っております。
歯科材料
予防歯科の重要性
予防歯科の効果について、興味深いデータがあります。定期健診で専門的な歯のクリーニングであるPMTCなどのプロケアを受けている人と、そうでない人を比較したものです。50代を過ぎたあたりから、天然歯の残存数が大きく分かれてくるといった研究結果が出ているのです。予防処置を受けている方は80歳で20本以上の天然歯が残せているのに対し、予防歯科を受診していない方は、セルフケアをきちんと行っているにもかかわらず、ご自分の歯を5本程度しか残せていません。ブラッシングなど日々のセルフケアだけでなく、歯科医院のプロケアで十分な予防をすることが「歯を残せるか」「否か」の大きな分かれ道となってくるのです。

プラークの染め出し
しっかりブラッシングしているつもりでも、どうしてもみがき残しが出てしまうものです。染め出し液を使って、お口の中に残る細菌の塊、プラーク(歯垢)を可視化します。ご自身のブラッシングのクセを把握することで、効果的なブラッシングに役立てます。
染め出しは唇が一時的に赤くなることがあります。お仕事中の方などはご相談頂ければ、歯の表面のみがき残しを確認できる特殊な機械で跡の残らない検査方法がございますのでお気軽にお申し付けください。
ハンドピース
PMTC
専門機器を用いた歯のクリーニングです。自分ではみがきにくい歯と歯の間、歯と歯ぐきの間にたまりやすい汚れやプラークを徹底的に除去します。細菌(病原菌)の数が減るため、虫歯や歯周病予防に役立ちます。処置に痛みがない上に処置後には爽快感があり、口臭改善が期待できる点もメリットです。

生活習慣の指導
虫歯や歯周病は細菌が原因のお口の病気であるため、毎日の生活習慣によって進行が早くなったり抑えられたりします。当院では食事や睡眠時間、喫煙・アルコールといった嗜好品など、口腔内環境への影響が大きい項目についてお伺いし、必要に応じて適切なアドバイスを行っています。

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