セシル・バルモンド展 （ひ）

行ってきました。実はあまり期待していなかったのですが・・・
耳にしていた話では、日本展開催においてセシル・バルモンド氏のイメージに合う展示会場がなく、
開催に消極的だったとか・・・　　　　　　　　　じゃぁ、しょぼい展示なのかなと。
やはり会場は狭過ぎるようだし、展示の解説も直訳的で説明不足じゃないかなと思いました。
広く一般の方々にという雰囲気じゃないと感じちゃったころが非常に残念。

でも、私的には行って満足、刺激的！
あっという間に閉館アナウンスが流れ出し、全てをじっくり見られなかった・・・
展示内容を理解するにも一苦労。（でもそれが楽しかったり）
こういう展覧会は高校生とか中学生とかの若い方達に、
是非体感＜内容を理解するとか、建築展だとの視点ではなく＞してもらいたいものだとつくづく思う。

今日までなので、今からでも間に合う方は是非体感を！

構造デザイナー・セシル・バルモンドの世界

よろけ縞 （ば）

経糸の密度を揃える道具で筬というのがあります。普通は経糸の密度を決めてしまうと
最後まで密度を変えることはできないのですが、このクローバーの咲きおり
は、経糸を上下に開口させる綜絖と密度を決める筬がいっしょになっています。
そして綜絖にいれた経糸をとりはずすことが出来るので織りながら経糸密度を変えることができます。
織りながら密度を変えていくとよろけた縞が出来ます。
普通の機でこのよろけ縞を織るには、よろけ筬という特殊な筬を使わなければ出来ません。



よろけ縞を作るには緯糸何段か毎に経糸をはずして綜絖を入れ替えるので
手間はかかりますが、なかなかすぐれものの織機です。