>米高官「ペンス副大統領はアジア訪問で中国を強く批判する」―米華字メディア
Record china配信日時:2018年11月11日(日)
2018年11月10日、米華字メディアの多維新聞は、ペンス米副大統領が、パプアニューギニアで17日から開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での演説で、中国を強く批判する見通しだと報じた。
米ボイス・オブ・アメリカが10日、米政府高官の話として伝えたもので、ペンス副大統領は演説で、地域の在り方を包括的に捉えた米国のビジョンを提示するという。演説には、中国への強い批判のほか、中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に対抗するためのインド太平洋諸国への600億ドル(約6兆8000億円)の経済援助の方針も含まれる見通しだという。(翻訳・編集/柳川)
トランプ大統領に代わってペンス米副大統領がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出向いてきました。
>演説には、中国への強い批判のほか、中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に対抗するためのインド太平洋諸国への600億ドル(約6兆8000億円)の経済援助の方針も含まれる見通しだという。
中国がすごく気にしています
ペンス米副大統領の例の有名なハドソン研究所で行った対中宣戦布告講演。
中国を名指しでお前は敵だ!もう許せん!
この講演がペンス氏の一時の気の迷いから発せられたものではなく、周到に練りに練った講演でしたから、中国は米国の本気度を見た思いがしたでしょう。
ペンス講演に中国は外向けに、華春瑩(か・しゅんえい)報道官が、
「まったく雲をつかむような、ありもしない捏造(ねつぞう)だ」「断固とした反対」
「両国間の正常な交流と協力を、中国による米国の内政や選挙への干渉だというのは極めて荒唐無稽だ」「米国の内政や選挙にまったく関心はない」「中国に対するいかなる中傷も徒労に終わる」
反対だとは言うが、反撃できない中国、米国を怒らしてしまった悔いがあるのかもしれない。
米国が尤も怒ったものとは、「中国製造2025」であろう。
中国はこれまで韜光養晦(爪を隠して力を蓄える)してきたが「中国製造2025」で中共の本性を見せたわけだ。
米国と並び立つのではなくアメリカを追い落とし、覇権国になると宣言したわけだから、アメリカは驚天動地に陥った。
だからこそのペンス米副大統領講演となったわけで、米国は中共を敵と認識し、中共統治体制が潰れるまでやってやると宣言した。
こうした方針は誰が大統領になろうと引き継がれる、米国はコンセンサスが出来ている。
そのペンス米副大統領がAPECへ来て発言するとなれば、中国は気が気でない。
アメリカが中国包囲網を形成し本格的に動き出す、その手始めとなるのがこのAPEC首脳会議というわけだ。
こちらは読売オンラインの記事
>一帯一路に対抗、米がインド太平洋に6・8兆円
2018年11月10日 YOMIURI ONELINE
【ワシントン=黒見周平】ペンス米副大統領は、パプアニューギニアで17日から開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、インド太平洋諸国を中心とした社会基盤(インフラ)整備のため、最大600億ドル(約6兆8000億円)の支援を行うことを表明する。米政府関係筋が明らかにした。
ペンス氏は首脳会議で演説し、米中間選挙後のトランプ政権の対中国政策として、日本や豪州と連携し、中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗する考えを打ち出す見通しだ。トランプ政権は中国に対し、南シナ海での米海軍による「航行の自由作戦」などで安全保障上の圧力を強化することに加え、社会基盤支援でも影響力を拡大する考えを示す狙いがある。