眼力Blog

反日国の動向をウォッチしています。
自滅する韓国を看取るブログです。
政治、時事問題なども扱います。

朝鮮半島から米軍を爪弾く

2018年11月27日 | 政治

 米国が朝鮮半島に興味無くしてしまったようです。

>米軍、朝鮮半島に爆撃機飛来させず 韓国の要請で
2018年11月27日 AFP
【11月27日 AFP】米太平洋空軍(Charles Brown)のチャールズ・ブラウン(Charles Brown)司令官は26日、韓国からの要請を受けて、米軍の爆撃機を韓国上空で飛行させないことにしたと明らかにした。北朝鮮の核問題の解決に向けた外交努力に猶予を与えるためとしている。・・以下省略

 

 10日ほど前にはソウルのアメリカンスクール(小中高校)の閉鎖も発表しています。
在韓米軍のプレスリリース
在韓米軍は、国防省教育活動(DoEA)太平洋西部地区と協力して、ソウルのアメリカンスクール(小中高校)を2018~2019年の学年末に閉鎖すると発表した。
本廃校決定は龍山米軍基地返還の進行速度との要件を満たすための取り組みの一環である。

 北朝鮮が非核化を一向にしようとしないので、ポンペオ国務長官があたふたと奔走していますが、一向に話は進展しないようです。
その一方で南北間のスクラムはがっちり組まれてしまって、米国も手を焼いているのがわかります。
北の望む要求は韓国の文在寅が代行する形で米国側に伝えられます。
9月の文在寅と金正恩会談で合意された中には、
(1)11月1日から軍事境界線一帯で軍事演習を中止し、緩衝地帯、緩衝水域、飛行禁止区域を設定
(2)非武装地帯を「平和地帯」化
(3)北方限界線一帯を「平和水域」化
(4)軍事共同委員会を組織し稼動させる
緩衝地帯に関しては、軍事境界線から5キロ以内で砲射撃訓練および連隊級以上の野外機動訓練を全面禁止する。
緩衝水域に関しては西海(黄海)で南側は徳積島、北側は椒島までの水域、東海(日本海)では南側は束草、北側は通川までの水域で海上砲射撃および海上機動訓練を中断し、海岸砲および艦砲の砲口・砲身に蓋を設置することと砲門の廃止に関する協議を進める。飛行禁止区域に関しては、固定翼航空機は軍事境界線から東部地域で40キロ、西部地域で20キロ、ヘリコプターは軍事境界線から10キロ、無人機は軍事境界線から東部地域で15キロ、西部地域で10キロ、気球は軍事境界線から25キロに適用される。

非武装地帯に関しては、地帯内の監視哨所をすべて撤去するための試験的措置として軍事境界線から南北それぞれ1キロ以内にある哨所を撤収し、板門店共同警備区域を非武装化する。また、地帯内で試験的に南北共同の遺骨発掘を進め、地帯内の歴史遺跡の共同調査に関する軍事的保障措置を協議する。

北方限界線一帯に関しては、2004年6月4日に署名された「西海海上での偶発的衝突を防止」に関する合意を再確認して履行することや試験的な共同漁業水域を設置する。

 これでは韓国軍は事実上の武装解除に等しい約束を文さんは金さんに約束し、行動に移してしまいました。
一方の北朝鮮はと言うと合意は韓国が守ればよい、それ以上でも以下でもない。

 文さんにとっては、米軍にちょろちょろ動かれるのは、都合が悪いわけです。
ですから合同演習もしたくないし、グアムから爆撃機が朝鮮半島まで出張って来て、旋廻されていては困るんです。
米軍も原子力空母3隻体制で敷いた軍事オプションを、トランプ氏が封印してしまったことは肌で感じているでしょうから、いつ撤退してもいいように、そうした方向に準備しだしたと見ればわかりやすいです。
別に今日明日ではないでしょうが、トランプ大統領も任期はとりあえずあと二年しか有りません。
あと2年と言うことは、大統領選挙への準備期間ともいえますし、これで何が出来ますか。
時間を引き伸ばせば伸ばすほど、金正恩の延命が伸びると言うことです。
彼は独裁者です、選挙の洗礼ありませんしね。
文さんだって事実上の独裁者、地位を脅かされる状況になれば、どんな手段を講じても守ることが出来るんです。

そんなこんなでトランプ氏の身はひとつ、朝鮮半島なんかよりいまは中国共産党相手に忙しいんです。