FF式ヒーターの故障

2004-11-26 17:43:10 | Weblog
約14年使ったM社製のFF式ヒーターがダウンした。前にも電気屋に見てもらって「今度コケたらだめかもしれません」と宣言されている年代ものである。要するに部品が入手できるかどうかが運の境目だということだ。今回は何とかモーターがオシャカになったのだという。メーカーに連絡したら幸運にも部品はあった!2万円だという。FF式ヒーターは高いからね。20万円は優に超すでしょう?2万円なら幸運です。

歩く、逆立ちする、等々

2004-11-25 19:58:19 | Weblog
交通手段を表す一群の表現が英語にはあります。いわく by car, by bus, by plane・・・それに on foot。この on foot は面白い表現ですね。「脚に乗っかって・・・」という感じです。
「on プラス身体の部分」、という表現は on foot だけではなくて、他にもかなりあります。少しここで紹介します。(資料は英辞朗によりました)

*腹ばいで進む  move on one's stomach(belly)
*腹ばいになる  lie on one's stomach(belly)
*仰向けになる  lie on one's back
*肘を立てて腹這いになる lie one one's elbow
*横を向いて眠る  sleep on one's side
*正座する        sit on one's leg throughout

どころが「逆立ち」になると、on one's *** ではありません。
(手で)逆立ちする do a handstand
(手と頭で)逆立ちする  do a headstand

とまるでイヌが芸をするような感覚の表現です。「逆立ちしながら歩く」という芸もありますから
"walk on one's hands" という表現があるのか、と思って検索しましたが、これはありません。動詞が move なら良いのだろうか?たしかに walk とは足にまつわる動詞ですからね。

「逆立ちして歩く」にベターな表現はないのだろうか?それとも欧米人はそんな芸はしないのだろうか?
なお、これらの表現を調べて気付いたのは、on foot と無冠詞になるまで熟したのはこれだけであって、他はすべて on one's *** とmy なんかが要ります。これからかなり時間が経ったら
lie on back とか lie on stomach など熟して無冠詞表現が現れるのでしょうか?

「こだわり」について考える

2004-11-23 20:53:39 | Weblog
昨日は、「かなり怪しげな」日本語と感じられる「1000円からお預かりします」について考えるところを書いた。
そこで今日は、もう一つ「少々怪しげな」日本語と感じられる「こだわり」について考えてみようと思った。
「思った」というのには訳がある。「1000円からお預かりします」については、たとえばGoogleにこの文をそっくり入れて検索すると、多種多様な議論や説がぞろぞろ出てくる。これには正直言って驚いた。
ところが、「こだわり」については、これを国語言語学の面から扱うサイトが見当たらないのである。これはかつて「変な日本語だ」としてだいぶ問題になった表現だったはずだ。それが、言語的考察の対象からは消えている。出てくるのはいきなり「こだわりの***」などの商品のCMなのだ。もう決着が着いた、ということなのだろうか?

「こだわり」の元の言葉である動詞「こだわる」を「辞林」(三省堂)で引いてみると
(1)ささいなことを気にして、そのことに心がとらわれる。拘泥する。
(2)細かいことにやかましくする。
とある。
電子辞書を引いても大同小異で、ある辞書には(2)の意味として「なんくせをつける」と出ていた。
いずれにせよ、プラス価値を持つ語ではなさそうだ。
この怪しげな日本語が現在では大手を振ってプラス価値をたっぷりと与えられてマスメディアでは使われている。「こだわりの博多ラーメン」「こだわりのケーキ」など食べ物に使われることが多いが、「こだわりの木工細工」など、食べ物以外の物事にも使うようになっている。
「こだわる」「こだわり」の特徴は、マスメディア以外では使われることが少ない、ということである。「おい、君、これは我が家のこだわりのラーメンだから食ってくれや」と頻繁に使うだろうか?微妙なところではあるが、それほどは使わないような気がする。これを最初に使ったのは誰なのか、どういう意図で使ったのか、資料が無いのでわからない。
ただ、感じることは、これはいかにも日本語的発想の表現だ、ということと、もう一つはこれは元々企業サイドの用語だったのだろう、ということである。
細かいことまでトコトン追求して職人技の域に達することを良しとする風土が生んだ表現、という感じである。また、マスメディアが扱う「こだわり」という表現には権威主義的な匂いがする。「こだわり」があればそれは万人にとって良い食事なのだ、というように感じられるのだ。「1000円からお預かりします」に比べれば抵抗度はかなり少ないけれども、よく考えると「こだわり」にやたらにプラス価値を与えるのはどうなんだろうか?プラス価値はどんどん増えているようだ。何でも「こだわり」を付ければそれは「良いもの」なのだ。明らかに何かがおかしい。マスメディアとそれに乗った企業が何かを煽っている。もう今では煽る必要もなくなった。だれも疑問を持たなくなったから。
なお、「こだわり」を英辞朗で引いてみると、なんと31もの項目が出てきた。(英辞朗はすごいです!)その大半はマイナス価値を持った表現だった。プラス価値を持つものもあるが、ほんのわずかである。プラス価値を持つものとしては、たとえば “loyalty to a topic” というような場合である。これにしても、英語の loyalty がプラス価値を持つのであって、日本語は別に「こだわり」である必要はない。「執念」でもあるいは「持続する心」でもいいではないか?

「こだわり」がこれほどしっかり日本語に食い込んでしまった今では、私はある程度まではこの表現を支持する。しかしこの表現がどんどん増殖する傾向には、「待った」をかけたいのだ。微妙なゾーンで、どこか日本語としておかしい表現だから。


「1000円からお預かりします。」について

2004-11-22 17:22:11 | Weblog
この表現は散々語りつくされた感じがあります。たとえば「英辞朗」のサイトでこの文を入れて検索してみると延々と果てしなく議論が続くのには唖然としました。語りつくされた感があるので、ここではこの表現は英語になるのかを先ず考えてみる。
そこでまず Excite の翻訳サービスに「千円からお預かりします」を入れてみますと、"I keep for 1000 yen." という奇妙な英文が出ました。これはネイティブには絶対に通じないだろうと思います。それでは逆はどうか、と、"I keep for 1000 yen." を英和翻訳に入れてみると、「私は1000円で続きます」という宇宙語的な日本語が出てきました。これは何を意味するかというと、「千円からお預かりします」という日本語は Exciteさんの能力を超えた表現だ、ということだろうと思います。

「~から」は英語の from にかなり意味内容が似通った助詞で、「出発点」などを表します。だから、英文法的な発想では「1000円から」は副詞句です。そうすると「お預かりします」には目的語が無いことになります。「預かる」は明らかに他動詞であって目的語を必要とする動詞なのに目的語が無いのですね。だとすれば、この文には容易ならざる仕掛けが組み込まれている、と見るのが妥当だろうと思います。
かなり長い内容の文をギュッと短縮したものに違いありません。つまり、「私はあなたから今千円をお預かりしました。この商品の値段は千円以下ですので、あなたにお釣りを渡さなければなりません。(もう一度確認しますが、私があなたから千円を預かったことにご異議ありませんか?)」という内容ですね。(   )内については異論もあろうかと思いますが、「千円からでよろしいでしょうか?」という奇怪な表現をも考慮しますと(   )内の内容が暗示されているものと思われます。意味さえ通じればいいじゃないか、という意見もあるでしょうし、事実意味は通じますし、「日本語としておかしい」と騒いでもビクともしないほど企業サイドではしっかりと根付いております。これは変な日本語を企業側の一方的な都合で強引に通用させてしまった「悪質な日本語」の一例だろうと思います。
客を人間として認識しているのであれば、「1000円をお預かりします。お釣は***円です。はいどうぞお釣をお受け取りください。」と言うのが礼儀でしょう。・・・だとすれば、客を人間とは認識していないのだろうと思われます。事実、忙しい時のレジの心理はそれに近いようなのですね。この表現は、一説によればダイエー系のスーパーから始まった、と言われております。それに、論争を読んで面白かったのは、「後で小銭を出すんじゃないよ」というダメ押しの効果もある、ということです。なるほど、レジを打ち始めてから、客が「あ小銭があった!」と出されるとパニックになるようです。これは客側のマナーの問題ですが。

「1000円からお預かりします」が「言葉の節約」になるかどうか検証してみます。

(1)1000円からお預かりします。325円のお釣りです。どうも有難うございました。またどうぞご利用くださいませ。
(2)1000円をお預かりします。お釣は325円です。どうぞお確かめください。どうもありがとうございました。またご利用くださいませ。

このやりとりでは、「1000円をお預かりします」がたった9文字多いだけです。言葉の節約にはなりそうにありません。

これは一種の業界用語ですから、ダイエーなどの巨大スーパーが意図して「1000円をお預かりします。」に直せば、全国のすべての商店であっという間に直るはずです。それをやらないところに企業の傲慢さが感じられます。

Good morning! は何の省略か?

2004-11-21 19:57:56 | Weblog
副島隆彦氏の「続・英文法の謎を解く」も気になる本である。この人は変なことにこだわるクセがあって、それが書いてある英文法論そのものの信ぴょう性を疑わせるのだ。
たとえばこの「続編」の序文の中で「伝え聞くところによると、私の前著を、床に三度叩きつけた英語学者たちがいるという。」などと書いているが、これはウソだ。本当に英語学者が本を叩きつけたとしても、それは書いた時点でウソになるのだ。ちゃんとした大人ならば、そういうことは本には書かないことになっている。それを敢えて書いたのだから、たとえ現実には本当であっても、本の中ではウソになるのだ。

私は副島氏を買っているのだ。もう少しオトナになってもらえまいか、ということです。
たとえば、「続編」の最初の方に "Good morning."は(彼を批評した渡部昇一氏が言うように I wish you a good morning.の省略ではなくて) I have a good morning. の省略だ、と主張される。 なぜ I wish you a good morning. の省略ではないかというと、そういう英語は聞いたことがないから、というのがその根拠である。それはないでしょうよ。ごちごちの古文であり雅文なんだから。聞いたことがないことを根拠にされたら、シェイクスピアの英語の多くは間違い英語,
ということになりはしまいか?
Have a good morning. という表現ならネイティブの方から聞いたことがある、という。でも、Have a good morning. は Have a good time. などと同列の発想ではあるまいか?Have a
good time. と同列なら、日常会話でかなり頻繁に使われるはずだ。といっても、「だから、I have a good morning. が Good morning. の元の形だ、という証拠にはなり得ないだろう。

ちょっとややこしく書いたけれど、要するに変な理屈は止めて、英文法について本当に言いたいことに誠意をもって専念してくれ、ということだ。

なお、私個人としては、Good morning. は I wish you a good morning. の縮約形だと思っている。ドイツ語にも同様の表現があることが傍証として役立ちそうだ。もっともどうでもいいことではあるけれども。

when, if などの節の中では・・・・

2004-11-20 13:33:51 | 英語
When the rain stops, we'll go out.
If it is fine tomorrow, we'll go on a hike.

など、「時や条件を表す副詞節」の中では現在時制を使う、ということは文法事項としては大変重要な事柄ではあるが、学校の英語の時間にわざわざこんなことを教える必要はない、と以前から感じている。というのは、この文法法則について何も言わなくても教わる方としてはわざわざ
When the rain will stop., we'll go out. だとか、
If it will be fine tomorrow, we'll go on a hike.
などと未来時制で言うなどということは、ゼロとまでは言わないが、99%有り得ないことなのだ。なぜそういう間違いが起らないかというと、ある程度英語をやっていれば、現在形の方がはるかに自然に感じられるからだ。理屈ではなくて、そう感じるのだ。だから、これについてはノーコメントを通す方がどれだけ実用的か分らない。
ところがですね、問題集によくある例だけれど、わざわざ When the rain will stop, ~ とか,
If it will be fine tomorrow, ~というような誤文を作って「誤りを直せ」という問いを作る。
これでは、かえって If it will be fine tomorrow, ~ のような誤用をイメージさせるだけであって、百害あって一利なしである。これは、たとえば現在時制を教えるのにわざわざ
I like flowers. と I will like flowers. を並べて、「私は花が好きです、と言いたい場合どちらが正しいかを選べ」というのと似たり寄ったりだ。

これについては、一応文法を全部教え終わってから、「when や if の中では現在形を使うのだ」とまとめのようにさりげなく言及するのがベストだろう。なんならそれも省いていい。バカな文法事項は省いて、学校英文法を簡素化したいものだ。そういえば「現在時制はどのような時使うか」という項目自体がバカげていると思う。I brush my teeth every morning. なんていう間の抜けた文を引き合いに出して、「これは現在の習慣を表す」などと教えるなんて、生徒への冒涜だと思うのだけれど。そんなこと分らない生徒、居ませんよ。teeth を知らない生徒は居るかもしれないけれど(^-^)。

オレオレ詐欺・・・

2004-11-19 20:14:04 | Weblog
この種の英語を調べるには市販の和英辞典の類は全く役に立たない。「詐欺」は出てくるだろうけれども「オレオレ」はだめだ。こういう英語を知るためのベストな方法は平生からたとえば "The Daily Yomiuri" のような日本で発行されている英字新聞で国内関係ニュースを丹念に読むのが良いけれども、それをやってない人が突然外人に「オレオレ詐欺」のことを説明する必要に迫られた場合は時事英語辞典に頼るしかない。しかも更新が頻繁なネット版でないとだめだ。「RNN時事英語辞典」はこういう場合に威力を発揮する。試しに引いてみるとたちまち出た!
"It's me." fraud とある。これはなかなか良い説明だし、これ以外にはとても考えられない。
まず、"It's me." はほとんどの場合通信、それも電話の英語である。電話が鳴って受話器を取っても相手が名乗らなければ "Who's calling?" と訊くことになる。それに対して相手が答える言葉が "It's me." だ。こういう詐欺が欧米で成立するかどうか知らないけれど、今のところはそういう犯罪がアメリカで頻発しているという話は聞かない。だから始めて "It's me." fraud と聞いても何のことかは分らないだろうが、少なくとも電話が関係する犯罪であることは直ぐに分ってもらえるはずだ。それさえ分れば、全面的な理解まではもう一歩だけである。

このRNN時事英語辞典は頻繁に更新され、社会現象のほとんどあらゆるカテゴリーに亘っている優れたネット辞書である。毎週1回は全部に目を通して、面白そうなものはチェックしておくべきだ。特に在日欧米人を友人に持つ人にとっては必須のサイトだろうと思う。

でかいツラした英語

2004-11-18 21:42:14 | 英語
way という単語を中心とする英語表現のことを考えております。英単語にもいろいろあるけれども、way ほど威張っている単語も少ないのでは?

Come this way. こちらへ来い。(方向)
Do it this way. それはこうやれ。(方法)

この this way は副詞ですが、まあよく使いますね。

~の仕方、という意味から接続詞として猛烈に使われます。
She sang the way I did. (彼女は私の歌う通りに歌った)
It was strange the way he said it.(彼がそう言ったのは不思議だ)

辞書やなんかでこれくらいしか集められませんでしたが、他にも面白い way がいろいろあったように思います。

evening とは何時まででしょうか?

2004-11-17 19:19:15 | 英語
evening という語はなかなか厄介な単語です。もっとも日本語の「夕方」「夜」も厄介なんですけれども。
まずは辞書を引きます。ロングマンの現代英英によれば、"the early part of the night between the end of the day and the time you go to bed" とあります。「1日の終りと寝る時間との間の夜の早い時間帯のこと」というのはなにやら分ったようで分らないような表現です。
では "night" を引いてみます。これには3つの主な「定義」が記されております。まず "the dark part of each 24-hour period when the sun cannot be seen" という純粋物理的定義です。
次に、"the time when most people are in bed" という人間中心の「暖かい」定義、それに "the time during the evening until you go to bed" と事実上 evening の同意語と言うべき定義、この3つです。

あるイギリスの企業に就職した人が、5時の退勤時に同僚の英国人に向かって、"Good Evening."と挨拶したところ宇宙人を見るような目で見られたという話がありました。このような場合は"Good Night." なんだそうです。Good Night とは分れの挨拶です。「さよなら」とか「お休みなさい」です。
evening は人間の活動する時間を指す語”なんですね。要するにアフターファイヴの時間のことです。アフターファイヴにいきなり寝床に入るバカも居ませんからね。
5時で会社とはおさらばなんですからこれは当然 "Good Night." です。会社の同僚に "Good Night" を言った後でかのイギリス人はパブに向かう。そこではまず "Good Evening."(こんばんは)で万事が始まります。"Good Evening." とは「さ、夜が参りました。皆さん楽しくやりましょう!」という「開会の辞」のようなもののようです。"Good Night." とは正反対です。そういえば、evening のつく成句はすべて人間の活動に関するものばかりです。いわく、evening dress、evening coat、evening class(夜間講座)、evening school(夜間学校)、などを見れば一目瞭然です。それに対して night で作る成句には睡眠や夜そのものに関する語が多いようです。いわく、nightcap、nightclothes(パジャマなど)、nightgown(ネグリジェ)、nightlight(常夜灯)などを見れば night がどういう連想を伴って使われるかがよくわかります。

ところで、以上のようなことは少し英語を勉強した人にとってはとっくに常識となってるはずの事柄です。私が興味を持つのは、現代のような夜型社会になった場合に、evening と night はどうなってるのか、ということです。これは当然、日本語の「今晩は」などにも関わることです。
つまり、たとえばコンビニという24時間営業の店ができたりして、人間どうしが午前0時以後に出会うことが多くなってきましたが、何時までが「今晩は」"Good Evening!"で何時からが「おはようございます」"Good Morning." なんだろう、とバカなことを考えてしまいました。いくら西欧人が夜に強いとは言っても、午前3時頃から午前5時頃までの時間は「まともな人間ならばベッドの中に居るべき時間」だろうと思います。違いますか?ところが、コンビにさんでは「まともな人間なら寝床に居るべき時間」などという感覚はないようです。

このようにまことに時間的には無機的な世の中にはなっておりますが、「今晩は」"Good Evening." と「おはようございます。」"Good Morning." を分けるのは外の明るさではないでしょうか?真っ暗なうちは何時であろうと「今晩は」であって、少しでも東の空に曙の光が点れば、「おはようございます」となるのではないでしょうか?でもこれは主に夏場の話であって、冬場は朝6時でも暗いわけです。冬の朝6時には、あなたは何と挨拶しますか?ちらと時計を見て「おはようございます」でしょうか?

なお、24時間営業の店(なんてものが先進諸国にあるのでしょうか?)があったとしても、"Good Evening." と挨拶して数分もすると "Good Night."(良いご睡眠を祈る)と分かれるのでしょうね。



「眼下の敵」 

2004-11-15 18:46:29 | 英語
どういうわけかふと「眼下の敵」という古い戦争映画を思い出しました。1955年英・独共作。監督Dick Powell、駆逐艦船長 Robert Mitchum, Uボート船長 Curd Jurgens,
現題 The Enemy Below
もう筋そのものまでほとんど忘れてしまいましたがえらく面白い映画だったことだけは覚えております。ところが今検索してみると、かなりクールな意見が多いのには驚きました。そうだろうね、1955年といえば今から51年前、終戦後10年後のことだそうです。えらく男くさい映画でした。

ところでこの映画で1つだけはっきり覚えていることがあるのです。駆逐艦とUボートが撃ち合いとなって両方ともひっきりなしに「撃て!」という号令をかけます。その「撃て!」が英・独のどちらの号令かを区別できるように、たしか英軍側は "Shoot!" と言い、独軍側は"Fire!"と言っていたように記憶しております。(その反対かもしれません)
そこで、fireとshootに何かニュアンスの違いがあるのかと変なことに興味を持って辞書に当ってみました。その結果はがっかりでした。fire を引くと shoot と書いてあり、shoot を引くとfire と書いてあります。これでは循環論でどうしようもありません。「撃つ」という意味に関して
は限りなく近い意味の同意語のようです。でも使用頻度はどちらが多いのでしょうか?もっともこんな語を使ってはほしくありませんね。

お粗末な話でした。