日本人にとって英語は難しい

2009-09-26 19:24:26 | Weblog
鳩山首相の英語は合格点だったと思うけれども、日本語のトーンの英語であって、高校生がリーダーを棒読みしているような感じを受けた。
英語を話す日本人というと、たとえばゴルフの石川君だが、こちらも鳩山さんの英語と似ている。破天荒な英語は小澤征爾氏だが、こちらはオザワのエイゴ、とでも言うしかな
あらためて日本人にとって英語(の発音)がいかに困難なものかを思い知らされる。いや困難を感じるのは日本人だけではない。韓国人、中国人などの東洋人にとっても困難なようだ。インド人やアラブの人々にとってもそうだ。流暢な英語ではあるけれども、出身国の言語の影が必ず感じられる。感じられないとすれば長年USで暮らしており、半ばアメリカ人になってしまった人たちだ。
私が強調したいことは、これほど音韻組織が違う言語どうしなのだから、日本人は自分の英語の「日本語訛り」をあまり気にするな、ということだ。学校でもやたらとネイティブの真似をするように生徒を駆り立てないほうがいいのではないか。


鳩山首相の英語

2009-09-25 21:08:12 | Weblog
国連での鳩山総理の演説を耳にした。私個人の評価によれば、鳩山さんの英語は合格点を超えていたように聞こえた。
日本人の英語としては安心して聞くことのできる英語だった。雄弁ではないけれども気負いがなく、演説全体のリズムはしっかりと要点を抑えていた。個々の発音も良かった。たとえばworldのような言葉の発音は日本人にとってはかなりの試練であるけれども、この単語の曖昧母音の特徴はしっかり抑えながらも重苦しくなかった。
「友愛」をfraternityと1語で表現していたが、これは良い単語を当てたと思う。

ま、言葉そのものよりも、鳩山さんの印象はなかなかよかった。笑いすぎず、暗くもない。好感を持った人が多かったのではないだろうか。こういう振る舞いの出来る人を宰相に持ったことは我々にとっても幸いなのかもしれない。