オバマ氏の演説

2009-01-20 19:51:50 | Weblog
オバマ氏の演説CDが売れているそうです。そう、言葉を繰り返し人を煽るようなあの演説は全く独特のものです。したがって好きな人も多い反面嫌いな人も多いだろうと思われます。現に先日オバマ氏のある演説に関して「一神教的な押し付けでとてもイヤだった」という趣旨の反応があるブログに見られました。一つの価値観の押し付け、ということでしょうか?

私個人的にはオバマ氏のスピーチは好きです。理由はたぶん聞くと元気が出るから、ということなのでしょう。ただし、こういうスピーチがやたらともてはやされる時代は、たぶん不幸な時代でしょうね。
ま、就任演説がどうなるか、はもう6時間後に分ります。あまりにキング牧師の演説に似ているのが気になりますけれども。

幇間

2009-01-07 14:46:03 | Weblog
ほうかん、別には「太鼓持ち」とも言います。
不勉強で、「幇間」はすでに廃語だろうと思っていたのですが、今日ある民放の番組に生きた幇間さんが出演したのを見て驚きました。幇間、というと、たとえば漱石の「坊ちゃん」の中の野だいこのような良からぬイメージが付きまといますが、現実の幇間はどうしてどうして大変な芸の持ち主でした。たぶん、多くの落語家を凌ぐだろうと思われます。世の中に対する目も極めて厳しく的確、それでいてそこはかとなく江戸の雰囲気を漂わせておりました。素晴らしい人物とお見かけしました。
幇間を仕事としている人は現在では日本には数人しか居ないのだそうです。要するに、お座敷などに呼ばれて座を取り持ち客を楽しませるのが仕事のようです。起源は遊郭のようです。お座敷に出て客をちょっと見るだけで相手がどういう人物かを見抜くことができる由。それはそうでしょうね。試行錯誤で苦闘しているのでは座は盛り上がりませんからね。

ウィーンフィル ニューイヤーコンサート

2009-01-01 22:14:30 | Weblog
明けましておめでとうございます。
今夜はニューイヤーコンサートでした。個人的な話で恐縮ですが、指揮者のバレンボイム氏はピアニストとしても指揮者としても好きになれない方です。どこか艶が無い音楽、と感じられるのですね。
今夜は本当に久しぶりに聴きましたがどこか心から楽しめませんでした。こういうことは珍しいことです。どんな指揮者でも楽しめるコンサートであるはずなんですけれども。
相性が悪い、としか言いようがありません。その中では「天体の音楽」が良かったです。ま、来年を楽しみにしましょう。