数日前、福島県の安達太良山で遭難騒ぎがありました。シニアを含めた4人の冬スキーのパーテーでした。その日はたしか弱いながらも冬型でした。4人は奥岳から登って山頂付近にたどり着いたようなのです。ところが(冬型なので当然ですが)山頂付近で天候が激変して、猛吹雪になったそうです。安達太良山で吹いたら気温は氷点下20度とかになるそうですね。そこで動いてはいけなかったのですが動いてしまったのです。目的とする方向とは逆の方向に下ってしまったのでした。安達太良山や吾妻山のような穏やかな山容の山は、実はとても危険なんです。自分の居る現在地を判断する手がかりがないんです。(それが原因で、吾妻山では過去に何人も遭難死しております)
4人のうちの一人は大変なベテランなのだそうですが、方向を示すしっかりした磁石としっかりした地図は持っていたのでしょうか?冬の安達太良山の山頂から見下ろすと分かりますが、ほんのちょっと間違えてもとんでもない方向へ行くのです。
そういうわけで、日本列島がすっぽりと大きな移動性高気圧に入った晴天の日以外は冬の安達太良山には登るべきではありません。吾妻山はたぶんもっと危険でしょう。
4人のうちの一人は大変なベテランなのだそうですが、方向を示すしっかりした磁石としっかりした地図は持っていたのでしょうか?冬の安達太良山の山頂から見下ろすと分かりますが、ほんのちょっと間違えてもとんでもない方向へ行くのです。
そういうわけで、日本列島がすっぽりと大きな移動性高気圧に入った晴天の日以外は冬の安達太良山には登るべきではありません。吾妻山はたぶんもっと危険でしょう。