「眼下の敵」 

2004-11-15 18:46:29 | 英語
どういうわけかふと「眼下の敵」という古い戦争映画を思い出しました。1955年英・独共作。監督Dick Powell、駆逐艦船長 Robert Mitchum, Uボート船長 Curd Jurgens,
現題 The Enemy Below
もう筋そのものまでほとんど忘れてしまいましたがえらく面白い映画だったことだけは覚えております。ところが今検索してみると、かなりクールな意見が多いのには驚きました。そうだろうね、1955年といえば今から51年前、終戦後10年後のことだそうです。えらく男くさい映画でした。

ところでこの映画で1つだけはっきり覚えていることがあるのです。駆逐艦とUボートが撃ち合いとなって両方ともひっきりなしに「撃て!」という号令をかけます。その「撃て!」が英・独のどちらの号令かを区別できるように、たしか英軍側は "Shoot!" と言い、独軍側は"Fire!"と言っていたように記憶しております。(その反対かもしれません)
そこで、fireとshootに何かニュアンスの違いがあるのかと変なことに興味を持って辞書に当ってみました。その結果はがっかりでした。fire を引くと shoot と書いてあり、shoot を引くとfire と書いてあります。これでは循環論でどうしようもありません。「撃つ」という意味に関して
は限りなく近い意味の同意語のようです。でも使用頻度はどちらが多いのでしょうか?もっともこんな語を使ってはほしくありませんね。

お粗末な話でした。