福島市で生活するのは本当に危険か?

2011-06-15 18:35:36 | Weblog
それでは、福島市内で暮すことは本当に安全なのかどうか、今私が生活している身の回りの様子で探ってみます。

つい2、3日前、町内会の人が線量計でそこら辺を量っいたのでつかまえて訊くと、ここ(福島市の西部)では、家の中が毎時0.2 ~0.5マイクロシーベルト、舗装道路では1.0~1.2だったそうです。ところが、屋根から雨が落ちる草地では一挙に3マイクロあたりまで跳ね上がりました。さらに、雨どいのあたりでは警報が鳴りました。ということは5マイクロとか10マイクロくらいだったのかもしれません。
雨、溝、草地、枯れ葉、堆肥・・・・これらが(ミニ)ホットスポットになって多くの放射線を出しているようです。さらに、舗装されていない場所、要するに土、も放射線が高いようです。
また、最近熱心な市議会の議員さんが自分の線量計でこの近辺を量ったデータを一覧にして配ってくれましたが、それによると、ここら辺の外の放射線量はほぼ0.9から1.2くらいでした。

そこで、私のライフスタイルでシミュレーションしてみたいと思います。
私はアウトドア派で、4月から6月にかけては6時間近くも散歩、サイクリング、畑仕事などで過ごします。今もそれを変えるつもりはありません。それ以外の真夏から翌年の3月頃までは散歩などで3時間程度外で過ごすことにしております。

そこで、家の中の線量は少し多めにとって1.0とし、歩道などの外は1.5、畑などの雑草などの多い所は3.0として計算しました。

A. 4月から6月まで
   1.畑で3時間 (毎時3マイクロシーベルト×3時間)
   2.畑以外の外で3時間(毎時1.5マイクロシーベルト×3時間)
   3.家の中で16時間(毎時1.0マイクロシーベルト×16時間)
   
  *放射線の平均値は毎時1.28マイクロシーベルト

B. 7月~3月まで
 
   1.戸外で3時間(毎時1.5マイクロシーベルト)
   2.家の中で21時間(毎時1.0マイクロシーベルト)

  *放射線の平均値は毎時1.05マイクロシーベルト
 
    ◎年間の平均値は毎時1.1マイクロシーベルト

    ◎年間の積算量は、9.6ミリシーベルト

以上のようになります。ま、これは放射線量をかなり多目にとっての値ですが、それほど大きな誤差はないのかもしれません。
もし私のシミュレーションが実際の数値に近いとすれば、前に政府が出した安全(?)値の半分であるとはいえ、かなりの数値ですし、子供を育てるには適さない場所ではないか、と推測されます。
ま、ド素人の推定ですから信用はできませんけれども、まったく安心できる状況である、とも考えられないように思います。

福島県が被災する前の福島市近辺の自然放射能は約0.05前後だった、と言われております。年間積算量は0.4ミリシーベルトです。
したがって、シミュレーションとはいえ、現在の福島市は自然放射能の20倍前後の放射能に包まれているようなのですね。もっとも、夏でも戸をピッタリと閉ざして布団をかぶって寝ている、という生活ならば状況は別でしょうが。

また毎時の平均被爆量をかなり低目にとって、たとえば毎時0.7マイクロシーベルトとしてシミュレーションしても、年間積算量は6.13ミリシーベルトになります。これが低い、と言えるかどうかですね。これは外部被爆しか考えない量なので、内部被爆も考えると厄介なことになりそうです。地元の食材を全く食べないことは困難ですからね。

    
   
   

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