It's a shame.

2004-09-29 23:20:48 | Weblog
It's a shame. は It's a pity. と殆んど同じ意味で、口語では盛んに使われます。shame そのものは「恥」という意味ですが、It's a shame. で「残念だ」という意味になるとは面白い。ここら辺が英語の難しいところかもしれません。It's a shame that it rained on the day of your picnic.などと使いますが、「お天道様よ、雨なんか降らして恥ずかしくないのかい?」みたいな感じでもあって、面白い表現だな、と思います。

be all ears のこと

2004-09-29 16:06:04 | Weblog
We are all ears. のように使います。「全身耳にして聴いていますよ」とはつまりは相手の発言を促す表現です。いつか私が一応メンバーになっていたアメリカの SeniorNet というサイトのチャットに無謀にも入り込んだことがありました。こちらはあがってしまい、モタモタしているとこれが来ました。"We are all ears." 狼狽して何とか理由をつけて退室しましたが、ひょっとしたら退室する前にもっと良い対処法があったのかもしれません。

英語で「肉」を何と言うか?

2004-09-29 08:52:49 | Weblog
ヨーロッパはおおむね狩猟民族か牧畜民族であったから「肉」に関する語彙がやたらと多い。日本語の魚の語彙と良い勝負だ。
まず別格として「人間の肉」は flesh だ。
食用肉としては主に哺乳動物の肉を食べるが、総称は meat である。その下位区分としては、まずbeef/pork/mutton(羊肉)/
horse beef(horse flesh)/lamb(子羊の肉)/
venison(鹿肉)/chicken/fowl/turkey/など百花繚乱の様である。子牛の肉は veal という。そうすると、veal - beef の関係は日本のイナダ→ワラサ→ブリなど出世魚の関係によく似ている。出世獣?
lamb - mutton もそうだろう。その他にもありそうだ。これほど入念に肉を区別しても、日本語の「肉」に相当する語、つまり何の肉にも当てはまる語がない。これは不便ではないのだろうか?それに、爬虫類の肉などはどうするのだろうか?ワニの肉など美味しいそうですね。日本語はその点自由自在である。牛肉、鶏肉、羊肉、ワニ肉等々、「肉」の前にその生前の名称をつければいい。便利なことこの上ない。あるものの名称が多ければ多いほど良い、というものではないことの証拠になりそうだ。

wash the dishes のこと

2004-09-28 19:50:40 | Weblog
He helped me wash the dishes.
彼は私が皿洗いするのを手伝ってくれた。

この日本語にべつに問題があるわけではないけれども、正確に言うと「言葉足らず」かもしれない。
the dishes はふつう「食器類」の意味で、plates / bowls / cups and saucers / knives / forks
等々食事で使う食器のほとんどすべてを一括して指す言葉である。ただし、なぜか、銀製の器やガラス器などは除く。
皿(といっても dish はご馳走盛り分け用の深い大皿のこと)だけ洗ってもダメなのだ。あるおせっかいな辞書には、wash the dishes は普通男性か子供の仕事である、と明記してあった。ごもっとも。

関係代名詞 whom のこと

2004-09-28 17:49:39 | Weblog
whom (gangwolf) 2004-09-28 15:54:52

今日は関係詞の復習で、 The man whom I met works at a bank. という文を含む所をやってきた。こんな文あるのだろうか?whom は後回しして、I met には場所か時間の副詞(句)がつかないと格好がつかないように思うのだが。とても居心地の悪い文だ。
The man whom I met at the airport works at a bank. とか
The man whom I met at the station two weeks ago works at a bank.なら文はグンと落ち着く。
さて、今では影の薄いwhom の例文がちゃんと載ってるので困りました、主格 who と整合性を持たせるためにムリに掲げた文のような気がする。今ではこういう場合にwhom を使うことは稀でしょう。The man I met ・・・で最初から通したいものだ。
who - whom - whose などという整合性にムリにこだわるのは愚かだと思う。

なお、この文で最後が the bank ならいいけれども a bank だ。これならむしろ The man
I met at the station is a bank clerk. の方がすっきりしていいだろう。もちろん、
The man I met at the station works for a
bank in this city, なら何の問題もない。

たかが文法の問題集の例文、と思ってるのかもしれないが、カネとって生徒に使わせるものである以上、1つ1つ精選してほしいものです。



what few books I have のこと

2004-09-28 17:47:19 | Weblog

what few books I have (gangwolf) 2004-09-27 19:25:47

I will give you what few books I have.
(私は本はそんなに持ってはいないけれども、
そのどれでもあげるよ)

頻繁に使う用法なのか知らないけれども、ちょっと面白い what です。上記の文は次のように書き換えてもほぼ同じ意味です。

I will give you any of the few books I have.

品詞は「関係形容詞」です。「すべて、いかなる」の意味を持っている関係詞とは面白い。

名訳2題

2004-09-28 17:43:47 | Weblog
名訳2題 (gangwolf) 2004-09-27 20:05:43

英語から日本語に訳されたもののうち「名訳」の名に値いするだろうと思われる文の原文を2つ書きます。皆さん、どうぞ「名訳」にチャレンジしてみてください。それぞれの「名訳」は下にあります。

(1)He eased himself of water.
    *water とは、小便、のことです。
    *たしか中野良夫さん訳の「ガリヴァ-
旅行記」の一節です。
(2)He was an old man who fished alone
in a skiff in the Gulf Stream and
he had gone eighty-four days
without taking a fish.
     *skiff 小舟 *the Gulf Stream
メキシコ湾流
     *福田恒存訳のヘミングウエイ「老
     人と海」(新潮文庫)の冒頭の部
  分です。私個人として「名訳」と
     思ってます。





(1)彼は我慢していた小便をした。
(2)彼は年をとっていた。メキシコ湾流に
   小舟を浮かべ、ひとりで魚をとって日
   を送っていたが、一匹も釣れない日が
   八十四日もつづいた。
    *福田さんは関係節に忠実には訳さ
     なかった。それで、最初の一文だ
     けで、1人の老人のイメージがすっく
     と立ち上がる。  

no more than などについて

2004-09-28 17:36:39 | Weblog
no more than etc. (gangwolf) 2004-09-27 17:28:13

文法の問題集の「比較」の所で必ず登場する
 no more than(=only),
no less than(=as many as),
not more than(=at most),
not less than(=at least)
の4つの数量に関する表現についてですが、この4つが頻繁に使われる重要表現なのかどうかいつも疑問に思ってます。記憶力にかなりの負担をかける割合にそれほど頻繁に使われることがない表現ならばこれらはカットしてもいいように思う。

no more ・・・than・・・はけっこうよく使いますけれどもね。これは重要構文としてしっかり覚えることが必要でしょう。ただし「鯨」などではなくてもっと実際に使われた英文を提示してほしいものですね。

no less ・・・・than ・・・の使用頻度はどうなんでしょうね?









should か 原形か

2004-09-28 17:28:36 | Weblog

It is natural that you (should) be surprised at his words.
He demanded that they (should) help him with the work.

などの表現を教えるのにはいくつか方法があって、何十年教えてもどの教え方を取るか迷う次第だ。

①should をつける、と教える。
②原形を使え、と教える。
③どちらか一方を主にして教えて、もう一つの形もあるのだ、と教える。
④両方を同じウエイトで教えて、こちらは主に米用法、こちらは主に英用法、と注をつける。

少なくともこの4つ方法があって、そのどれも一長一短がある、という厄介な表現である。
私個人的には②を主体として①も英用法としてある、と教えるのが習慣化している。ところが厄介なことには、この表現を「助動詞」の項で扱っている問題集もある。Should の用法の一つとして出てくるわけだ。これは困るね。生徒たちはshould をつけて覚えることだろう。luggage/baggage なら語彙の問題で片付けられるけれども、この should/原形、は構文の根幹に関わる重要問題だ。問題集、参考書作成者は、できれば原形を主としてほしい。それに should がつくこともある、というのは語彙の問題として教えるのが上策だろうと思うのだが。