やっと近くの学校でも土削りが始まります!

2011-06-28 19:28:49 | Weblog
私の家のすぐ近くの小学校でもグランドの土削りがやっと7月2日から始まります。その旨の通知が市役所から届きました。

あの、郡山市で学校の削土が始まったのは4月の末のことですよ!今は6月も終わりで、約2ケ月経っております。これはいったいどういうことでしょうか。4月末以来、福島市では削土については散発的な調査以外何もやっていない、というのが率直な感想です。ここは郡山市よりも常に線量が高いのに、です。今の日本政府とそっくりですね。

これでは避難したほうがいいのかな?

福島市での除染のもう一つの例

2011-06-28 18:47:36 | Weblog
数日前、私の家(福島市西部)の近くの北沢又小学校で県の線量測定と除染(実験として)が行われていたので紹介します。場所は小学校周りの通学路で大き目の側溝が走っており縁石などには点々と草が生えておりました。さらに、側溝には泥水が流れておりました。測定値(地上1m)は、ある箇所では、14.6マイクロシーベルトでしたが、除草して高圧水で除染すると3.28マイクロシーベルトまで下がりました。さらにもう一度除染すると、2.64マイクロシーベルトまでさらに減少しました。5分の1強にまで減ったことになります。

また、同じ所の側溝の無い通学路では、たとえば除染前は5.8マイクロシーベルトでしたが、除染すると1.07まで下がりました。やはり5分の1程度までの減少となります。

この「実験」で見えてきたのは、福島市の湿気の多い草地は5マイクロから15マイクロ、場所によってはさらにそれ以上のとんでもなく高い値の放射能で汚染されているらしい、ということです。また、除草や高圧水による除染によって放射能を半分以下、5分の1くらいまで減らすことができそうだ、ということも分りました。

しかし、問題はその先です。個々の家や個々の学校でそういうことをやっても効果は限定的だからです。ある地区全体で行なう必要がありますが、費用などがかさむので簡単ではありません。さらに、今の地面(土が露出している場所では)の表土をある程度(3cm~5cm)削ることが地区全体の放射能を減らすには必要らしい。
これを実施するとその地区の自然を破壊することになるので、今のところ学校のグランド等以外ではやっていないようです。

しかし、たとえば環境放射能がいつまでも高い所、たとえば福島市の渡利地区などでは地区全体の土削りをやらないといつまでも今のままでいる可能性があります。渡利地区では全町避難か、それとも町全体の(山林も含めて)土削りをやるか、のどちらかを選らばざるをえないことになりそうな気がします。
渡利地区だけではありません。ここ福島市西部だって(やや低いものの)、避難したほうが安全な数値のようなのです。ひどいことになってきてますね。

リンク 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク

資料  福島市内の環境放射能について

47マイクロシーベルト!

2011-06-27 16:44:06 | Weblog
昨日のテレビのニュースで福島県が福島市内の学校の線量を計った様子が出てました。それによると、雨樋の排水口の近くのコケの生えた部分(コンクリート)で47マイクロシーベルトが計測されたが、高圧の水をかけて洗いコケを除去するとほぼ1.0マイクロシーベルトにまで下がったということでした。つまり除染の結果40分の1以下になった、ということです。
除染の結果40分の1以下にまで減らすことができたのは驚きですが、それ以上に驚異的なのが47マイクロシーベルトという価そのものです。
福島市もかなり危険な場所なんですね。

テレビニュースによる測定値

2011-06-17 09:13:46 | Weblog
今日視たあるテレビニュースによる測定値によると、次のようになっております。

A.渡利地区(弁天山山麓)のある民家の場合

 ○玄関の前の土の上(地上10cm) →2.3マイクロシーベルト(毎時)
 ○玄関の前の土のうち表土を3cm削った部分 →1.3
 ○削った土を盛り土した部分 →7.29
 ○隣家の空き地になっている草地 →3.0

 ○リビングの中心部 → 1.0
 ○同じ部屋の子供のコーナー(壁側) → 0.6
 ○2階の子供部屋(ここは放射能が高く現在は使っていない) → 1.0~1.3
 
 *この家では子供のために週末は会津や山形県で過ごすことにしているけれども、かなり  負担となっているそうです。

B.信夫山地区(第一展望台付近)の場合
 *信夫山にはいくつか公園がありますが、ホットスポットになっております。

 ○アスファルトの道路 → 1.5
 ○草地 → 3.0~3.8
 ○草むらの上 → 10を超える地点がある

C.市中心部(春日町)のある民家の場合
 *この家では家全体を除染した上、家周辺の一部アスファルト道路を新しく舗装し直した  そうです。

 ○玄関 → 0.2
 ○2階リビング → 0.4
 ○リビングの窓際 → 0.6
 
 *この家の主人は、学校給食で地元福島の食材が使われているらしい、と不安をもらして  おりました。

D.本宮市のある民家の場合
 *野菜作りが好きなのに、今年はあきらめて止めたということでした。

 ○畑の上 → 1.6
 ○畑の地表 → 2.0
 ○部屋の窓際 → 1.0
 ○子供部屋 → 0.3

以上でした。なんら系統だった調査ではありませんが、傾向は分かります。
私の住む福島市西部は特に数値が高い場所ではないので、部屋の中では多めにとっても0.3~0.5程度か、と推測されます。ま、単なる素人の推測ですが。  


リンク
子どもたちを放射能から守る 福島ネットワーク
福島市防災情報サービス(市測定)
福島市防災情報サービス(県測定)

東京での放射能検査

2011-06-16 19:34:14 | Weblog
東京都の100箇所で測定した放射線量が公開されておりますが、0.08とか0.07などという数字が並んでおりました。これらの数値は、福島市内の現状からみると自然からだけの放射能値に近く、うらやましい限りです。福島市では、たとえば1.3くらいですからね。0.08なら、体内被曝を考慮しなければ、ゼロに等しい数値です。これからも東京の(そして福島以外の場所の)数値が増えないことを切に祈ります。

リンク

子どもたちを放射能から守る 福島ネットワーク




福島市で生活するのは本当に危険か?

2011-06-15 18:35:36 | Weblog
それでは、福島市内で暮すことは本当に安全なのかどうか、今私が生活している身の回りの様子で探ってみます。

つい2、3日前、町内会の人が線量計でそこら辺を量っいたのでつかまえて訊くと、ここ(福島市の西部)では、家の中が毎時0.2 ~0.5マイクロシーベルト、舗装道路では1.0~1.2だったそうです。ところが、屋根から雨が落ちる草地では一挙に3マイクロあたりまで跳ね上がりました。さらに、雨どいのあたりでは警報が鳴りました。ということは5マイクロとか10マイクロくらいだったのかもしれません。
雨、溝、草地、枯れ葉、堆肥・・・・これらが(ミニ)ホットスポットになって多くの放射線を出しているようです。さらに、舗装されていない場所、要するに土、も放射線が高いようです。
また、最近熱心な市議会の議員さんが自分の線量計でこの近辺を量ったデータを一覧にして配ってくれましたが、それによると、ここら辺の外の放射線量はほぼ0.9から1.2くらいでした。

そこで、私のライフスタイルでシミュレーションしてみたいと思います。
私はアウトドア派で、4月から6月にかけては6時間近くも散歩、サイクリング、畑仕事などで過ごします。今もそれを変えるつもりはありません。それ以外の真夏から翌年の3月頃までは散歩などで3時間程度外で過ごすことにしております。

そこで、家の中の線量は少し多めにとって1.0とし、歩道などの外は1.5、畑などの雑草などの多い所は3.0として計算しました。

A. 4月から6月まで
   1.畑で3時間 (毎時3マイクロシーベルト×3時間)
   2.畑以外の外で3時間(毎時1.5マイクロシーベルト×3時間)
   3.家の中で16時間(毎時1.0マイクロシーベルト×16時間)
   
  *放射線の平均値は毎時1.28マイクロシーベルト

B. 7月~3月まで
 
   1.戸外で3時間(毎時1.5マイクロシーベルト)
   2.家の中で21時間(毎時1.0マイクロシーベルト)

  *放射線の平均値は毎時1.05マイクロシーベルト
 
    ◎年間の平均値は毎時1.1マイクロシーベルト

    ◎年間の積算量は、9.6ミリシーベルト

以上のようになります。ま、これは放射線量をかなり多目にとっての値ですが、それほど大きな誤差はないのかもしれません。
もし私のシミュレーションが実際の数値に近いとすれば、前に政府が出した安全(?)値の半分であるとはいえ、かなりの数値ですし、子供を育てるには適さない場所ではないか、と推測されます。
ま、ド素人の推定ですから信用はできませんけれども、まったく安心できる状況である、とも考えられないように思います。

福島県が被災する前の福島市近辺の自然放射能は約0.05前後だった、と言われております。年間積算量は0.4ミリシーベルトです。
したがって、シミュレーションとはいえ、現在の福島市は自然放射能の20倍前後の放射能に包まれているようなのですね。もっとも、夏でも戸をピッタリと閉ざして布団をかぶって寝ている、という生活ならば状況は別でしょうが。

また毎時の平均被爆量をかなり低目にとって、たとえば毎時0.7マイクロシーベルトとしてシミュレーションしても、年間積算量は6.13ミリシーベルトになります。これが低い、と言えるかどうかですね。これは外部被爆しか考えない量なので、内部被爆も考えると厄介なことになりそうです。地元の食材を全く食べないことは困難ですからね。

    
   
   

福島市の被爆による危険度は?

2011-06-15 16:31:31 | Weblog
先日発売されたある週刊誌にのった「人口29万人 福島市内が危ない」というトップ記事はある環境保護団体が行った放射量測定に同行した際の記録です。
そこで、この記事に出てくる放射量によって福島市の「危険度」を考えたいと思います。

現在マスコミなどで被爆量として使われる単位は殆どが「マイクロシーベルト」と「ミリシーベルト」で、ミリシーベルトはマイクロシーベルトの1000倍、という関係です。さらに、マイクロシーベルトは殆どの場合、1時間毎の被爆量として使われるようです。それに対して、我々市民生活に関してミリシーベルトを使う場合は、ほとんどが年間の積算量としてのようです。先日政府はこの年間被爆量の(安全?)限度を20ミリシーベルトから1ミリシーベルト(以下)に引き下げたことは記憶に新しいことです。これは福島市の市民団体の抗議の後のことでした。

私のようなド素人はいったい年間何ミリシーベルト以下なら安全なのかさっぱりわかりませんし、そもそも「・・・・被爆しても安全」という考えそのものがよくわかりませんが、いちおうこの週刊誌の中に記録されている毎時の被爆量と年間積算被爆量の数値を並べてみたいと思います。年間被爆量、とは、「毎時被爆量×24時間×365日」ということです。

A 福島市内のある公園の場合(たぶんS公園、と思われる)
  
  盛り土 →毎時6.3マイクロシーベルト →年間5.51ミリシーベルト(以下略して       書きます)
  枯れ葉の塊 →4.2 →年間3.36
  トイレ裏の雑草の生えている地面 →9.1 →年間7.97
  トイレ入り口の排水口付近 →2.5 →年間10.95

B 阿武隈川向うのある中学校の場合

  駐車場そばの倉庫付近の土 →360 →年間315.36(アッと驚く数値!)
  この土を除染した後では  →45 →年間39

C この中学校近くのある私立保育園の場合

  保育園に至る歩道の側溝 →2.0 →年間1.75
  雨どいから水が流れ落ちる所 →19.6 →年間17.16
  別の雨どいの下 →35 →年間30.66
  ブランコの木製椅子部分 27.2 →年間23.88
  保育園の裏に積んであった枯れ葉 →90.9 →年間78.84(驚異的数値!)


以上ですが、これを見ると、福島市内のホットスポットの放射線量がいかに多いかが伺われます。ただしこれはホットスポットでの話であって、福島県が公式HPで発表している福島市の放射線量は1.3マイクロシーベルト(毎時)です。

さてそれでは、先ごろまで安全(?)規制値としていた「年間20ミリシーベルト」は、毎時に換算すると「2.28マイクロシーベルト」となり、これは避難命令が出た飯舘村の数値に近いものです。
逆に、市民団体の抗議の後で政府が改めた「年間1ミリシーベルト(以下)」は、毎時に換算すると「0.11マイクロシーベルト(以下)」になります。
これで、現在の福島市の「危険度」の一端が伺われます。


  


お詫び リンクが作動しておりません!

2011-06-15 06:52:40 | Weblog
昨日の書き込みの中で紹介した「子どもたちを放射能から守ろう 福島ネットワーク」へのリンクがうまく作動しておりません。設定がまずいのでしょう。いろいろ試してみますが、しばらくの間URLで開くようお願いします。申し訳ありません。