オレオレ詐欺・・・

2004-11-19 20:14:04 | Weblog
この種の英語を調べるには市販の和英辞典の類は全く役に立たない。「詐欺」は出てくるだろうけれども「オレオレ」はだめだ。こういう英語を知るためのベストな方法は平生からたとえば "The Daily Yomiuri" のような日本で発行されている英字新聞で国内関係ニュースを丹念に読むのが良いけれども、それをやってない人が突然外人に「オレオレ詐欺」のことを説明する必要に迫られた場合は時事英語辞典に頼るしかない。しかも更新が頻繁なネット版でないとだめだ。「RNN時事英語辞典」はこういう場合に威力を発揮する。試しに引いてみるとたちまち出た!
"It's me." fraud とある。これはなかなか良い説明だし、これ以外にはとても考えられない。
まず、"It's me." はほとんどの場合通信、それも電話の英語である。電話が鳴って受話器を取っても相手が名乗らなければ "Who's calling?" と訊くことになる。それに対して相手が答える言葉が "It's me." だ。こういう詐欺が欧米で成立するかどうか知らないけれど、今のところはそういう犯罪がアメリカで頻発しているという話は聞かない。だから始めて "It's me." fraud と聞いても何のことかは分らないだろうが、少なくとも電話が関係する犯罪であることは直ぐに分ってもらえるはずだ。それさえ分れば、全面的な理解まではもう一歩だけである。

このRNN時事英語辞典は頻繁に更新され、社会現象のほとんどあらゆるカテゴリーに亘っている優れたネット辞書である。毎週1回は全部に目を通して、面白そうなものはチェックしておくべきだ。特に在日欧米人を友人に持つ人にとっては必須のサイトだろうと思う。