
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
徳島県神山町の【四国山岳植物園・岳人(がくじん)の森】
創作日本料理【観月茶屋(かんげつちゃや)】
料理長のミツルです。
いよいよ来週には剣山スーパー林道沿線の紅葉が本番に突入しそうになってきました!
今日は久しぶりに晴天に恵まれ、多くの行楽客の方が奥山の秋を感じに訪れました。
岳人の森の花々はいよいよ終盤!現在はセンブリやリンドウ、ミセバヤが群生こそしてはいませんが、あちらこちらで小さな花を咲かせています。
罰ゲームの代名詞「センブリ」(笑)!でも花はとても可愛いのです!
「千回振り出してもまだ苦い」が語源だそうですが、やはり生薬としては苦さNo.1だそうです。
リンドウも秋の日差しを感じて花を開いています!
ご存知の方も多いとは思いますが、「リンドウ」は晴れた日にだけ花を開きます。専門用語では「光傾性(こうけいせい)」とか「傾光性(けいこうせい)」と言われる植物の反応運動です。
朝日を浴びて花を開き、夕暮れには花を閉じる。晴れていれば開きますが、雨天や曇りでは開きません。この運動を一つの花につき数日間繰り返します。詳しくは分かりませんが、おそらく受粉と密接に関係があるのでしょう。(雨の日でも咲いたほうが受粉の確率が上がりそうなものですが、その理由はわかりません)
そして園内にはありませんが、「神通滝」周辺などの湧水地でごく普通に見られる「シラネセンキュウ」もとても可愛らしい花です。押し花作家の方がこの花で作品を作られていましたが、小さな花火みたいで綺麗でした。
これらの花が終わるといよいよ園内も紅葉、そして園内では今シーズン最後の花となる徳島固有種の「ナカガワノギク(那賀川野菊)」と、ヒメシャガの草もみじが、木々の紅葉との共演を見せてくれます。
紅葉見物や登山と合わせて、園内散策をお楽しみいただければと思います。
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