2011年3月9日のブログ記事一覧-おれはここで生きている

昼定食は佐渡産カキのフライ

2011-03-09 17:54:59 | Weblog

今日は市場が休み。
新雪に覆われてたが雪雲が朝日とともになくなってしまった。
昨日も新雪だったが今日も新雪。
そして同じ雪を見たことがない。
温度や量や降り積もる時間ですべて違う。
優しい新雪が弱い光で青みを含み、ちょっと高い鳶沢の峰の唐松を飾ってる。
あの唐松も春になれば芽吹きカスミソウのような緑が胸を締め付ける。

昨晩の記憶が蘇り、８０歳の詩吟の先生の詩がおぼろげに浮かんできた。
菅原道真が１２歳で詠んだ詩。
御題は忘れたが月夜に白梅を見たら星の海のように梅が浮かんでたと言う情景。
当然夜の梅の香り。
恐るべし学問の神様と思った。

お昼に予約があり、板長が休み。
これで泥臭いのが出せると張り切ったら疲れた。
身欠き鰊を骨切りして冷凍にしておいた山椒の葉と酢と醤油で漬け込んだ物を出したり。
筋マグロを筋きりしてズケにし、とろろをかけてうにとワサビを載せた。
鯛とひらめのあらをみそ汁にして出した。
これが一番受けたようだ。
お昼の定食は佐渡カキのフライ。
当然筋マグロのヤマカケが付いた。
三時過ぎ小雨がやがて雪に変わってきた。
夜予約がないので早仕舞い。

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ヒラメに噛まれたり酔いつぶれたり

2011-03-09 08:22:13 | Weblog

朝、思いがけない雪景色が出現した。
ミゾレで雪にはならないと思ってたから。
一晩で新雪に覆われ、新たな感動。
もう大雪は無いという安心感からと、後何回新雪の景観に会えるだろうかと思える気持ちが交差する。
経済をのぞけが最高な所に生きている。
メシマコブのおかげか、大雪のおかげか、去年から風邪を引かない。
チョットデブッタせいもある。
もうダイエットを始めなければ。

明日は市場が休みなのと、カメラを持っていたので久しぶりに素材を撮る。
ヒラメと鯛、他の７キロのヒラメを持ち上げようとして頭と尾を両手で持ち上げようとしたときに、頭の方の小指がするりとヒラメの口に入ってしまった。
少しだけ開いた口の中は噛みついた魚を逃がさない様に歯の向きが内側にむいている。
小指に鋭い歯が二本食い込んでしまった。
引き抜こうとするとナイフで裂かれた様になってしまう。
大慌てで貝剥きで口をこじ開けてもらった。
あまり驚いて体が反応したのか、すぐ血は止まって傷口が閉じた。
化膿するかと思ったら今日はなんともならなかった。
かなり免疫力が高い。
肝はサメの肝。
買い手が無いので頂いた。
味付けして煮たら、脂がほとんど、豚の油を煮てラードをとったようになった。
癖がなく普通の肝の味がしたが、アンコウの肝があったので捨てた。
昔肝油を食べたけどコレラが材料だったに違いない。