和南津太子溝

前日の疲れが朝日を眺めてると一本背負いで体からはがせるような気分になってきた。
年を取っても気力は大事などとぶつぶつ言いながら除雪隊の朝食作り。
晴れた日は四人分でいいが、作業工程は同じ。
利益や手間などなく、ほとんどアホの仕事と思うことしょっちゅう。
いやボランテアかなと思ったり。
土曜日はきっと今年一番の宴会数になるだろう。
今日は予約が三つ。
その一つ自分達の職人の会がある。
聖徳太子像のある掛け軸と代々伝わったお神酒入れに酒を注ぎ饅頭を盛って手を合わせる。
その後一杯がいつもながらの楽しみ。
去年は一人が脱会。
子供みたいに駄々をこね帰った。
今年は８０歳の長老が欠席した。
現役で茅葺屋根の職人をやってる。
この会が無いとあえない人達。
つい二日酔いになるほど飲んでしまう。

ウルイとフキノトウで胡麻和えをした。




いつもの鷺が食後の瞑想中。
春になって周りがにぎやかになってきた。
鳥たちもつがいになったり、野良猫は夜出歩き疲れて朝帰り。
今日は施設にいる父の所にお金を届けに行った。
ユリの花４把を持ち。
３把は父の施設、残りは隣の施設。
父の所に行くとストーブの前で居眠りしていた。
ゆすると目を開け今まで一番の笑顔をした。
今まで奥に悲しさを隠してたのに。
俺わかるといったら、判ると言いかけ判らんと笑った。
妹がかすみがうらで魚野川と同じ名の店を出したよと伝えた。
ほうか、と嬉しそうな笑顔が帰ってきた。
韓国の教授たちが旅行社二社連れて春やってくる。
ソウルで一時間の駄演が実ったようだ。
尾瀬とガクさんが自慢する魚沼に会いに行くと、嬉しい言葉を頂いた。


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