長い河の流れのごとく

長いようで短かく感じる時間の流れ、その煌く時間の姿を解く

国民年金免除・・・

2006-06-14 | Weblog
社保庁の国民年金免除手続問題で本人の申請なしに手続をしたことに関しては大きな問題がある。本来の手続きは全て自己申告ということが基本であるのに、この一件で全ての基本が崩れたようだ。今受給している人達とか、これから受給する人達は裁定受給申請を自分の手でしなければならない。それも期限の来るたびにしないといけない仕組みだ。これを一回限りの受給手続きで済む様にするのが先決だ。とにかく今回のこの免除問題は、ライブドア問題とか村上ファンド問題の比ではない。国の組織的犯罪問題と思う。前者は仕組みの問題であり、リスク商品販売の明確なルールの隙間を商売に利用しただけであり、自己責任のルールで解決できることでありますが、後者は公金問題であり、国家組織であり、その規模ときたら20万人を超す対象者が絡んでいます。一度甘い味を覚えるとずるずるとその方向に進むのが人の情というもの。こんなことは許されることではない。真面目なものが馬鹿を見ている。いっそ全てをご破算にして、構造改革の名の下で社会保険庁を解体し新しく社会保障省とし、全て税金でまかなうように仕組み変更してはどうか。所得制限の無い一律年金額では・・・。変化は進化だ。