民主党の言うアジアの平和という詭弁

アジアの平和ということを左派の人々はよく言います。
無論、民主党も主張します。
タイトルの写真は民主党の候補の人が、中国・北朝鮮を背景に作ったポスターで日本はほとんど写っていません。

こういうのがアジア重視な姿勢なのでしょうか？
この方は自分のサイトで「韓国国連常任理事国入りｆｉｒｓｔ！」と言っていますが、まぁ、本心はわかりません。

でも、私が思うアジアの平和ってのは、中央アジアの人々やチベットの人々が人民解放軍に銃をつきつけられずに生活できる世界のことだと思います。
拉致された日本人が帰ってきて、台湾海峡が安定化してこそ日本は平和になると思っています。

ところが、たとえば私が入っている政治関連のMLに
「今のアメリカのように、さらに競争社会にして貧富の格差を拡大して、
自国の国益だけを追求していく国にしていくのですか？
またそんなアメリカといっしょにやっていくのですか？」


というメールを送った左派の運動家の人がいました。
彼はアメリカ型よりもヨーロッパ型がいいといいます。私もそう思います。

私はアメリカという国が嫌いだし、あの国のやっていることというのは、
覇権主義であり、国家による監視社会だと思います。
ハリケーンの被害も自業自得というか、同情の余地はあまりないですが、被害にあっ
ている人が貧困層に多いと言うのはアメリカらしいなぁと思います。
暴力や略奪があるのもアメリカらしいですね。

そのアメリカに追従することの危うさはわかっています。
しかし、アメリカに追従反対！！という本心は中国に服従すべしという野党側の主張やイデオロギーはより危険であると思います。


少なくとも貧富の格差にしても、人権にしてもアメリカの方が中国よりはるかにまし
です。

アメリカには中国が毎年１０００人ほど行う公開処刑もありません。
少なくともある程度の発言や言論の自由はあるが、中国には当然ない。
中国のように金がないと大学にいけない共産主義国ってのはもはや共産主義を使った搾取装置だと言えるでしょう。
貧富の差はアメリカよりも中国の方が上ですし、これはさらに広がり続けています。

無論、アメリカ型の自由経済万能論も破綻していて、自由主義が雇用を生むとか、貧
しい人にも仕事が来るなんていう幻想もウソだと暴かれています。
でも、まだアメリカの方が中国よりましではないのか？

左翼はアメリカに追従しないとして、ではどうするのか？
本当に中国についていくのか？
日本が台湾と友好関係を維持するなら、「日本は核攻撃を覚悟しろ！！」
と中国が公言してはばからない状況で、アメリカの軍隊を追い出すことは自国の利益
にならないと、私は思っています。

もし、アメリカと中国のどちらかに追従しろというなら、僕は間違いなくアメリカが
いいです、世論調査などを見れば左翼以外はそう思っているはずです。

いいかげんに日本の左翼は自分たちが負けた（現実にも世論にも）ということを踏ま
えた上で、現実的な外交政策を提示すべきでしょう。
アメリカ嫌い、北チョンマンセー、中共万歳！！では政策とはいえません。

しかし民主党は、中国万歳は政策だと思っているようです。
アジアの平和というからには、チベットや東トルキスタン（ウイグル自治区）、台湾もアジアの平和に含まれると思うのですが、岡田氏には中国様の横暴は一切見えないようです。

アメリカの横暴に追従する自民党、という構図がたとえ事実であったとしても、アジアの真の平和なんて興味がなく、中国の横暴に盲目的に服従する民主党のやり方はよりこの国にとって危険だろうと私は思います。

候補の中には常任理事国入りは世界の嫌われ者韓国が一番で、日本はその後、といって、朝鮮半島と中国を背景のポスター作る人までいる始末。

この政党に勝たせてはいけません。

もっと大事なことがある。それは中国・北朝鮮だ！！
ですか？