ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

ユニセフ募金やめました (アニメ萌えじゃないですよ)

2008年03月20日 | 格差社会を考える
先日、5年間続けてきたユニセフのマンスリーサポーターを辞めました
月々3000円でも5年だと18万円なんですね。 結構積もれば山となるなぁ

理由はいま世間を少しにぎわせている、児童ポルノキャンペーンです。
http://www.unicef.or.jp/special/0705/index.html

反論記事としては、こんな感じ
「準児童ポルノの根拠は」──MIAUがユニセフ協会に公開質問
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=436452&media_id=32
「児童ポルノ法改正」に潜む危険
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0803/17/news010.html


マンスリーサポーターを解約したかったので、
ユニセフに先日メールを送って、

「子供ポルノの違法化の取り組みで、正直、ついていけないなぁ と思ったので、解
約させてください
ユニセフを見た限りでは日本独自の取り組みに思えましたので、今後はユニセフへ
の直接募金など、別の方法で子供たちをサポートできればと思います
申込時の情報は下記になります。御手続なにとぞよろしくお願いいたします。」
(以下略)

としたところ、日本ユニセフは即日の解約をしていただけました
すごく丁寧な組織です

後日、誤解があるといけないので、ということで、今回のキャンペーンの位置づけなどのメールをいただいたのですが、それへの返信の一部が以下です。
アニメ萌えではない理由を書いたつもりです。
(相手からいただいた文面は含まないようにしています)

以下 メールで送った文面の一部

「私が今回のキャンペーンに対して反対しているのは、アニメや漫画が日本の文化
だという世間で見られる論調とは異なります

私が反対する理由は2点あります。

一点目は
ご提示いただいた資料中で
「子どもポルノをオンラインで見るということと、(実際の子どもへの)接触犯
罪を犯すということとの正確な関係ははっきりしていません(中略)しかし、こ
うした画像を視聴することと犯罪を犯すこととの相互関係についての調査は、い
ろいろと試みられています。」引用終わり

といっているように、アニメ、漫画内での性的描写を違法化することで、子ども
が守られるようになる という具体的な根拠は示されていません。

実在する子どものポルノの所持についての違法化については、子どもの権利の観
点から正当化されると思いますが、アニメや漫画については日本ユニセフのサイ
トを見ても、どのような観点から正当化されるのか理解できませんでした

自由が重んじられる社会において、ある行為を違法だ とするには、相応の理由
が必要だと考えています。
もし具体的な根拠を示されないままに、正義を振りかざして大した説明も無く、
ある表現方法を違法だとする人々がでてくるのであれば、私は自由を守るために
戦うべきだと思っています
少なくとも、そうした行為をする勢力を私は支持することはできません。
もちろん、日本ユニセフの方々が分別ある方であることは理解しているつもりで
すが、少なくとも公開されている情報からは、私は、一つの表現方法をとった人
間を今後有罪とすべきだ という正当な理由を読み取ることができませんでし
た。もしよろしければ具体的な論拠を教えていただけると助かります。



二点目は
今回の児童ポルノのキャンペーンのように、世の中から違和感を持って受け止め
られるような行動をすることは、子どもたちのための代弁者をしようとする人々
の説得力を徐々に失っていくように思います。
そして、私たちのように途上国の子供達のために何かをしたいと思っている人た
ちが、世間的な常識やバランス感覚を欠いた人々であるように思われることは、
自分にとって不利益なことです

児童ポルノのキャンペーンに賛同できない理由は以上です。

募金というのは民主的な意思表示の一種だと思っています
世の中で正しく、有効な機能を果たしてくれるであろう組織を見つけて、そこに
一票を投じるようなものだと思っています。
そうした立場で募金をとらえると、組織に対して完全な信用を持てない状況では
募金を控えさせていただくのが良かろうと思った次第です。

長文失礼いたしました。 
引用以上」

ってな感じで、どうも正義を自意識しすぎているように思うんですよね。
本当に子どもを守る方向からずれているように思います