ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

チベットへかける思い

2005年04月24日 | 政治・経済・社会現象
ダライ・ラマ法王日本代表事務所というサイトがあります。
ダライ・ラマといえば、チベットの最高位に位置する僧であることは多くの方がご存知でしょう?

ですが、このチベットが中国共産党の統治下にあることをご存知でしょうか?
中国共産党は1949年にかつて(古代に)中国がチベットを統治していたことを理由に進軍しました。
サイトによると経緯は
「1949年、中国の人民解放軍はチベットに侵攻して全国土を占領し始め、ついにはダライ・ラマ法王がインドへ逃れ、1959年3月に勃発したラサ蜂起が鎮圧されるに至った。ダライ・ラマ法王に続いて、約8万人ほどのチベット人が亡命し、インド、ネパール、ブータンに定住した。難民の流入は今も続いている。現在、難民の数は、亡命中に生まれた者を含めて合計13万人以上となっている。」
と言われています。そして1949年~1979年の虐殺で
http://www.tibethouse.jp/human_rights/human36.html
多くの人が亡くなりました。13万人いた人口は6万人までに急減しました。

このときの惨状は
「青海省での残虐行為をすべて取り収めた映画があれば、観客は大きな衝撃を受けるに違いない。ゴロク地区では多くの人たちが殺され、死体は丘の上から濠にむけて転げ落とされた。解放軍兵士たちは遺族に向かって、反乱が一掃されたのだからお祝いをしろと言った。あるいはむりやり死体の上で躍らせ、最後には機関銃を掃射した。」
と言われており、他の資料によれば、共産党軍は統治で殺戮、強姦を繰り返し、尼僧の女性器に5万ボルトの棒を挿入して殺したと記録されています。

日本人の多くに大乗仏教の聖地として慕われるチベットですが、中国が過去から現在にかけて行ってきた民族浄化でチベットという文化はあと数年で消失しようとしています。
それは、男性の男根を切り取り、チベット人女性に共産党軍の子供を生ませるという、民族を根絶やしにしようとする手法や、チベットでの学校教育などによります。
しかし、チベットは1949年からの虐殺を逃れて周辺国に亡命した人々がおり、彼らはまだチベット式の仏教を守っています。中国に国際世論で屈服させて、チベット人民を解放できれば、まだ戻れる可能性は少しだけ残っていると信じています。 

また、中国はチベットだけではなく東トルキスタン(ウイグル自治区)でも独立もしくは民族の再興を求めて戦っている人々がいます。

しかし、中国の強大な軍隊は外国に向けている力よりも国内に向けている力の方が大きいため、こうした独立運動はすぐに鎮圧され、投獄・虐殺されます。
中国はいまだに年間1000人以上を公開処刑しています。

そしてこの国は残虐と傲慢さで国を運営している連中です。
年間3000億円近いODAを受け取っている中国のODAへの言葉は「評価する」です。
決して、「感謝する」とは言いません。

我々は本当にこんな国にこび続けながら友好を築いていかなければいけないのでしょうか?
安い中国製品が、などといいますが、民族の誇りも、国際正義も、たかだか安い労働力ごときのために明け渡すべきではありません。
ベトナムやマレーシーアなどのように親日的で日本の投資を待ち望んでいる国々もたくさんあります。

最後に、 「台湾人と日本精神」 著 蔡焜燦より
「戦前の日本の台湾統治に対し謝罪する必要などありません。戦後の日本政府は深い絆を持ちながら世界で一番の親日国家である台湾を見捨てました。謝罪すべきはむしろ戦後の日本の外交姿勢です」

という言葉の意味を冷静に考えましょう。

中国が隣国で大きな市場と安価な労働力を持っているから という理由だけで、中国が行っている横暴をこびへつらって許す行為は後の歴史家に愚行と評価されるでしょう。
独立国家であるべき、チベットや東トルキスタン、そして本当に親日的な人々の国台湾を見捨ててまで、何が常任理事国入りか。
親中派は正義を軽んじる恥を知れ。